『サドンアタック』の韓国ゲームハイが一挙6本の新作を発表
●パブリッシングタイトルも含め、より多彩なラインナップへ
韓国のオンラインゲームメーカー、ゲームハイが2008年9月23日、韓国はソウルで新プロジェクトの発表会を行なった。韓国で絶大な人気を誇るオンラインシューティング『サドンアタック』(日本ではゲームヤロウがサービス中)を開発、サービスするゲームハイの次の戦略とは。
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▲会場となったのはソウルにある一流ホテル、JWマリオットの大型ホール。多くのメディア関係者が訪れ、テレビカメラクルーらしき人々も。注目度の高さがうかがえた。 |
『サドンアタック』、『デカロン』のキャラクターを模したダンサーによるショーのあと、Gunil Kim代表による挨拶から発表会はスタートした。まず最初に紹介された『PROJECT L(仮題)』は、アニメ『ヴィッキー・アンド・ジョニー』のキャラクターと童話風のストーリーの横スクロールアクションRPG。エデュケーション要素も含んでいるようで、低年齢層やライトユーザー層の開拓を目的としているようだ。ちなみに、アニメのほうも、日本での展開予定が決まっているのだとか。
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続いて、近未来を舞台に戦うTPS(三人称視点のシューティング)タイプのロボットアクション『METAL RAGE』が発表に。ライトタイプ、アサルトタイプ、スナイパータイプといった、8種類の能力が異なるロボットが最大16対16の大規模なバトルを展開するのが魅力だ。こちらは2008年下半期にクローズドβテストを韓国国内で実施する予定。武装したロボットが激突する様子は迫力があり、会場でひときわ大きな反響を得ていた。
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▲登場する機体は全部で8つの種類にわけられる。大人数のバトルを戦うには、機体の特徴を活かした役割分担が必須になるだろう。 |
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▲後日アップ予定のゲームプレイムービーのラストには巨大なロボットが! 残念ながらこの機体を操作することはできないようだが、これを巡って攻防を繰り広げるモードがあるとのこと。 |
次に発表された『PROJECT E(仮題)』のコンセプトは“オンライン TPS+RPG”。TPSをベースとしながらアイテムでキャラクターを強化していくことができ、オンラインシューティングでは稀なストーリーつきのミッションモードもあるという。そして最大で8人のプレイヤーにより、オンラインの協力プレイも可能とのこと。PvP(対人戦)要素も充実させるようで、協力プレイとスピード感ある対人戦との融合を中心にした、オンラインならではの要素を強く打ち出した『Gears of War』タイプのTPSタイトルとなりそうだ。
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▲プレイヤーは5タイプのキャラクターから使用するキャラを選べる。 |
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▲『Gears of War』のような、画面を揺らせながら走るローディーランや、回避用のローリング、物陰に身を隠すカバー動作なども確認できた。 |
最後に『PROJECT A(仮題)』のプロモーションムービーが流された。2010年サービス予定のMMORPGとのことだが、多くは語られず。ムービーを見る限りは文明崩壊後の近未来を舞台にしているようで、一方で装備からはファンタジー風の要素も感じられる。『ヘルゲート:ロンドン』のような作品になるのかもしれない。
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▲橋の上にたたずむ、巨大な銃器を背負った男。周囲の都市は水没してしまっているようだが、いったいなにが起こったのだろうか? |
今回の発表会は、ゲームハイがこれまでのように自社開発のタイトルを運営するだけでなく、パブリッシング事業にも乗り出す転換点ともなっていた。発表されたのはRPG『カルカスオンライン』と見下ろし型のアクション『PROJECT D(仮題)』で、どちらもコンボを重視したアクション性の強そうなタイトル。ゲームハイでは今後も同社にはないジャンルのソフトを開拓すべく、積極的に他社開発タイトルのパブリッシングに注力していくという。
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▲上が『カルカスオンライン』で、下が『PROJECT D』。どちらもスキルでどれだけコンボを繋ぐかがアツくなりそうだ。 |
●発表されたすべてのタイトルを日本でサービスしたい
『サドンアタック』の成功を受けて、一挙6タイトルの発表を行なったゲームハイ。それぞれのタイトルのプレイムービーなど、詳細は後日あらためてご紹介するので少々お待ちいただきたいが、ともあれ気になるのは、日本でのサービスはどうなるかということ。
そこでファミ通.comでは、発表会に来場していた、日本で『サドンアタック』と『デカロン』の運営を行なう、ゲームヤロウの事業統括本部長の金明均氏に話を聞いた。
――ゲームヤロウの関連企業であるゲームハイが新作を6タイトルも発表しましたが、本日の発表会の率直な感想は?
