1990年代初頭に『DOOM』や『Quake』といったゲームによりFPSジャンルを確立した老舗ゲームスタジオ、id Software。その恒例のファンイベント“QuakeCon”が今年もテキサス州ダラスで開幕した。
初日の基調講演では、E3ではティザー映像のみの公開だったFPS『DOOM Eternal』のゲームプレイ映像を初公開。その模様がYouTubeにアップロードされている。
『DOOM Eternal』は、初期『DOOM』の衝撃や当時における過激性を現代の最新技術でリブートさせた2016年版『DOOM』の続編。海外ではプレイステーション4/Xbox One/PC/Nintendo Switchでのリリースが予定されている。
なおSwitch版は、前作『DOOM』や『Wolfenstein II: The New Colossus』の移植を行ったPanic Buttonによる移植版となるようだ。
他プレイヤーのキャンペーンへの侵入要素が登場
本作のキャンペーンモードでは、他のプレイヤーがデーモン(敵)として侵入してくる侵入要素が実装予定。今回のゲームプレイ公開では、2人のプレイヤーがそれぞれ異なるデーモンとして侵入してくる様子が披露された。
侵入するか、されるか、または従来どおり単独でプレイするかはプレイヤーが選択可能なほか、フレンドなどとタッグを組んで侵入することもできるという。
グラップリングフックも! より強化されたアクション
単体で死地に突入してデーモン軍団を殺戮できる唯一無二の存在“ドゥームスレイヤー”のアクションがさらにパワーアップ。ショートダッシュで敵の突進などを回避できるほか、肩にはサブ武器として火炎放射器などを装備可能。弱った敵を粉砕する近接のフィニッシュ攻撃では、左腕の伸縮式ブレードで一刀両断することもある。
そしてスーパーショットガン用のアタッチメントとして、“ミートフック”が登場する。これにより、フックを空中のデーモンに打ち込んで飛びついたり、チェーンを巻き取る勢いを活かしてそのまま飛び越えるといった、グラップリングフック的なアクションが’可能となっている。
新武器では、爆発性の矢を撃ち込む“バリスタ”や、通常時はセミオートのライフルのように使い、ズーム時はヘッドショット狙いで強力な一発を撃ち込む“ヘビーキャノン”という武器などを見られた。ショートダッシュやミートフックなどの新アクションと組み合わせることで、テンポのいいガンアクションを楽しめそうだ。
地球やフォボスなども戦場に
前作では火星に発生したデーモンを相手に死闘をくり広げたドゥームスレイヤー。本作ではデーモンによって破壊された地球や、巨砲“BFG10000”(※)が据え付けられた衛星フォボス、そして地獄の新しいエリアなども戦いの舞台となる。
懐かしい敵のリブート版など、新デーモンが多数登場。破壊表現もパワーアップ
『DOOM Eternal』で登場するデーモンの種類は、『DOOM』から倍増しシリーズ最多のバリエーションになるとされている。往年の作品から“ペインエレメンタル”、“アーキヴァイル”、“アラクノトロン”といったデーモンのリブート版が登場するほか、“ドゥームハンター”や“堕ちた略奪者”といった新規のデーモンもプレイヤーの前に立ちはだかる。
そしてドゥームスレイヤーの攻撃によって各部位が徐々に破壊されていくダメージ表現も進化。装甲が破壊されて内部が露出されるといった形で、超ハイテンションな戦闘の最中でも相手のダメージが一目瞭然とわかるようになっている。