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『リネージュII』の全国キャラバン”エヌ・シー・ジャパンが行く!”が福岡で開催

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●クライマックスは50人のユーザーとエヌ・シー・ジャパン軍が参加した怒濤の攻城戦!

 

 2008年7月26日、福岡で『リネージュII 〜The Chaotic Throne〜』のイベント”エヌ・シー・ジャパンが行く! 日本縦断ユーザーカンファレンス 2008”の九州、沖縄エリア大会が開催された。会場は福岡市JR博多駅近くのインターネットカフェ、サイバック博多店。このイベントは、2008年7月〜2008年12月までの約半年間をかけて、全国6都市の会場をまわる全国キャラバン。今回の九州、沖縄エリア大会は、その初回に当たる。
 

▲会場のサイバック博多店は、ビルの3フロアーを占有した大型のインターネットカフェ。そこに約200名の来場者が詰めかけた。女性ユーザーも多かった。

 

▲来場したユーザーは入場時に配布されたコインを握りしめて、ガチャマシーンにまっしぐら。このガチャマシーンは、オンラインRPGのガチャをリアルワールドで再現したもので、ゲーム内グッズとストラップやフィギュアといったリアルグッズが入っている。

 

 ひとつ目のプログラムは”LineageII まるみえ情報局 アデン大陸(秘)レポート”。これは『リネージュII』全ワールドでのユーザーの動向を統計にとったもの。滅多に出てこないおもしろいデータが明らかにされた。まずは”人気職業調査発表”。『リネージュII』では、一定のレベルに達して転職クエストをこなせば上位の職業に転職できるシステムで、1次職、2次職、3次職という3段階が存在する。その段階別に人気の職業ランキングが発表された。もっとも高次の3次職の人気職は以下のとおり。
 


 1次職は3位”エルブンスカウト”、2位”アルティザン”、1位”スカベンジャー”。2次職は3位”プロフィット”、2位”シリエンエルダー”、1位”バウンティハンター”だった。発表した『リネージュII』サービスチームの長瀬健裕氏は「パーティに入りやすく、扱いやすい職業がランクインしています」と分析した。サブクラスでは3位から順に”デストロイヤー”、”ウォークライヤー”、”タイラント”がランクイン。すべてオークで、会場から爆笑が起こった。

 

 もっとも討伐されているボスモンスターという不名誉な記録の1位に輝いたのは”アイスクイーンの親衛隊長”。2位には”アイスフェアリーシル”が選ばれており、ワンツーフィニッシュを決めた形。「攻略法が確立しているため」と長瀬氏が解説した。
 


 続いてOE最強武器調査発表。オーバーエンチャント(OE)による強化は、強力な武器が制作できる反面、消失の危険が隣り合わせなだけにかなりアツい要素。まずは、このOEで1日に消失する武器の数が発表された。



 これには来場者も絶句。とてつもない数の武器が無に帰していることに唖然としていた。続いて、この約4000本の犠牲を乗り越えて作られた、珠玉の武器が発表された。グレード別に発表されたのだが、DグレードからCグレード、Bグレードと発表されているうちは会場からの反応も「おー」とか「すげ〜」とか、予想の範囲内といった様子。ところがAグレードの”+18ソウルセパレーター”の発表では「なんでそこまでするの?」といった表情が混じり、Sグレードの”+16タラムグレード*ダークリージャン”に至っては、来場者は爆笑。極めてレアな武器を10回以上消失の危険にさらす無謀さと、その計り知れない情熱に、もう笑うしかないという反応を見せていた。
 


▲こんな変わったデータも発表。この1年間に、『リネージュII』が縁で実際に結婚したカップルの数。現実世界の話で、ゲーム内で結婚した人の数ではない。12組というのは、驚くべき数ではないだろうか? これはGMへの報告数で、未報告の事例を含めると、実際はもっと多いはずである。なお、GMに求婚した人の数は5人とのこと。長瀬氏は「GMはゲーム内ではかっこいいですが、実際会わないほうがいいですよ」と忠告していた。


▲統計データの発表に続いて、ステージでは『まじかるスマッシュ』を紹介。これは2008年7月29日からプレオープンサービスがスタートするテニスゲーム。エヌ・シー・ジャパンとしては珍しい基本プレイ料金無料、アイテム課金で2008年夏に正式サービス開始予定だ。『リネージュII』ほどの大型タイトルではないが、『リネージュII』のユーザーが息抜きに遊んでみるのに適しているかもしれない。

 

 今回のイベントのメインのひとつは、”エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状!”。このイベント限定の攻城戦だ。会場の希望者から25人構成の血盟(黄昏の革命軍、黎明の君主軍)が2組編成され、この戦闘に挑んだ。舞台はグルーディオ城。城外での戦闘を経た後、城門を破壊し、城内に進入。待ちかまえているエヌ・シー・ジャパン軍(エヌ・シー・ジャパンのスタッフが操作するキャラクター)と戦いつつ、場内奥のポイントで刻印を完了させるという内容だ。黄昏の革命軍、黎明の君主軍が同時に参加するため、3つ巴の戦いとなる。刻印を完了させると城はその血盟のものとなり、城を奪った血盟はエヌ・シー・ジャパン軍に代わって城を守る立場となる。制限時間の50分が経過した時点で城を所有している血盟(もしくはエヌ・シー・ジャパン軍)が勝利となる。ルールを聞いただけでゾクゾクするような攻城戦だが、実際、その戦いは熾烈で、会場全体を強く引きつけた。
  
