1700人もの“褪せ人”たちが回答した冒険の足跡がここに!
フロム・ソフトウェアが手掛けたアクションRPG、『ELDEN RING』(エルデンリング)』。
2022年2月25日の発売から約2ヵ月たったいまも話題が尽きる気配はなく、多くのプレイヤーが『エルデンリング』を楽しんでいる。では、膨大なボリュームを誇る“狭間の地”の主人公たる“褪せ人”たちは、どのような冒険をくり広げているのだろうか。そこで、ファミ通.comにて2022年4月9日から4月13日までの期間でアンケート調査を実施。結果として1700人ものプレイヤーにご協力いただくことができた。
プレイ時間から最初に選んだ素性、使用している武器種などの設問に対する回答をまとめた第1弾は、上記の記事をご確認いただきたい。
第2弾となる今回は、好きな戦技や遺灰、タリスマンや印象に残っているNPCや敵、エリアなど、よりゲームの内容に踏み込んだ設問への回答をまとめて紹介していこう。なお、アンケート調査の実施期間は2022年4月19日に実施されたアップデートファイルVer. 1.04の配信前になっていることはご了承を。
『ELDEN RING』をAmazon.co.jpで検索 『エルデンリング ナビゲーションガイド』の購入はこちら(Amazon.co.jp)※本特集のアンケートはファミ通.comにて2022年4月9日から4月13日までに実施された調査をもとにしています。
※アンケートの回答者数は1700人となりますが、一部に無回答、無効回答があったため、有効回答数は1700に満たないものもあります。
好んで使用している戦技は?
『エルデンリング』において“戦灰”もしくは各固有武器に設定された“戦技”は、じつに多種多様。戦技の選択によってはボス戦などの難度を大きく左右するといっても過言ではない。プレイヤーの成長方針や戦術に合わせた戦技選びは、本作の最重要項目かつプレイの大きな醍醐味のひとつだろう。
それだけに戦技に関する回答では、多彩かつ攻略に役立つ戦技がズラリと並んだ。なかでも次点に対して倍以上の回答が寄せられた人気の戦技は“猟犬のステップ”となった。これは高速のステップで相手の攻撃を回避し、背後に回り込むことが可能な戦技で、すべての近接攻撃武器に使用可能だ。短剣から特大武器まで幅広く活用でき、毒沼などでの移動にも使えるといった汎用性の高さが、その人気の理由だろう。
上位には刀カテゴリの武器である“名刀月隠”の固有戦技“束の間の月影”と“屍山血河”の固有戦技“死屍累々”も登場。前者は技量重視のプレイヤー、さらには知力重視の魔術師系プレイヤーにとっても非常に強力な戦技だ。後者は入手タイミングこそゲーム終盤となるものの、その怒涛の攻撃性能が票を集める一因となっている。
注目したいのは、『ダークソウル』シリーズでもおなじみの“パリィ”。本作ではガードカウンターなど、中盾や大盾による防御を主体にした戦法も強力だが、依然として少盾~中盾のパリィで攻撃をはじくテクニカルな戦法も、根強い人気を誇っていると言える。
■好んで使用している戦技
(5つまで回答可)
- 猟犬のステップ:589
- 束の間の月影:228
- パリィ:192
- 死屍累々:190
- 霜踏み:189
- 赤獅子の炎:170
- 血の斬撃:120
- 剣舞:115
- 切腹:101
- 黄金のパリィ:92
- 月光剣:89
- 居合:88
- 巨人狩り:83
- 星呼び:47
- 王騎士の決意:37
好んで使用している魔術・祈祷は?
