唐沢俊一と木村美紀が進化を語る! 『SPORE』がついに発売&記念イベントを開催
●ついに登場! 天才ウィル・ライトの壮大な最新作の魅力とは
エレクトロニック・アーツは2008年9月5日、『シムシティー』、『ザ・シムズ』シリーズなどを手掛けたクリエーター、ウィル・ライトによる待望の新作『SPORE』を発売した。本作は生命の誕生から銀河間戦争までを扱う壮大なシミュレーション。デジタルハリウッド専門学校にて行なわれた記念イベント“『SPORE』生命誕生と進化の過程を謎解く!”でもスケールの大きな話が飛び出した。
イベントでは、まず本作のプロダクトマネージャーであるエレクトロニック・アーツの籠谷多恵子氏が挨拶。壮大なスケールのゲームとなっており、プレイするたびに感じられる驚きと楽しさを共有してほしいと述べ、ここで『SPORE』のティザームービーが流された。
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『SPORE』第1ステージ: 細胞 |
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▲ほかのクリーチャーを捕食しながら成長していく段階。成長過程でパーツを付け替えて、対応した能力を獲得していく。 |
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第2ステージ: クリーチャー |
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▲第1ステージの水中から上陸し、外敵から身を守りながら繁殖し、種族を反映させていく。 |
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第3ステージ: 集落 |
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▲集落を形成し、原始的な文化を持った部族として行動するようになる。 |
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第4ステージ: 文明 |
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▲多数の部族により世界が形成され、各部族が生き残りをかけて勢力を拡大していく。惑星の支配が目的となる。 |
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第5ステージ: 宇宙 |
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▲新たな環境を求めて宇宙の探索へ。ほかの惑星へと進出していく。 |
続いてローカライズを担当した安次嶺クリス氏が製品紹介を行った。8年の製作期間を経てようやくの発売となったが、時間がかかった理由は、ウィル・ライトがコアゲーマーだけでなく、ライトユーザーや初心者にも楽しんでほしいと思ったからであり、ユーザーインターフェースや操作面を時間をかけて調整したとのこと。5つのステージでアクション、シミュレーションといった要素がマウスひとつで簡単に操作ができるようになっており、誰でも楽しめるようになっていることを強調した。
そしてウィル・ライトのメッセージが流れたのち、ゲストの唐沢俊一、木村美紀が登場してトークショーがスタート。おもに唐沢氏が該博な知識から漫画やアニメ、映画などのエンターテイメントで扱われてきた“進化”の例を紹介し、ときに木村美紀の意見を聞きながら論を展開していく形で進められた。
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▲唐沢氏は多忙のため宇宙ステージまでは行っていないものの、細胞から進化させていく過程がおもしろく、あえて適応進化をさせず、こういう能力を持たせたらどうなるか?といったように実験をして楽しんだそうだ。 |
▲木村美紀は、3日ほどあまり寝ないで一気にプレイしてクリアしたとのこと。クリーチャーをいろいろ作って試して、何回やっても楽しめるというリプレイ性を強調していた。 |
唐沢氏はエンターテイメントでの“進化”は古くはH.G.ウェルズの『タイムマシーン』など19世紀まで遡れるとして、ミニチュア宇宙を描いたSF作家エドモンド・ハミルトンの『フェッセンデンの宇宙』や、池のなかにある小さな島で謎の虫が文明を発展させていく水木しげる『宇宙虫』といった、まさに『SPORE』そっくりのコンセプトを持つ作品や、ディズニーの『未来の国 火星とその彼方』、イタリアのアニメ作家ブルーノ・ボツェットの『ネオファンタジア』など、細胞から発生した生命体が『SPORE』のクリーチャーのようにふしぎな姿で進化していく映像作品を紹介した。
これらの作品の根底にあるのは、人類やその文明の進化は正しかったのか、違った可能性を探し求めるSF的な懐疑心。唐沢氏は自分の『宇宙虫』が手に入らないか夢想していたが、『SPORE』はまさにそのような世界を実現するものと述べた。
また、唐沢氏は攻撃力をひたすらあげて、武力を尽くして滅亡していった国々を再現できるか試したところ、やはり発達することはなかったそう。一方の木村美紀は文明ステージ以降、別種族を滅ぼさずに友好関係を築いてクリアーしたそうで、文明武力はある程度は必要だが、それだけでは生き残れないというのは、根源的に“敵”を倒すことで進んできたゲームの歴史のなかで『SPORE』が持つ魅力で、弱肉強食と征服の歴史でもある進化の系譜のなかで、『SPORE』では平和友好を武器にして次のステージへと進むことができ、新たな文明の進化の可能性へと超えることができる、教わることが多い作品であると結んだ。
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▲木村美紀は“ポニョ”というクリーチャーを作成し、文明ステージでも“ポニョ御殿”や“ポニョ工場”を作って楽しんでいたそうだ……。 |
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▲本作をこれからプレイする人へのメッセージとして、唐沢氏は『SPORE』はエンターテイメントとして楽しまれてきた“進化”の頂点に達している最先端のゲームで、時代の先端にいることを感じて、感性を進化させてほしいと、木村美紀は、自分だけの世界が作れる本作で無限の可能性を楽しんでほしい、とコメントしていた。 |
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▲左はアートブック“THE ART OF SPORE”が付属する初回限定版。右の通常版と同じく、価格はオープンプライス。 |
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