ベセスダ・ソフトワークスが、Steamで配信しているオープンワールドアクションRPG『フォールアウト3』のPC版ゲーム・オブ・ザ・イヤーエディションについて、実に12年ぶりとなるアップデートを配信。これによりこれまで動作に必要だったGames for Windows Live(通称GFWL)のインストール等が不要となった。

 ただし同PC版は日本語には非対応。またアップデートの影響で有名MOD(※)である“Fallout Script Extender”(通称FOSE)および同MODに依存するMODがエラーを出すようになっており、同MODの公式サイトによると新バージョンに対応する時期は未定とのこと。(※ユーザーコミュニティ作成の拡張)

 『フォールアウト3』は、核戦争後の未来のアメリカを舞台にしたRPGシリーズの2008年作品。この作品からベセスダ・ソフトワークス開発となり、広大な3Dオープンワールドを舞台とするゲームに変貌。現在に繋がる大ヒット作となった。

 GFWLは、マイクロソフトが当時クロスプラットフォームなオンラインサービス提供を目指して促進していた取り組み。その先進性はともかく評判はあまりよくなく、その目標を後継サービスに受け継ぎつつ2014年に終了。しかし本作のような旧作にはプログラムにガッツリ組み込まれていたため、データを弄って無効化したりほぼ意味ないのにGFWLをインストールするといった作業が必要となっていた。