戦技と同様、非常に多くの種類が存在する魔術・祈祷。知力や信仰を重視するプレイヤーにとって欠かせない存在であるのはもちろんのこと、筋力・技量重視のビルドにとっても有用な魔術や祈祷は多く、今回のアンケートでもそれらが数多くランクインすることとなった。
もっとも多くの回答を集めたのは、魔術師系プレイヤーの必殺技ともいえる“彗星アズール”。射程が長いうえにFPがなくなるまで連続ヒットが可能という、屈指の威力を持つ魔術だ。さらに“青色の秘雫”を霊薬に配合することで一定時間はFPの消費なしでも使用できる。まさに実用性とロマンを兼ね備えた魔術と言える。
次点は祈祷の“黄金樹に誓って”。周囲の味方も含めて攻撃力と防御力を高める補助祈祷で、これと“火よ、力を!”を併用するために信仰のパラメータを上げた人も多いのではないだろうか。Ver. 1.04で調整が加わったものの依然として強力な、冷気属性の魔術“アデューラの月の剣”もランクイン。早期に入手できるが強力な魔術“岩石弾”と、攻撃魔術が続く。さらに、すべての褪せ人にとって有用な、毒と腐敗を治癒する祈祷“火の癒やしよ”にも回答が集まった。
■好んで使用している魔術・祈祷
(5つまで回答可)
- 彗星アズール:240
- 黄金樹に誓って:190
- アデューラの月の剣:163
- 岩石弾:152
- 火の癒しよ:137
- 輝石のつぶて:134
- ローレッタの大弓:116
- 火よ、力を!:115
- アステール・メテオ:94
- 雷の槍/ラニの暗月:86(同数回答)
- 輝石の大つぶて:83
- 腐敗ブレス/ほうき星:81(同数回答)
- 空列狂火:80
- 滅びの流星:72
- 夜巫女の霧:63
好んで使用しているタリスマンは?
『ダークソウル』シリーズにおける“指輪”と同様に、固有のさまざまな効果を持つ装備品がタリスマンだ。本作では最終的に4つを同時に装備することができ、武器や防具と並んで冒険の大きな助けとなってくれる。もちろんプレイスタイルによって有用なものは異なってくるのだが、アンケートの結果ではどのプレイヤーにも比較的役立つタリスマンに回答が集まる結果となった。
もっとも回答を集めたのは最大HP、スタミナ、最大装備重量を上昇させるタリスマン“黄金樹の恩寵”だ。石剣の鍵が2個あれば、最序盤でも探索可能な“辺境の英雄墓”で入手できるのもポイント。中盤で入手可能な“黄金樹の恩寵+1” や終盤で入手できる“黄金樹の恩寵+2”に変更しつつ、愛用し続けている人も多いのではないだろうか。
戦技の威力を大きく高める“アレキサンダーの破片”は、強力な戦技が揃う『エルデンリング』だけに入手後は積極的に活用したいタリスマンだ。さらに装備重量の上限を大きく上昇させる“大壺の武具魂”、敵を倒したときのルーンの取得量が増える“金のスカラベ”、物理カット率を極めて大きく高める“竜印の大盾のタリスマン”と続くが、魔術の威力を大きく高める“魔術師塊のタリスマン”も多くの回答を集めたのは、魔術師ロールプレイの人気を裏付ける結果かも。
■好んで使用しているタリスマン
(5つまで回答可)
- 黄金樹の恩寵:457
- アレキサンダーの破片:305
- 大壺の武具魂:278
- 金のスカラベ:274
- 竜印の大盾のタリスマン:216
- 魔術師塊のタリスマン:174
- カーリアの徽章:144
- ラダゴンの爛れ刻印:140
- ラダゴンの肖像:119
- 爪のタリスマン:105
- 血の君主の歓喜:103
- 緑亀のタリスマン:98
- 大盾のタリスマン:91
- 恵みの雫のタリスマン:68
- 緋色の凶刃:59
好んで使用している遺灰は?
