『紡がれた運命 -Chain of destiny-』ショートインタビューで特異な運営方針について聞く
●ユーザーとともにコンテンツを育てる姿勢を具体的な形に
2008年10月17日、ジークレストが『紡がれた運命
-Chain of Destiny-』の先行体験テストの参加者募集をスタートさせた。“先行体験テスト”は通常のクローズドβテストに相当するが、この名称にしたのは、テスト参加者の意見を積極的に運営に取り入れることを目標とするため。そのための具体的な施策として、“ご意見番頭さん”という制度を設けている。ここでは、それらの特異な運営方針について、同タイトルの運営に携わる高橋徹氏とプロモーション担当の渋井伸和氏に聞いたインタビューを掲載する。
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▲ジークレスト、パブリッシング事業部のアシスタントプロデューサー高橋氏(左)と、マーケティング部の渋井氏(右)。 |
そのまえに『紡がれた運命
-Chain of Destiny-』について簡単に触れておきたい。本作は“運命選択オンラインRPG”を標榜するMMO(多人数参加型)のオンラインRPG。“運命選択”というのは、クエストを進める中で登場する選択肢の選択によって、プレイヤーキャラクターが善悪のどちらかの属性を持つというシステムを指している。将来、善悪どちらかの属性を持たないと受けられないクエストが実装される予定で、マルチシナリオ(シナリオが分岐する仕組み)に発展させる構想もある。空を飛び、海中を泳ぐことができ、そこで戦闘が発生するのも特徴だ。
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開発は韓国Nglim
Softだが、世界に先駆けて日本でサービスが行われることが謳われており、日本のユーザーの意見が積極的に採り入れられることも明言されている。
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▲敵のシンボルをクリックすると戦闘が始まるオーソドックスなPC用オンラインRPGの戦闘スタイル。敵を倒していくことによりコンボゲージが溜まり、満タンになるとコンボ技が出せる。 |
−−特徴的な運営体制とはどのようなものでしょうか?
高橋徹氏(以下、高橋) 『紡がれた運命』は、日本が初めてのサービスということもありまして、まだまだ開発中というのが否めません。しかし、これは考えようによっては武器になると思っています。開発会社さんも日本のユーザーの意見を積極的に採り入れようという姿勢を見せてくれていますし、これまでのコンテンツよりもユーザーの意見を反映しやすい環境にあると言えます。“クローズドβテスト”と言わずに“先行体験テスト”という言い方をしたのも、ユーザーに開発中のバージョンを体験してもらって、いっしょに『紡がれた運命』を作り上げるという意識を持っていただきたいという思いからなのです。
−−それを具体的な形にしたものはありますか?
高橋 はい。先行体験テストのテスターを募集するときに、“ご意見番頭さん”を募集します。これは、ユーザーの中でもとくに積極的に意見を出したいという高いモチベーションを持っている人を“ご意見番頭さん”という立場にして、ユーザーの代表のような形でより積極的にご意見をいただこうと思っているプランです。“ご意見番頭さん”専用の掲示板を作ろうと思っています。その掲示板で出たご意見に対しては、す速くレスポンスを返したいと思っています。
渋井伸和氏(以下、渋井) もちろん、一般のユーザーのご意見もうかがうのですが、もう少し早くキャッチボールをして、運営に近い形でいっしょにゲームを作っていきたいという考えです。
−−“ご意見番頭さん”の募集人数は?
高橋 1000人です。“ご意見番頭さん”の制度は、正式サービスに移行してからも続けていきたいと思っています。メンバーを入れ替えたり、増やしていくことも考えています。現在のオンラインゲームは韓国や中国、台湾などですでにサービスが行われているものを持ってくるケースが多いです。確かに質の高いゲームが楽しめるというメリットはあるのですが、完成品は改善の余地が少ないですからね。黎明期のオンラインゲームのクローズドβテストは不安定で、いまのクローズドβテストとはかなり違う様子でした。しかし、そうした中でテスターはバグを発見したり、システム面の要望を出したりして運営に参加し、それが改善されたことを喜んだりしました。それがオンラインゲームならではの楽しみでもありました。そうした楽しみを残しておきたい。まだ、少しふわふわしているけれど、ユーザーの意見で固まっていけるんですね。
渋井 海外で開発されたゲームですので、どうしても日本向けではない部分があります。ほかのゲームはすでに海外で運営されていることが多いので、日本のユーザーの意見で変えることは難しいですが、この『紡がれた運命』では日本のユーザーの意見で変えていけると思います。
−−ハイスペックなPCでなくても楽しめるとのことですが、グラフィックカードを搭載していないノートPCでも遊べますか?
高橋 会社で業務に使うような、グラフィックカードが入っていないノートPCでも動きます。ゲーム内の設定はいじる必要がありますが。
−−善悪への変化は、完全に善悪のどちらかになるのでしょうか? それとも善悪のあいだにいくつかの段階があるのですか?
高橋 検討中ではあるのですが、急にどちらかということではないですね。
渋井 濃度が濃くなっていくという感じで考えています。いまはまだテスト段階ですので、ストーリー的には序盤なんですね。序盤で極端に善か悪に偏ることはなく、今後、ゲーム内容が広がることで、本当に善になったり悪になったりする感じです。
−−ストーリー重視のオンラインゲームになるのでしょうか?
高橋 そうですね。ストーリーにも注目していただきたいタイトルです。もともとは韓国でパッケージソフトとして開発されたゲームですので、開発会社もストーリーを重視して作っていますから。
渋井 そうした意味では、これまでオンラインゲームを遊んだことのない人、コンシューマ(家庭用ゲーム機)のゲームは遊んでいるけど、PC用オンラインゲームには触れてこなかった人にも遊んでもらいたいですね。ストーリーがしっかりしているということで、コンシューマのユーザーにも入り込みやすいと思いますので。
※『紡がれた運命
-Chain of Destiny-』の公式サイトはこちら
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