設定…C/ストーリー…C/システム…B+/グラフィック…B/音楽…B
実質的には「グランファンタズム2」っぽい作品です。わざわざアトリエシリーズから区別した意味が分かりませんが(グンナルのアトリエだから?w)、とりあえず「アトリエ→アルトネリコ」のようなめぼしい変化はありませんので、従来のアトリエシリーズと区別して見る必要はありません。
また、発売当時の頃は一部の方が過大評価されているように窺えましたが、その意見に釣られて買ってしまうと人によっては後悔するかもしれません。結局、イリス以降のアトリエシリーズ(「イリス」「イリス2」「グラファン」(リーズは例外))の箱庭の中からは抜け出せていない作品なので、今作が突出的に面白いというようには到底思えませんでした。
しかし、実にアトリエシリーズは全体的に質が高いように思えるので、今作も従来通り楽しめました。新しい絵師さん(芳住氏は、前作グランファンタズムのアンケートキャンペーンの書き下ろし壁紙に参加されていた方です)の絵も非常に上手く和めるので、とてもキャラクターに好印象を持てましたし、一枚絵も非常に上手く描かれていました。立ち絵の表情も実に豊かで良かったです。
レビューするのに少し厄介なのがシステム面なんですが、大まかに見ると素晴らしい進歩を遂げたように思えます。戦闘システムにおいては、単調化してしまうコマンド型の戦闘に、めくるめくキャラ交代をして戦術を立てていくという要素を加え、また前作から引き継いでバーストモードを搭載しているのでとても充実した面白いものとなっています。
他にもグロウブックという、調合したアイテムによって様々な要素が解放されキャラクターのレベルを(感覚的に)上げていくようなシステムもあり、調合をより楽しませ、よりやり込ませるような面白さが感じられました。
しかしその一方で、細かいシステム面がおざなりにされているように感じました。例えば、調合する部屋が2箇所に分断化されているのでその部屋の行き来が面倒臭い点や、ダンジョンでの夜の時間のデメリットが狂おしい点や、エンカウントする時の剣の振り下ろしのレスポンスが非常に悪い点など、地味にプレイヤーを苛立たせてくれます。
アトリエシリーズ伝統である、実在した錬金術師の名を作中に用いることも今作に取り入れられています。錬金術をテーマに今回は舞台が西洋風の学園ということなので、その世界観の確立や面白みのある視野を持たせるためにも、生徒の中や主要キャラのほとんどを西洋の科学者や錬金術師、哲学者や数学者にして、史実に基づいたイベントを用意するのも面白かったのではないかなぁ…と思ったりもします。
例えば、さりげなく教室にいるNPCに話しかけてみるとそいつがプラトンで、「君は美のイデアを分有している」とか言ってきたり…。他にも、学園内の共同浴場に浸かっているNPCがアルキメデスで、突然「ユリイカー!!」って叫んでそのまま裸でどっかにすっ飛んで行ったり…。
ガストはそんなギャグが得意そうですしねw
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プレイステーション2マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜
- 発売日:2007年06月21日
- 価格:7,140円[税込]
- ガスト
ディレクター:吉田友彦、イラストレーター:芳住和之【Amazon.co.jp特典】ドラマCD付き
※ 販売価格は参考です。また、特典などは数量限定のため、ご購入時期・方法によって付属の有無、内容が変わることがあります。実際の価格・特典・商品内容については、リンク先でご確認下さい。
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マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜のユーザーレビュー
たまには"シリアスな展開"もまた良きかな
- レビュアー:蒼紅 |
- 更新日時:2007-07-16 16:57|
- プレイレビュー |
- 評価:77点