ボス戦や特定の場面で味方となる霊体を召喚できる“遺灰”はソロプレイの大きな味方であり、アクションが苦手なプレイヤーでもボス攻略を容易にする『エルデンリング』独自の要素だ。その種類は非常に多く、どの遺灰を強化すべきかで悩むプレイヤーも多いはず。このアンケート結果は、そんな遺灰選びのひとつの指針となるかもしれない。
もっとも回答が多かったのは、プレイヤーの分身を呼び出す“写し身の雫”。アップデートにより攻撃力などに調整が施されたものの、やはり“好きな装備や戦技、魔術・祈祷を備えた分身を呼び出せる”というメリットは非常に大きく、高い人気を誇っている。
続いては“黒き刃、ティシー”。死のルーンを宿したその攻撃は相手の最大HPを低下させ、さらにスリップダメージを与えるという強力なもの。攻撃面ではまさにトップクラスの性能を誇るだろう。序盤で入手可能な“霊クラゲの遺灰”と“はぐれ狼の遺灰”にも回答が集まったが、これらの遺灰には“忌み鬼、マルギット”戦などでお世話になった人も多いはず。 “しろがねのラティナ”は強力だが移動ができないという特徴があるものの、イベントに登場するNPCでもあることから印象に残って愛用するプレイヤーも多いと思われる。
■好んで使用している遺灰
(5つまで回答可)
- 写し身の雫:721
- 黒き刃、ティシー:586
- 霊クラゲの遺灰:308
- しろがねのラティナ:164
- はぐれ狼の遺灰:137
- 大盾兵の遺灰:128
- 民兵スケルトンの遺灰:124
- 首なし騎士、ルーテル:106
- 失地騎士、オレグの遺灰:99
- 赤獅子騎士、オウガ:68
- 夜巫女と剣士の傀儡の遺灰:67
- 腐った野犬の遺灰:64
- 古竜の騎士、クリストフ:44
- 人形兵の遺灰:33
- 特攻野郎たちの遺灰:29
印象に残っているNPCは?
本作に登場するNPCは個性的で、一度出会ったら忘れられない者が多い。アンケートでは物語展開と合わせてとくに鮮烈な印象を残すNPCが揃った。なお、本作のNPCイベントは複雑なものが多く、細かく物語を追うのはたいへんかもしれない。しかし、その先には世界の深みをさらに増すエピソードや貴重なアイテムが待っている。まだ会ったことがないNPCがいる場合は、ぜひ周回プレイなどでその物語を体験してみてほしい。
そんなNPCに対するアンケートでもっとも回答を集めたのは、“魔女ラニ”。初対面での印象も強く、イベントの数も多めで、さらにエンディングにも関わる重要なNPCのため、納得の結果といえるだろう。さらに発売前に公開された映像の段階から話題を集めていた“鉄拳アレキサンダー”にも多くの回答が寄せられた。“生きている壺”というインパクトのある外見だけでなく、そのエピソードのラストが非常に印象深かったのも要因だろう。つぎに回答が多かったのは、魔女ラニのイベントにもかかわる“半狼のブライヴ”や、マレニアにも関係のある“ミリセント”。いずれも戦闘での共闘などが記憶に残っている人が多いはず。本作のヒロインとも言える“メリナ”も回答を集めた。
■印象に残っているNPC
(5人まで回答可)
- 魔女ラニ:918
- 鉄拳のアレキサンダー:579
- 半狼のブライヴ:335
- ミリセント:266
- メリナ:260
- パッチ:242
- 魔術師セレン:204
- ラーヤ:164
- ならず者:95
- 鍛冶屋ヒューグ:94
- ハイータ:86
- 白面のヴァレー:82
- 軍師イジー:78
- ディアロス:59
- エンヤ:53
【褪せ人たちの声】
※ネタバレが気になる方はご注意ください※
- 魔女ラニ:導線の引きかたがていねいで、かつみっちりと組まれたイベント。本当にフロム作品のシナリオですか? とびっくりするくらいストレートでした(男性/20代)/本作の“ヒロイン”でしょう(男性/30代)/小さなラニ人形をグッズ化してください(男性/10代)
