セガサターン発売寸前(セガサターンの発売日は94年11月22日)にメガドライブ用ソフトとしてリリースされた「幽★遊★白書〜魔強統一戦〜」は格闘ゲームとしてだけではなく、「原作へのファン魂」が開発に反映された魅力的なゲームとして未だに高額で取り引きされている。

ストーリー的には仙水編までを軽く踏襲しつつもほぼ無視。
原作に無い格闘大会という設定で4人が同時に戦う格闘ゲーム。
攻撃相殺、超必殺技、体力・霊力(気力)2ゲージ制、ノーガード霊力回復、2段ジャンプ、必殺技フェイク(キャンセル)、2ライン、ガードボタン、6ボタン対応(3ボタンでも問題なく遊べる)……と考えられる当時の格闘ゲームのシステムをほぼすべて盛り込んでいる。

必殺技は「236+攻撃」「22+攻撃」「28+攻撃「攻撃連打」「A+B」「横方向x4」「空中で横方向x2」のいずれかのコマンドで出すことが出来るので7種類のコマンドを覚えるだけで全てのキャラクターを使うことが出来る。
(コマンド表記はパソコンのテンキーを十字キーに見立てたものです)

霊丸(れいがん)などの射撃系の必殺技はコマンド入力後ボタンを離さない事で霊力をためて大きな攻撃をすることができる。さらにためている途中でCボタンを押すことで霊丸自体の発動をキャンセルする事が出来るので射撃を逃れるためにジャンプした敵に対空攻撃で対処するといった事もできるが、キャンセルしても霊力はためた分失われるので一方的に有利というワケではない。

攻撃相殺のシステムが他格闘ゲームではなかなか無い魅力となっている。
防御ボタンを押す事で相手の攻撃を防ぐのではなく、こちらも同じ属性の攻撃を出す(上段攻撃なら上段攻撃を)事によって攻撃同士がぶつかり合い一瞬お互いの動きが止まりどちらもダメージを与える事が出来ない。
ここから次の攻撃をどうするかという戦い方が楽しめる。
浦飯幽助と幻海の百烈拳(連打攻撃)同士の相殺などビジュアル的にも操作感的にも楽しい。

体力が少なくなってから使える超必殺技は当時のお約束としてマニュアルには一切記載されていないので自分で見つけるしかない。
超必殺技のみキャラ固有コマンドの為、探すのはチョット面倒。
さらに体力残10%以下(点滅するのですぐわかる)、気力残90%以上が発動条件。
なかなか出すのが難しいだけあって当たれば効果は抜群。

飛影の超必殺技「邪王炎殺黒龍波」は手から黒い龍を飛ばす強力な射撃系必殺技で、原作通りに龍を操作する事が出来、さらに原作通り自分(飛影)に当てて飛影の攻撃力をアップさせたり(ただし霊力はつねに消費されていく)蔵馬や幻海が超必殺技発動時のみ妖狐や若幻海に変身したりという原作ファンをニヤリとさせる演出まで入っている。

4人同時プレイ・攻撃相殺・2ラインなどのゲームシステムは後にセガサターン用ソフトとして発売された「ガーディアンヒーローズ」、ニンテンドーDSで発売された「BLEACH DS 蒼天に駆ける運命」に受け継がれている。

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