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狩人必読!『モンスターハンター フロンティア オンライン』シーズン2.0について運営プロデューサーにインタビュー

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●色違いの装備品の実装など、驚きの新情報が飛び出した!

 

 2008年1月30日、『モンスターハンター フロンティア オンライン』(以下、『MHF』)で、大型アップデート、シーズン2.0 "エスピナス、覚醒"が実施される。そこで、『MHF』の運営プロデューサーを務めるカプコンの杉浦一徳氏へのインタビューを敢行した。サブタイトルにある新モンスター、エスピナスに関することを含め、シーズン2.0で実装される追加要素、変更点について、じっくり話を聞いてきた。
 

▲カプコンのオンライン事業統括オンライン開発部の杉浦一徳氏。運営プロデューサーとして『MHF』の運営チームを率いる。

 

 --新モンスター、エスピナスはどのようなモンスターですか?

 

杉浦一徳氏(以下、杉浦) シーズン2.0で実装するエスピナスは、樹海の奥地に生息する新種の飛竜です。コンセプトは怒り時と通常時で大きな差があること。通常時は攻撃的ではないんですよ。襲われたら邪魔だから振り払うといった反応しか示しません。温厚なモンスターなので、これまで見つからなかったという設定です。ところがいったん頭に血が上ると、劇的に変化するんです。見た目や挙動のほか、これまでのモンスターになかった変化もつけています。実際に戦って確かめてほしいですね。

 

--HR100以降の新たな生産ルールについて教えてください。

 

杉浦 これまではモンスターごとに固有の素材を出していたのですが、この仕様はオンラインで遊ぶことを考えると、欲しい素材がまったく同じでない限り、いっしょに狩りに行きにくい面もありました。そこで、HR100以降は、汎用性のある素材が出るようにしました。例えば、飛竜種から共通に得られる素材として"飛竜の●●"という素材を設定するわけです。ただし、すべての飛竜種がまったく同じ汎用素材を出すだけだと、個々のモンスターを狩る意味がなくなってしまうので、一部の素材は差別化します。さらに、これだけだとHR100未満の人との交流がなくなってしまうので、HR99以下や、HR30以下のクエストで得られる素材と、HR100以降のクエストで得られる汎用素材などを組み合わせることで、武器、防具が作れるという、新たな生産システムにする予定です。

 

--色違い防具の実装について教えてください。

 

杉浦 シーズン2.0からは、一部の装備品の色を自分で変えられるようになります。染色できる防具として、最初は人気の高いレイアシリーズ(剣士)、フルフルシリーズ(剣士)、バトルシリーズ(ガンナー)に加えて、エスピナスから素材が得られるエスピナシリーズの4種類を考えています。その後、アップデートで種類を追加していきます。

 

--染色は具体的にどのようなシステムになるのでしょうか?

 

杉浦 HR100以降のフィールドにはセンショク草という草が生えていて、これを使用することにより、色違いの武器、防具が作れる仕組みです。センショク草には、黒とか、赤といった7つの種類がありますが、7色に自由に染められるわけではなく、武器、防具ごとに決まった色に染められるようにします。

 

--ほかにも新たな武器、防具の追加はありますか?

 

杉浦 オリジナルの新装備も検討しています。すべての武器系統に新デザインを準備していますので、ご期待ください。

 

--猟団クエストの新要素について教えてください。

 

杉浦 クエストに第3のサブターゲットをオプションとして自分で追加できるように検討しています。クエストクリア条件が、「こんがり肉30個の納品」のクエストに第3のサブターゲットがあった際には、失敗条件として「生焼け肉の生産」を追加できます。つまり、生焼け肉ができてしまったら、そのサブターゲット失敗という縛りを入れられるわけです。生焼け肉を作らないように、こんがり肉30個を納品すれば、サブターゲット達成となります。このように、達成条件を追加して条件を達成すると、その分、クエストクリアー時に報酬が増える仕組みです。これにより、クエストに幅が広がればいいなあと思っています。さらに、この仕組みが一定の評価を受けたら、通常のクエストにも取り入れたいと思っています。

 

--狩り以外で楽しめる要素の実装は検討していますか?