- 鉄拳のアレキサンダー:さまざまな場所で話し、その悲しみなどを知って印象に残った(男性/30代)/まさしく友だった(男性/30代)
- 半狼のブライヴ:物語に深く関わるラニとその共となるブライブは友好的で、長く接することもあって情が湧いた(女性/20代)/“猟犬の曲剣”を取る際にお世話になった&先輩ポジション(女性/30代)
- ミリセント:ビジュアルが好みなのと、イベントが多くて彼女の行先が気になる(女性/20代)/マレニアとの関連性を考察しながら旅したので思い出深い(男性/20代)
- メリナ:初めは主人公を試していて、メリナ自身も己の目的のために行動している。そこから単に主人公を崇拝するのではなく、対等に接してくるようになるところが印象的だった(男性/20代)/謎が多くて考察のし甲斐がある。しかも、かわいい(男性/20代)
- パッチ:フロムゲーと言えば彼でしょう! 恒例のムービーもあって大満足でした(女性/30代)/言わずもがな(男性/20代)
- 魔術師セレン:師弟として信頼関係を結び、共闘した師匠の末路には強い衝撃を受けた(男性/20代)/私の中でのベストヒロイン賞はエンヤですが、終盤の絶妙なデレ具合がたまりませんでした(女性/20代)
- ラーヤ:フロム作品には稀な、愛嬌のある女の子(男性/30代)/いちばんかわいい。最後の手紙もかわいい(男性/30代)
- ならず者:エビ好きどうしでわかりあえたから(女性/30代)/「エビ好きに悪いやつはいねえ。カニ好きにはいいやつしかいねえ」いちばんの名言だと思う(男性/40代)
- 鍛冶屋ヒューグ:死んだり最終的に敵対するNPCが多いなか、最後までプレイヤーの味方でいてくれた(男性/30代)/残した言葉がうれしかった(男性/20代)
- ハイータ:イベントの内容が衝撃的(男性/20代)/シャブリリのブドウの味が気になって仕方がないです(女性/30代)
- 白面のヴァレー:ねっとりボイスが好き(男性/20代)/1周目で間違えて攻撃してしまい、倒すのにすごい時間がかかった(男性/10代)
- 軍師イジー:ラニ、ブライヴ、イジーの3人の関係がすごく好き(女性/20代)/ブライヴに謝罪するシーンはふたりの関係性を物語っていて切ないです(男性/30代)
- ディアロス:壺村に現れたときは思わず笑ったのですが、最後は「英雄だったよ」とグッときました。小壺のグッズが欲しい……(女性/20代)/その葛藤と最期が非常に好き(男性/30代)
- 指読みエンヤ:怪しさ全開な感じの第一印象から、応援してくれる後半とのギャップがとてもよかった(男性/20代)/プレイヤーを肯定してくれる今作の癒し枠なので(男性/20代)
印象に残っている敵は?
強力な武器や戦技、味方となる霊体などの要素があるとはいえ、やはり『エルデンリング』の敵は簡単には撃破できない相手ばかり。強力な敵に何度も何度も挑み、ついに撃破したときの達成感こそ、本作の醍醐味だ。そしてその激闘の記憶が、そのままこのアンケート結果に反映されていると言えるだろう。
印象に残っているという意味でも、その回答数も納得のボスが“星砕きのラダーン”。広大な戦場がフィールドとなり、数多くのNPCを召喚して共闘しながら戦う“ラダーン祭り”は、ほかのボスとはまったく異なるプレイ体験となっているからだ。ラダーン自体の強烈な強さも印象に残った一因だろう。
そのラダーンに近い数の回答を集めたのが、“ミケラの刃、欠け身のマレニア”。ストーリー進行には直接的な関係はない隠しボス的な存在ではあるが、その強さはまさに絶望的。本作最強のボスとして認める人も多いはずだ。続いては最初に出会うボスとしてのインパクトからか、 “忌み鬼、マルギット”が回答を集めた。ほかにもスルーできる存在ながら“フィールドに出て最初に目につく強敵”となった “ツリーガード”や、スリップダメージによって多くの褪せ人を苦しめた“黒き剣のマリケス”にも回答が寄せられた。