金明均(以下、金) 僕らも直前まではどこまで発表するかが気になっていましたが、だいぶ思い切った公開をしたなと思いました。発表会の終盤でちょこっとだけ映像を流したMMORPG(『PROJECT A』のこと)も、おそらく急きょお見せすることになったんだと思います。最近のオンラインゲーム業界は、取り組まなければならない課題ばかりが目について、明るい話題が少なかった部分があります。ですが、今日の発表は「オンラインゲーム業界は元気だよ」というイメージを、この業界全体に示せた内容だったと思います。来場していたメディアさんたちの反応もよく、これだけ大規模の発表会を開いて本当によかったです。
――では今日発表されたこれらのタイトルについて、今後ゲームヤロウでどのように取り組んでいきますか?
金 なによりも、まず『METAL RAGE』を早めにサービスしたいですね。プレイムービーまで公開されたので、だいぶできていると思うし、日本のゲームファンのみなさんも興味をもってくれると思います。まずは最初に韓国でサービスを開始しますが、その次はゲームヤロウを通じて日本でサービスをスタートさせます。スケジュールは来年の上半期を予定していますが、開発がうまく進めば、可能なかぎり前倒ししたいと考えています。その次のタイトルは、横スクロールアクション『PROJECT L』。こちらのタイトルも鋭意開発中で、着実に完成に近づいてきています。
そしてじつは、今日発表したタイトル以外にも用意しているものがあるんです。すでに日本で準備段階に入っているタイトルの他に、まだ調査中のゲームもあります。なので、ゲームヤロウのラインアップは、来年と再来年にかなりの数が揃うと思います。発表のタイミングは順を追って決定していきます。
――確認したいのですが、今日発表された6本のゲームはすべて日本でも遊べるようになりますか?
金 すべて行なう予定です! 早いものは来年。遅くても再来年まで、できるだけ早く全タイトルを運営したいですね。
――ゲームハイのGunil Kim代表が、海外戦略について「ゲームヤロウは5年以内にゲームハイよりも稼ぐようになってほしい」とコメントしていましたが。
金 たった5年では不可能と思われますよね。でも、ゲームヤロウは去年4月に会社を設立し、最初のタイトルを商用化してから、たった半年で黒字に転換させました。業績を上げるスピードは速いので、5年という期間はありえない設定ではないと思います。今年サービス開始するレースゲーム『トランスピー』を含めると、弊社のタイトルは5本になります。そして、来年は少なくとも3タイトル以上が加わりますので、来年末までに8タイトル。これだけでなく、ポータルサイトのプラットフォームも準備しているので、ユーザーがさらに増えるはずです。最近、日本のオンラインゲーム業界は消極的になってきていますが、弊社としてはこの状況をチャンスだと感じています。いまだからこそ、ゲームヤロウの存在感を示せるいいタイミングと捉えています。
――ポータルサイトの構成は今後どのように進化しますか?
金 基本的にはレッドバナナのリニューアルですが、いろいろな機能を持たせます。システム構築は去年から始めていて、現在はインターフェースをどうするかという問題を抱えています。複数のタイトルを束ねるだけのポータルサイトではつまらないので、ゲームヤロウならではの仕掛けを用意しますよ。ポータルサイトというものは基本的な部分は他社さんのサイトと似てしまうところもあるかと思いますが、、レッドバナナ独自のカラーはきちんと出そうと思っています。年末から来年の春ごろまでに大規模のリニューアルをかけて、そこから徐々に機能を組み込んでいく計画です。
――では、最後に日本のゲームヤロウのユーザーと、オンラインゲームのファンに向けてメッセージを。
金 本日発表したすべてのタイトルを期待してください。いままでは不安なこともありましたが、僕自身が今日の発表会を見て、「いける!」と確信しました。なかでも一番早くユーザーに見せられそうな『METAL RAGE』は、韓国と情報を共有しながら情報を開示していきたいです。。ぜひ注目してほしいですね。
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▲今回発表されたものはもちろん、『三国志豪傑伝』などの日本独自のサービス展開も継続して探っていくそうなので期待して待とう。 |
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