『FFXIV』のアップデート情報を全世界のプレイヤーに向けて発信する、第41回プロデューサーレターLIVEが2018年1月17日に開催。公開が目前に迫った“パッチ4.2 暁光の刻”(以下、パッチ4.2)で追加される最新コンテンツの中身を、吉田直樹プロデューサー兼ディレクターが説明した。前回の放送では、パッチ4.2で追加される新要素の概要が紹介されたため、今回は“パッチ4.2コンテンツ特集Part2”と題し、アップデートの目玉となるコンテンツの詳細を実機映像を交えて解説。極白虎征魂戦や次元の狭間オメガ:シグマ編(以下、シグマ編)のさらなる情報が明らかになったのだ。

パッチ4.2 暁光の刻は1月30日に公開! 第41回『FFXIV』プロデューサーレターLIVE_01
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コミュニティチームの室内氏とともに吉田氏が登場。2018年最初の公式放送ということもあり、「明けましておめでとうございます」と挨拶。
放送冒頭で最新のトレーラームービーが放映。パッチ4.2の公開日は、2019年1月30日と発表された。

ジョブ調整にまつわる吉田氏の発言を総まとめ!

 それでは、この日発表されたパッチ4.2関連の情報を順番に振り返っていく。まずは白虎征魂戦の中身からご紹介。これ以降、とくに注釈のない限り、箇条書きの発言はすべて吉田氏によるものだ。

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前回のプロデューサーレターLIVEで発表された、パッチ4.2の実装項目を改めておさらい。

白虎征魂戦

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炎に包まれた犬のマウント。極白虎征魂戦で手に入るものと思われる。
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バトル開始直前のカットシーンで、白虎が人の姿に変身していた。

◆ひたすら虎を殴っているだけではおもしろ味が少ないので、イケメンの姿にした
◆(ボスの右手の白虎は)バトル中にちぎれ飛ぶ
◆バトルはすごく凝った作りになっている
◆極白虎征魂戦の報酬は武器。次元の狭間オメガ零式:シグマ編(以下、零式:シグマ編)に挑む方は、事前に取得しておいたほうが格段に攻略が楽になるだろう
◆極スサノオ討滅戦や極ラクシュミ討滅戦よりも確実に難しい
◆極神龍討滅戦で登場した、“何かをしながら後ろを見て”みたいなギミックはない
◆極白虎征魂戦は、演出の面でも楽しめるようになっている
◆序盤の15分間くらいだけ、メインクエストと四聖獣奇譚の物語がいっしょに進む。(今回は物語の途中で)四聖獣奇譚のストーリが分岐する作りとなっている。そうした理由は、メインシナリオに絡む人物が四聖獣奇譚のシナリオを引っ張っていく関係上、一瞬だけ本編の側に登場してもらわないと困るため。
◆分岐が発生したかどうかは、画面内のクエストアイコンを見ればすぐにわかる
◆新規インスタンスダンジョン“紅玉火山 獄の蓋”は、四聖獣奇譚の物語を通じて登場する