■印象に残っている敵(ボスも含む)
(5人まで回答可)
- 星砕きのラダーン:687
- ミケラの刃、欠け身のマレニア:658
- 忌み鬼、マルギット:443
- ツリーガード:216
- 黒き剣のマリケス:206
- エルデの獣:188
- 接ぎ木のゴドリック:176
- 坩堝の騎士:158
- 黄金律、ラダゴン:149
- 戦士、ホーラ・ルー:137
- 血の君主、モーグ:110
- 満月の女王、レナラ:101
- 冒涜の君主、ライカード:68
- 最初の王、ゴッドフレイ:66
- 火の巨人:57
【褪せ人たちの声】
- 星砕きのラダーン:デミゴッド最強に相応しい迫力と強さを見せつけてきたラダーンは、とくに印象深い(男性/20代)/フレーバーテキストも含めて、揺るぎない英雄だった(女性/30代)
- ミケラの刃、欠け身のマレニア:フロムゲー史上最強(男性/30代)/その圧倒的な強さに魅せられた。彼女の戦技は避けるのも難しく、避けかたを攻略できたと思ったら2回戦が待っていて、手こずる相手だった。やっぱり強いボスと戦うのはおもしろい(男性/20代)
- 忌み鬼、マルギット:初期ステ―タスで挑んだ結果、倒すのに3時間。初ボス戦ということもあり達成感がすごかった(男性/20代)
- ツリーガード:最初の先生(男性/40代)/何も考えずに挑んで何もできなかったときがなつかしくなる(男性/30代)
- 黒き剣のマリケス:今作屈指の良ボス。行動パターンを覚えて、ていねいに避けて慎重に殴るという基本を守れば倒せるバランスもいい(女性/20代)
- エルデの獣:二度と戦いたくない(男性/40代)/前情報がまったくない異質な“何か”が立ちはだかるという展開が好きなので(男性/20代)
- 接ぎ木のゴドリック:よくも悪くも『エルデンリング』にイロハを教えてくれた(その他/30代)
- 坩堝の騎士:最初は本当に高過ぎる壁で、混種と出てくる、2体同時に出てくる……絶望の連続でしたが、戦いをくり返していくうちに『エルデンリング』とは何かを教えてくれました(男性/30代)
- 黄金律、ラダゴン:満身創痍で倒した後に出てくる●●●●●。絶望感を鮮明に覚えている(男性/10代)/出血が入らない、ディレイ強めのモーションなど難しいけれど楽しいボスでした(男性/20代)
- 戦士、ホーラ・ルー:ひとりだけ格ゲーのような動き。つかみと投げ攻撃には笑った(男性/20代)/ヒットアンドアウェイという『ダークソウル』のような古きよき戦闘が楽しい(女性/20代)
- 血の君主、モーグ:あの見た目と攻撃モーション、戦うロケーションがいかにも“魔王”然としていて、単純にカッコよくて好きです。中身は残念ですが(男性/30代)/ニーヒル! ニーヒル!! ニィィィイイヒィィィイル(はあと)(男性/20代)
- 満月の女王、レナラ:グラフィック、ギミック、音楽、演出が美しくてひたすら見とれました(女性/30代)/第2形態への演出が好き(男性/20代)
- 冒涜の君主、ライカード:『ダークソウルIII』の巨人ヨーム戦みたいな感じで楽しかった(男性/20代)/デザインがもっとも禍々しいボスだと思う(男性/20代)
- 最初の王、ゴッドフレイ:第1形態から第2形態の流れは大人になってから気づく格好よさだと思います(男性/20代)/ゴッドフレイ戦からの流れ、めちゃくちゃ燃えました。祝福に導かれた褪せ人の最強決定戦の趣きがあり、「少年漫画か!?」と興奮したレベル(女性/30代)
- 火の巨人:とにかくデカい。第2形態になったときはびっくりした(男性/10代)/いちばん苦労したかもしれない。心が折れかけた(男性/30代)
印象に残っているエリアは?