   まずは参加券の配布に来場者が殺到。配布されたカードにより使用するキャラクターが決定したが、ふだん使い慣れていない職業になることもあり、血盟主のリードに従って交換が行われた。なお、使用キャラクターはレベル85。イカルス武器とダイナスティー防具のフルセット。この最強装備に「欲し〜」とか「すげ〜」という声が。
 

▲戦闘開始まえに血盟主を中心に作戦を練る。オフラインイベントならではの光景だ。

 


 戦闘は城外から始まった。巨大なNPCが行く手を阻んだが、ここでは黄昏軍、黎明軍の強さが目立った。手強いはずのNPCがあっという間に撃沈し、両軍は城門に殺到。城門はほとんど障壁になることなく数秒で陥落し、多数のプレイヤーキャラクターが場内になだれ込んだ。さすがは最強装備に身を包んだレベル85の猛者たち。通常ではあり得ない光景に、場内で待ちかまえるエヌ・シー・ジャパン軍は身を引き締め、”お約束”を無視することを宣言。ここに『リネージュII』史上まれに見る熾烈な攻城戦の幕が切って落とされた。
 


 場内での戦闘は、3軍の密集状態。タンカー(前衛)が密着している前線ではキャラクターが重なり、何が起きているのかはわからない。そこへ後方からの遠隔攻撃が嵐のように集まっていく。至る所でスキルの発動を表すエフェクトが起こり、画面がまぶしい。PCの描画能力が心配されるほどの、激しすぎる攻防が展開された。タイタンなどの強力なキャラクターで固めたエヌ・シー・ジャパン軍は盟主に密着するなど、先の宣言どおりの本気の構えを見せた。城内の広間はそのような状態だったが、いつの間にか数名の黄昏軍が密集状態を脱し、刻印の場へ。あわててエヌ・シー・ジャパン軍が数名駆けつけたが、きっちりガードして刻印を成功させた。
 


 これにより、城は黄昏軍のものに。この事態を目にしたエヌ・シー・ジャパン軍から黎明軍に共闘が呼びかけられたが、黎明軍はこれを拒絶。あくまでも自力で城を奪取することを宣言した。ふたたび戦闘が開始されたが、黄昏軍はまず前に展開してから、ジリジリと後退しつつ守るという巧妙な作戦に出た。これが功を奏し、黎明軍、エヌ・シー・ジャパン軍は有効な手を打てないまま、時間が過ぎていった。そして、残り10分となったところで、エヌ・シー・ジャパン軍は「(ここからは)死ぬ気でやる!」と、ふたたび”お約束”無視の宣言。すべてのキャラクターを集結させ、固まって一斉に刻印の場へ突入した。刻印の場は乱戦になり、ここからの展開はまったく読めない状況に。しかし、エヌ・シー・ジャパン軍の攻勢は最終的に息切れを見せ、終了間際に殺到した黎明軍も盟主が死亡するなどして、城を陥落させることはできずに終わった。勝利した黄昏の革命軍のメンバーには、種族別のサークレットがプレゼントされ、城内で国王を倒したプレイヤーにはソフマップ提供のノートPCが授与された。
 


 続いてステージで開催されたのは、”クリエイティブ コミュニケーション”と題された催し。『リネージュII』開発コーディネーターの申敏秀(シン・ミンス)氏が、ユーザーから募った『リネージュII』に関するアイデアにコメントしていくという内容だ。
 

▲来場者から事前に募ったアイデアに、にこやかに答えていく申敏秀氏。マンガとアニメーションで覚えたという日本語は驚くほど堪能。初めて観た日本のアニメは『るろうに剣心』で、そのため申氏にとっての1人称は”私”より”拙者”だとか。

 ユーザーからのアイデアは、選んだものを採用するのではなく、抽選箱からランダムに選ぶというガチなスタイル。取り入れられるにはほど多い無謀な要望や、荒らしに近い内容のものが出ることが心配されたが、実際はそんなことはなく、各アイデアに申氏が丁寧に答えていった。

 

 申氏が「おもしろい内容」と語っていたのは”ソウルストーン各色11以上はローレベルのソウルストーン3色を合成して、特別なソウルストーンを作る”というアイデア。「開発としては、武器にオプションをつけるのはすべての武器で検証するたという、いへんな作業を覚悟しなければなりませんが、その価値があると思います」(申氏)と絶賛していた。
 

 

 ”GK代(テレポートの料金)をやすくしてほしい”という要望に対して申氏は「テレポート料金はアデナを消費してもらって、インフレーションを抑制するために設定しています。安くするというよりも、テレポートの使い勝手をよくする方向で検討します」と回答。”エンチャント魔法の効果時間を統一してほしい”という要望に対しては、「エンチャント魔法の効果時間は、その魔法の強さに従って設定されています。別の方法を考えます」(申氏)と答えるなど、その要望そのものを実現できない場合でも、代替案によって問題を解決する姿勢を見せた。なお、今回、集められたアイデアは、申氏が検討したのち、後日、公式サイトにリポートが掲載されるとのことだ。

 

 イベントの最後には”象牙の塔 賢者認定試験”というクイズ大会が行われた。『リネージュII』に関するかなり細かい部分が問われたが、参加者の知識が問題のレベルを上回り、なかなか人数が絞られなかった。

 

 『リネージュII』の全国縦断イベント”エヌ・シー・ジャパンが行く!”の九州、沖縄エリア大会は盛況に終わった。8月には広島、9月に大阪、10月に名古屋、11月に仙台、12月に東京で開催されるが、会場に足を運べる人は参加されてはいかがだろう。

 

※”エヌ・シー・ジャパンが行く!”の特設サイトはこちら

 

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