 

杉浦 「マイトレ」の実装を予定しています。これは、HR100になるともらえるプライベートな土地で、森丘に近いイメージのオリジナルのフィールドをデザインしています。マイギャラリーの2倍から、3倍程度の広さで、さまざまな拡張ができるようにします。そこには女性の管理人が居て、拡張しだいで別の管理人と交代させたり、新しい服を購入して着替えができるようにしたいと思っています。大人の雰囲気がある服や清楚な服など、いろいろとデザインしています。シーズン2.0開始直後では、女性の管理人と個人用のプーギーが実装予定です。その後の拡張により、アイルーも登場しますし、そこから出発できるクエストが導入できればいいなあと思っています。そのほかにも、マイトレに取り入れたいものはあるのですが、今後のお楽しみということで。機能はアップデートごとに順次実装していきます。

 


--現段階で発表済みの追加要素もほとんど出揃いましたが、今後、どのようなコンセプトで要素を追加していくのでしょうか? 

 

杉浦 どのオンラインゲームもそうなっているのですが、縦に広がっていく状況にあると考えています。『MHF』の場合はHRですが、ほかのゲームではレベルなどの差が縦長の棒のように広がっていくのがつらいところです。『MHF』のいいところは、HRに差があっても遊べるところですし、これからも低HRの人から高HRの人まで交流を持てるようにしていきたいですね。だから、区はなるべく細分化しすぎないようにしたいですし、武器や防具の能力のインフレもできる限り抑制したいと思っています。そうするにはどうしたらよいかを考慮して、シーズン3.0や、さらにその先のリファインを考えています。

 

--これから始める人へのケアは、どのように考えていますか?

 

杉浦 サービス開始直後は『モンスターハンター』シリーズを楽しんでこられた方々が多数、『MHF』をプレイしてくれました。最近は、『モンスターハンター』を知らなかった人たちが新規のお客様として多数プレイされています。後者のようなお客様からすれば、『MHF』は難度が高いゲームだったかもしれません。そこで、低HRのクエストもかなり難度を下げました。また、『MHF』のHR30までの部分は『モンスターハンター2(dos)』をベースにしているので、間違いなく充実したコンテンツが楽しめます。そういう意味でも楽しめますので、ぜひ始めてほしいですね。また、入門区には親切なセカンドキャラクターの方とか、始められたばかりでいっしょに遊べる方もいます。全体チャットもたいへん活発で、わからないことを気軽に質問できる雰囲気もできています。先日も入門区をのぞいてみたのですが、質問に答えてくれた方が質問者をパーティーに誘ってくれている場面を見ました。我々としてはうれしい状況になっています。

 

--シーズン2.0では新規ユーザー向けの更新要素はありますか?

 

杉浦 シーズン2.0の導入と同時に、チュートリアルや新規プレイヤー用のクエストを実装する予定です。メゼポルタ広場にカウンターがあるのですが、あれはHR100以降のクエストで使うカウンターにする予定です。しかし、いまの広場にはまだ存在しないのですが、あそこの手前に新たなカウンターを設置して、新規プレイヤー用のクエスト受注場所を作りたいと思っています。クエストは、現状よりもパラメーターを低くしたドスランポスやドスファンゴが相手。最後はイャンクックにチャレンジしてもらいます。ここまでを無料のトライアルコースで楽しめるようにする予定です。初めてゲームに入った方はパーティを組むのも勇気が要ると思いますので、ひとりでも倒せるバランスで。密林を探索するのも大変なので、まずは闘技場での狩りを予定しています。ここで戦い方を覚えていただいて、つぎのステップに進んでいただきたいですね。また、将来は、新人猟団という新システムの導入も検討しています。

 

--それはどのような猟団なのでしょうか?

 

杉浦 『MHF』を新規に始めたお客様が、キャラクターを作ってメゼポルタ広場に降りると、「新人猟団に入りますか、入りませんか」と聞かれ、「入る」と答えれば自動で組み込まれる猟団です。ある意味、新米ハンターのみなさんが所属する学校ですね。新人猟団では、新規プレイヤーどうしでコミュニケーションをとって、ある程度のHRになったら卒業してもらう仕組みです。

 

--エクストラコースはどれくらいのユーザーが利用しているのですか? また、エクストラコースに関する今後の追加予定は?

 

杉浦 正確な数字は申し上げられないのですが、現在は全体の半数程度です。12月5日のリファインアップデートで増えました。エクストラコースは、社会人の方を中心にいい評価をいただいています。『MHF』のお客様は低年齢層が多いと思われがちなのですが、やはりオンラインゲームなので社会人が多いのです。社会人の方はゲームを楽しめる時間が限られるので、今回実装したエクストラショップを利用されているようです。エクストラコースには、近い将来、専用のクエストを入れたいと思っています。これは、そのクエストでしか闘えないモンスターが登場するといったものではなく、例えば、その週には配信されていない期間限定クエストができるといった内容で検討しています。

 

--エクストラショップにはカラ骨が売っていないのですが、その理由は?