どこを探索しても印象深いフィールドやダンジョンが待ち受ける狭間の地。美しさや荘厳さ、禍々しさなど、さまざまな形でインパクトを残すエリアは多い。そのため、エリアに関するアンケートは予測がつきにくかったが、集計結果は下記のような形となった。
回答が多かったのは、かつてのラダーンとマレニアの戦いの地であり、赤い腐敗にまみれた荒野が続く“ケイリッド”。どちらかというと禍々しい雰囲気を漂わせるエリアであるが、「比較的序盤から探索可能で、リムグレイブとは大きく異なる風景であること」、「転送罠で連れてこられて苦労した記憶」、「ラダーン戦のインパクト」などが票を集めた理由となっていた。
次点は冒険の始まりの地である“リムグレイブ”。最初のエリアながら、その広大さに驚いた褪せ人も多いはず。ほかには、最大規模のレガシーダンジョンである“王都ローデイル”や、地下ながら美しい星空が広がる“永遠の都、ノクローン”、そして最初のレガシーダンジョンとなる“ストームヴィル城”に回答が集まった。ストームヴィル城は厳密にいえばリムグレイブに含まれるが、その構造で多数の票を集めたため、別格扱いとさせていただいた。
■印象に残っているエリア
(5つまで回答可)
- ケイリッド:456
- リムグレイブ:409
- 王都ローデイル:375
- 永遠の都、ノクローン:200
- ストームヴィル城:172
- アルター高原:153
- 腐れ湖:139
- 魔術学院レアルカリア:106
- モーグウィン王朝:76
- 忌み捨ての地下:73
- 湖のリエーニエ:72
- ミケラの聖樹:70
- シーフラ河:67
- 火山館:58
- 巨人たちの山嶺:52
【褪せ人たちの声】
- ケイリッド:初めて見たとき、「ここは人間が来てはいけない場所」と本能的に理解してしまった(男性/30代)/神授塔を作った人の(いい意味で)頭の壊れかたを尊敬します(女性/40代)
- リムグレイブ:どこに行っていいのかもわからず、ドキドキした(女性/30代)/地下から地上に上がったときに見えた光景がいちばん印象に残っています(男性/20代)/『エルデンリング』と聞いてまず思い浮かぶのが、『指輪物語』の挿絵のような美しいリムグレイブの風景と大きな黄金樹のビジュアルだから(女性/40代)
- 王都ローデイル:上層から下層、地下に至るまで、一国として完成された雰囲気とボリューム(男性/30代)/『ダークソウル』でアノール・ロンドに辿り着いたときと同じような感動があった(男性/20代)/城壁から王都の景色を見た瞬間(男性/30代)
- 永遠の都、ノクローン:四鐘楼からノクローンに初めて来たとき、星が綺麗でびっくりして感動しました(女性/30代)/オブジェなどにいちばんハマった『Bloodborne』感が強くて、散策していてたまらなかった(女性/30代)
- ストームヴィル城:いちばん探索したはずなのに、数十時間後に探索したらまだ拾い漏れがあった。この城、いろいろ多すぎだろう……と思った(男性/30代)
- アルター高原:リムグレイブ、リエーニエ、ケイリッドを突破し、「けっこう進んだかな」と思っていたら高原が広がっていて感動(男性/20代)/ここまで来たか、と感慨深かった(男性/30代)
- 腐れ湖:初めて訪れたときの色彩感覚や衝撃度はナンバーワン(男性/20代)/二度と行きたくない……(男性/30代)
- 魔術学院レアルカリア:ゴシック様式の教会のような巨大な建物と雰囲気、星雲を思わせるようなエフェクトに感動した(男性/30代)/一度クリアーしてからかなり後になって再訪した折に未発見のエリアをいくつも見つけたことから、つくづく本作の“広さ”を実感した(男性/20代)
- モーグウィン王朝:虫が苦手で目をつむりながら進んでいました(男性/30代)/ルーン稼ぎでお世話になった(男性/20代)
- 忌み捨ての地下:ここの落下アスレチックと英雄墓のチャリオットは、なるべくならやりたくない場所として印象に残っています(男性/30代)
- 湖のリエーニエ:青を基調とした土地と魔法のコンセプトが好き(男性/20代)/苦労してストームヴィル城を抜けてたどり着いたときの達成感(男性/30代)
- ミケラの聖樹:敵の強さと足場の落ちやすさで心が折れかけた(男性/30代)/ある意味でいちばんフロムらしい場所だと思う(男性/40代)
- シーフラ河:たどり着いたとき、その幻想的な風景に圧倒された思い出がある(男性/20代)/初めて見たとき「きれいな景色だ」と声に出した(男性/20代)
- 火山館:タニスとラーヤのイベント、内装のデザイン、すべて完璧(男性/20代)/火山館と日陰城はお化け屋敷みたいな場所があって、怖いという印象(女性/30代)
- 巨人たちの山嶺:昇降機の先にあった山嶺の雲の上の背景が美しかった(女性/30代)/メリナのイベントに衝撃を受けて、その後の展開にも驚かされた(男性/20代)
オンライン要素で楽しんでいる項目は?