バトル関連調整

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◆全体の方針は、各ロール内におけるジョブの特徴を維持したままの横並び調整
◆侍、赤魔道士、吟遊詩人、竜騎士、忍者には調整が入らない
◆ナイトが突出してダメージが高いため、ちょっとだけDPSを抑えさせていただく。パッチ3.4からの課題だった魔法(攻撃に対する)防御力もずいぶん解消されてきたので、ご容赦願いたい
◆暗黒騎士と戦士は“ちょい上げ”
◆(タンクロール内で)DPSという意味では、ナイトが少し下がり、暗黒騎士と戦士がやや上がる味付け
◆パッチノートの中でもっとも調整の項目数が多いジョブは戦士。全体的なコストの管理を簡略化することにした
◆シュトルムブレハを少し抑えたうえで、全体的な技の威力を高める。以前に竜騎士のヘヴィスラストの威力を下げて、ほかの技の効果を高めたことがあるが、それと同じ措置を戦士にも取る
◆原初の解放とバーサクがセットになってしまっているので、システムを変えることにした。ラースの管理がすごくやりやすくなっているのだが、パッチノートを見ただけでは(効果が)わかりづらいかもしれない
◆暗黒騎士は使い勝手を向上させた。項目数は少ないもののDPSがちょっと上がっている
◆機工士は最後(に実施した調整)で盛りすぎた。単体のDPSに関してはそのままに、ハイパーチャージの効果を1%だけもとの状態に戻させてもらう
◆黒魔道士は(調整の意図が)伝わりにくい気がする。味方を蘇生させる系統のアクションは入らない
◆基本的には使いやすさの向上とDPSの底上げが行われる。いちばんわかりやすいところでいえば、ファイジャの威力がアップしている
◆サンダー系とファイガ系のProc状態の持続時間が、6秒ほど長くなる。いままでよりもProcを長く抱えておけるようになるので、たとえばファイアでアストラルファイアを更新した後に、(余裕を持って)無詠唱のサンダガが発動できるように
◆本当にじょうずな人が黒魔道士を使うと、ちょっと強すぎる状態になるかもしれないが、純粋火力という意味ではそれでもいいのかなと
◆エーテリアルステップのリキャストタイムが10秒に短縮。コンテンツの流れを把握すれば、そこにエーテリアルステップを合わせていけるようになる
◆コンテンツへの理解度を深めれば、そのぶんDPSを高められるのが黒魔道士の特徴。この魅力はどうしても残したいと思っている
◆トランスの再使用時間も8秒に短縮。アストラルファイアとアンブラルブリザードが手軽に切り替えらえれるようになるので、余裕を持ってファウルを抱えられる
◆召喚士の範囲火力がとんでもなく高い状態になっているので、(性能を抑えさせてもらった)。(その代わり)単体火力が、ほんのちょっとだけ上がっているかもしれない。数値的には、かなり微妙な設定になっている
◆DoTを入れ続けられる点は有利なので、ギミックで動かされるタイプのコンテンツに対しては依然として召喚士が優位を保てるはず
◆モンクに関しては、調整項目数が多め。たとえば疾風の極意に“疾風迅雷を付与”の効果が追加されたりする。これにより、開幕時や中間で落ちた(戦闘不能から復帰した)場面で、疾風迅雷のスタックが早く溜まるように
◆桃園結義の効果が、自身にも付与されるようになる
◆だまし討ち、煙玉、影渡しの3つを持つ忍者をパーティに入れておけば安定するなかで、「モンクをあえて入れる意味が小さい」というお声があることは承知している。(そうした意見を踏まえたうえで)マントラや踏鳴などのリキャストタイムを短くした
◆ヒーラーロールの3つのジョブは、使い勝手の向上が図られる。マイナス方向への調整はとくに行われていない
◆学者の深謀遠慮の策は、効果時間がゼロになった時点でヒールが発動するようになる
◆ロールアクションのディヴァージョンに関して、敵視抑制率を50%から90%に引き上げ。効果時間も15秒から30秒に延長される
◆ジョブ調整の全容は、おそらくパッチノートが先行公開された時点で発表になる
◆パッチノートの先行公開は、間に合えば金曜の夜(2018年1月26日)に行われる

属性パラメータについて

パッチ4.2 暁光の刻は1月30日に公開! 第41回『FFXIV』プロデューサーレターLIVE_11
パッチ4.2 暁光の刻は1月30日に公開! 第41回『FFXIV』プロデューサーレターLIVE_12
『旧FFXIV』時代から存在してきた属性パラメータが、パッチ4.2でついに削除される。

◆いずれ何かに使うかもしれないという軽い気持ちで属性パラメータを残しておいたが、利用しない決断を下した
◆今後、コンテンツで属性を用いることはあっても、平常時にそれを利用することはもうないだろうという判断のもとで削除を決めた
◆属性マテリアの排出が停止されることによって、錬成を行なった際にハズレを引く可能性が低下する
◆手持ちの属性マテリアは、いままで通りショップへの売却が可能なうえ、ミュタミクスにお願いすればマテリア合成も実行できる
◆採掘師と園芸師の“各属性のパラメータの高さを条件に獲得可能個数が上昇する”ボーナスについてもルールが変更される。現在は、冒険者の最大GPの高さに応じたボーナスの仕組みが別に用意されているので、すべてそちら側に統一することにした
◆禁断の地 エウレカ:アネモス編はエレメンタルレベルという独自のルールを持つコンテンツで、皆さんにレベリングをしてもらうことになる。また、マギアボードという専用のシステムがあり、各属性の魔石をはめたボードを回して自身の属性を調整したうえで、特定の属性に特化した敵と戦っていくみたいな遊びもある
◆皆さんが落ち着いてきた段階で遊んでいただきたいので、禁断の地 エウレカ:アネモス編はパッチ4.25で公開する
◆内部で行うレベリングは、既存のディープダンジョンとは異なる作り。ソロでもフルパーティでも楽しめる。
◆エレメンタルレベル6以上の冒険者が戦闘不能状態でデジョンを使用すると、デスペナルティ―が発生する。ただしレイズなどで蘇生した場合は、経験値は減少しない