 

杉浦 これには意図があります。例えば、猟団内で剣士メインの人がガンナーメインの人にカラ骨をあげたりといったことを期待しています。剣士とガンナーのコミュニケーションを促すために残しておきたかったのです。すべて自分だけで完結してしまうのは、オンラインゲームとしてどうなのかなあという考えです。

 

--今後のゲーム内イベントの予定について教えてください。

 

杉浦 イベントは頻繁にやろうと思っています。クリスマスイベントに続いて、お正月のイベント。このイベントでは羽子板ブレイドという大剣を用意しています。1月30日の1週間まえはさすがにイベントの予定はありませんが、それ以降はまたイベントを予定しています。2月、3月で検討しているのはバレンタインイベントとホワイトデーイベントです。バレンタインイベントでは、男性限定クエストと女性限定クエストを考えています。女性限定クエストをクリアすると、あるアイテムを入手できます。このアイテムはレア度3以下、つまり渡せるようにしておけば、バレンタインデーのチョコレートのようにプレゼントできるというわけです。男性限定クエストをクリアすると、レア度4以上のアイテムがもらえます。女性キャラクターからもらったアイテムと組み合わせることで、イベントの記念アイテムにしたいと考えています。ホワイトデーのイベントではこの仕組みの逆を考えています。
 

▲2007年12月26日定期メンテナンス終了時〜2008年1月9日定期メンテナンス開始時までは、70種もの期間限定クエストが配信される”冬の大狩猟祭”が開催。


--公式狩猟大会の今後はどうなりますか?

 

杉浦 公式狩猟大会は2回目以降も開催する予定です。将来的には賞品も用意しますので、期待してください。いずれは、1ヵ月の前半で公式狩猟大会、後半で大規模な集団のイベントという形で、交互に開催していきたいと思っています。今後の発表にも注目してください。

 

--今後、各武器の性能調整はどうなりますか?

 

杉浦 武器の調整に関してはつねに検討しているのですが、いつもその時々の状況を考えながら行っています。今回、パーティの募集文に、"好きな装備で遊びましょう"や"効率重視"を入れました。パーティの狙いを分けることにより、武器を指定されることによる人間関係の摩擦を避ける狙いです。武器の性能調整以外に、こうした方向からも検討を行っています。双剣に関しては、引き続き多方面から検討中です。

 

--今後の剛力珠のバランス調整について教えてください。
 

杉浦 剛力珠の下方修正を検討していることを発表したときには一気に1000通以上ものご意見、ご要望が届きました。ご意見は、剛力珠を下方修正するのではなく、ほかに魅力のある装飾品を作ってほしいという内容が大半でした。それだけ多くの、強いご意見をいただいたのなら、無視できないということになりまして、即座に下方修正を見送りました。ほかの装飾品で能力的なインフレを起こさないようにしなければならず、しかも剛力珠並に魅力ある装飾品にする。これは非常に高いハードルですが、運営レポートに書きましたように、ご要望に添う形で検討しています。我々運営チームが重視しているのはお客様へのフィードバックです。お客様からいただいたご意見、ご要望をゲームに反映させることを大切に考えています。逆に、どれだけ運営チームが考えていることを伝えられるかも重要です。伝えた結果、怒られるのは仕方のないことだと思っています。剛力珠の件でも、下方修正してほしかったお客様から怒られましたけれど、「ごめんなさい。我々がやることをしばらく見てください」と言うしかありません。トラブルがあったら、「こういう事がありました。運営チームの意図はこうです。今後の予定はこうなります」。そう伝えることが重要で、それで当面は怒られても、最終的にお客様が満足してくれたらいいと思っています。そういう意味で、運営レポートはよりよいものにしていきたいと思っています。

 

なお、この記事は、ファミ通Connect!On Vol.14(2007年12月27日発売)に掲載されている記事に変更を加えたものである。ファミ通Connect!Onの記事に掲載していない内容もある一方、ここに掲載されていない内容が、ファミ通Connect!Onに掲載されている面もある。両方を併せ読むことで、より『MHF』への理解が深まるようになっている。

 

 

 

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