“ゆるいつながり”を意識した本作のオンライン要素。なかでも、虚実入り混じった内容やネタ的な内容も楽しいメッセージは人気で、プレイヤーが評価できるシステムも高い人気につながっている。協力マルチプレイによって難敵を倒せたプレイヤーも多く、エモートによるコミュニケーションも楽しまれているようだ。マルチプレイでの、プレイヤーによって異なる装備や戦術から学び取る人も多く、マルチプレイ用のネタ装備を用意しているという人も!
■楽しんでいるオンライン要素
(複数回答可)
- メッセージ:1015
- 協力マルチプレイ:746
- 血痕:547
- 幻影:502
- 侵入マルチプレイ:293
- 敵対マルチプレイ:169
【褪せ人たちの声】
- いろいろなプレイスタイルを協力、敵対、メッセージなどを通して知ることができて、時には驚きすらある。明確な会話というものができないこのシステムは、長く遊んでいてもなかなか飽きない(男性/30代)
- ホストと強力なボスを倒した瞬間、帰還までの短いあいだにうれしそうなホストのエモートを見れた瞬間が楽しいです(女性/40代)
- メッセージが評価されるたびにうれしくなり、もっといいメッセージを書こうとやる気が出る(男性/30代)
- 数々の試練に苦しんでいるのは自分だけではないことが血痕などを通してわかる(男性/40代)
- メッセージで一体感のようなものを感じられることが多々あるし、ときどき笑わせてくれることもある(男性/30代)
- ささいなことだけど、ユーザーもゲームを構成する一部なんだと感じられるメッセージが個人的には好きです(男性/30代)
- マルチプレイではいろいろなプレイスタイルを観察できて、そういう戦いかもあるのか! と新たな発見があって楽しい(男性/10代)
- 合言葉マッチングで進行状況の違うフレンドといっしょに遊べるところ(男性/30代)
- 複数回マッチングした相手と倒し倒されをくり返し、「絶対に負けられない」とお互いに熱くなってくるときが楽しい(男性/30代)
- 友だちと助け合い、共感しながら探索したりやボスを倒せるから(女性/20代)
- 侵入されたほうに余裕があるので、ジェスチャーしたり戦ったりしてなぜか仲よくなった(男性/20代)
- ほかのプレイヤーがいろいろな装備や魔術を使っているので、敵対しても協力しても飽きない(男性/30代)
- 協力プレイなら言葉のない中で生まれる意志疎通が、侵入プレイならフィールドやギミックを活かした闘いが楽しめる(男性/20代)
気になることや知りたいこと、ゲームの感想などを教えてください
アンケート調査の最後に、『エルデンリング』で気になることや知りたいことなどを自由に回答していただいた。結果、たくさんの人がダウンロードコンテンツによって追加ストーリーやNPCの物語が深堀りされることを期待していることがわかった。アップデートによる調整も高評価を受けているが、オンライン関連での改善など、さらなるアップデートに対する期待値は高い。また、続編を希望する話も少なからず見受けられたが……まずは本作を隅々まで遊びつくしてみてはいかがだろうか!
