ベセスダ・ソフトワークスが『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』PC版を4月3日よりSteamで配信することを発表した。Steamでの予約価格は7980円。PC向けのVRヘッドマウントディスプレイの主流であるOculus Rift、HTC Vive、Windows MRヘッドセットのいずれにも対応するようだ。
『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』PC版は、昨年発売されたPS VR版に続くものとなる。オープンワールドRPG『ザ エルダー・スクロールズV:スカイリム』本編だけでなく公式アドオン3種(Dawnguard、Hearthfire、Dragonborn)も収録し、その広大な世界をそのままVRゲームとして体感できるVRバージョンだ。
Steamの予約ページの記述に従えば、PS VR版同様にモーションコントローラーとゲームパッドでのプレイに両対応。モーションコントロールで自分の手で剣を振ったり魔法を放ったりして全身を使って没入するスタイル、座って操作自体はゲームパッドで行う利便性と視覚的没入感を両立させるスタイル、どちらも長所短所があるので、より自分がじっくり没入できる方を選ぶといいだろう(例えば記者はモーションコントロールだと近接武器の軽さが気になってしまうので後者を好む)。
ちなみに業界的に驚かれているのが、本作がOculus Riftに対応するということ。ベセスダ・ソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアとOculus VRはVR技術の開発をめぐって法廷闘争に発展しており、昨年ひとまずゼニマックス側の勝訴という形で最初の判決が出た以降も、PC向けに出したVRタイトル『Fallout 4 VR』や『DOOM VFR』ではOculus Riftに対応してこなかった。
もし今回のOculus Rift対応がそのあたりの風向きが変わったことを示すのならば、かねてから「HTC Vive以外にも対応したい」と表明している『Fallout 4 VR』などにも、もしかすると新たな展開が見られるかもしれない。