【褪せ人たちの声】
- 広い世界、さまざまな攻略方法。霊馬のおかげでひとり旅も寂しくなく、過去作よりも暗い世界ではないのも好き(男性/40代)
- 前日譚をゲームにしてほしい(男性/20代)
- DLCや大型アップデートに期待しています(男性/30代)
- イベントをこなしてすべてを理解できないので、把握していないところを知りたい。世界観、設定が深すぎて理解が及ばない。すごい世界観だと思う。圧倒される(男性/30代)
- 160時間プレイしているのですが、どうやらまだストーリーは半分くらいのようです。このゲームのボリューム、本当にすごすぎる(男性/20代)
- 毎日欠かさずプレイしてあちこちを探索し、強敵たちとの戦いやアイテムのドロップに一喜一憂し、ひさしぶりに心から本当に熱中できたゲーム。不満点がないわけではないけれど、たいへん素晴らしゲームをありがとう(男性/30代)
- この世界観は続編につないでほしい(男性/40代)
- 公式からキャラクターの相関図やストーリーの説明を公開してほしいです(女性/40代)
- 『Bloodborne』は、終盤のあるボスが倒せなくて未だに詰んでいる。本作も心が折れそうになる瞬間は多々あったが、戦灰や遺灰の試行錯誤で足りないプレイヤースキルを補い、突破できたときのうれしさはひとしおだった(男性/30代)
- 各地に、特に攻略が必須ではないダンジョンを多数配置し、攻略するかはプレイヤーの自由というスタイルもよかったと思います。各ダンジョンの構造は多彩で、あきさせない工夫が凝らされていました。欲を言えば、ダンジョンのタイプにもう少しバリエーションがあるとうれしかったです(女性/40代)
- 待ちに待った作品は、過去最高の出来でした。今後も、長期的なバグ修正とバランス調整を含むアップデートや大規模なDLCを期待しているので、それらの情報がほしいです(男性/40代)
- マルチプレイでのネットワークが安定していないので、早急に改善をお願いします(男性/30代)
- 風車村ドミヌラを作った意図を知りたい(トラウマなので)/エビ派とカニ派どちらが多いのか(エビ派)(女性/30代)
- ラダーン全盛期のDLCを出してください(男性/20代)
- ボス敵やNPCを含めたキャラクターの背景や考察が知りたい。元になった伝承や神話があれば、それも知りたい(女性/30代)
- 探索が大好きなので、広いフィールドやダンジョンの複雑さを大いに楽しませてもらいました。試行錯誤の末に強敵に打ち勝つ楽しさもさらに強化されたようなパワーのある作品でした。ただ、強化に必要な鍛石の要求数がやたらと多く、さまざまな武器を試したいのに数が揃わず、窮屈に感じました(男性/30代)
- NPCイベントとなかなか巡り会えず、孤独に旅している感じが強いので、村が欲しい。人々とのやりとり、エピソードでそこのロケーションでかつて何があったかを知りたい。魅力的なロケーションがたくさんあるのに、語り部が少ないのはもったいない(女性/30代)
- 生きているうちにクリアーしたいです(女性/40代)
- こんなに純粋にゲームと向き合えている感覚はひさしぶりで、大人になってもこういう体験ができたことをとてもうれしく、また誇らしく感じています。おお…フロムよ…(女性/30代)
1700人の褪せ人による『エルデンリング』アンケートを2回に分けてお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか。紹介した回答や褪せ人たちの声は、回答数が多かったものや代表的なものをピックアップしており、ほかにもたくさんの回答をいただきました。そのすべてを掲載することはできませんでしたが、ご協力いただいた“褪せ人”たちの皆さん、本当にありがとうございました!
これからプレイを考えている人、まだ旅路の途中という人、周回プレイに突入している人……本記事の内容はそれぞれに参考となることも多いので、ぜひ冒険に役立ててください。そして、アップデートによってプレイにいろいろな変化が起きている人もいるかもしれません。そんな旅路の道程を、あらためて皆さんにお訊きする機会があるかと思います。その際はまたご協力をお願いします!