プレイステーション・プラットフォームの新作の発表や、最新作の試遊が楽しめるゲームイベント“PlayStation Experience 2017”が、2017年12月9日~10日(現地時間)の2日間、アメリカ・カリフォルニアで開催される。今年で4回目となるPlayStation Experienceは、昨年と同様に同州のアナハイムにあるアナハイムコンベンションセンターでの開催。開催先駆け12月8日20:00よりは、“PlayStation Presents”と題した発表イベントが実施された。本記事では、そのイベント内で発表された内容をまとめてお届けする。
オープニング映像が上映された後、ソニー・インタラクティブエンタテインメント ワールドワイド・スタジオのShawn Layden氏とプレイステーション ソーシャルメディアディレクターのSid Shuman氏がステージ登場。本イベントの内容やPlayStation Experience 2017の見どころなどを紹介した。
PS VR用FPS『Firewall Zero Hour』発表
最初に発表されたのは、プレイステーションVR(以下、PS VR)用ソフト『Firewall Zero Hour』。同作は、4対4のチーム戦が楽しめるタクティカルFPSで、PlayStation VR シューティングコントローラーを使ってプレイできる。
Just revealed at #PSX: Firewall Zero Hour, a 4v4 tactical FPS built from the ground up for PS VR. PSX attendees wil… https://t.co/YCCyFTpARW
— PlayStation (@PlayStation)
2017-12-09 13:12:27
『人喰いの大鷲トリコ』VRコンテンツが登場
2016年12月に発売された『人喰いの大鷲トリコ』のPS VR用コンテンツが配信決定。海外における配信日は12月12日で、価格は無料。なお、PS4用ソフト『人喰いの大鷲トリコ』を所持していなくてもプレイできる。
The Last Guardian VR demo is coming to PS VR! https://t.co/8zUbFNOrTp
— PlayStation (@PlayStation)
2017-12-09 13:16:18
『ワイプアウト オメガコレクション』が無料アップデートでPS VRに対応
反重力テクノロジーを搭載したマシン“クラフト”を駆り、爽快感溢れるレースバトルを楽しめる『ワイプアウト オメガコレクション』が2018年早期に実施予定の無料アップデートでPS VRに対応することが発表された。
『Horizon Zero Dawn』、『GOD OF WAR』、『Dreams』、『Detroit Become Human』のクリエーターによるトークセッションが実施
ここからは、開発者によるトークセッションを実施。『Horizon Zero Dawn』、『GOD OF WAR』、『Dreams』、『Detroit Become Human』のクリエーターが順番に作品の紹介などを行った。
『Detroit Become Human』では、発売時期が2018年春に決定したことが発表されたほか、プレイヤーキャラクターのひとりである捜査官のコナーが人質救出に挑むシチュエーションの実機プレイも披露。選択肢が表示されるごとに、客席から選んでほしい選択肢の声があがり、大盛り上がりでゲームは進行。最終的には、コナーが犯人を拳銃で撃ち、人質を救出するという結末を迎えた。
新作タイトルの最新映像が続々公開
地面にぽっかり空いた謎の穴を操作し、マップ上の物を飲み込ませていき、穴をどんどん大きくする『Donut County』のプレイステーション4版が発表。海外での配信は2018年を予定。
人類が消え去った後の世界を舞台にしたアドベンチャーゲーム『Jupiter & Mars』のトレーラーが公開された。プレイヤーはイルカのJupiterを操作し、パートナーであるMarsとともに、文明の遺物が沈む海を探索する。PS VRにも対応しており、2018年5月に欧米でのリリースを目指して開発中。なお、残念ながら日本発売は未定とのこと。
『ブレイブルー クロスタッグバトル』、『ソウルキャリバーVI』、『モンスターハンター:ワールド』の3タイトルの映像が公開。『モンスターハンター:ワールド』の新トレーラーは、ドラマパートや巨大モンスターとの戦闘シーンなどが収録されている。また、映像の最後では『ロックマン』とのコラボを発表。映像によるとオトモアイルーをロックマンの姿にできるようだ。
小島秀夫監督が手掛ける『DEATH STRANDING』の開発秘話も明らかに
続いて、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのAndrew House氏とPS4のリード・システムアーキテクトとして開発に携わったMark Cerny氏が登壇。そして、『DEATH STRANDING』の最新映像上映後、同作を手掛ける小島秀夫監督もステージに登場し、トークを展開。トレーラー後半の主人公(ノーマン・リーダス)が水中を漂うシーンがプレイアブルであることや、同作の開発秘話などが披露された。
『MediEvil(メディーバル)』リマスター版が発表
最後に『MediEvil(メディーバル)』プレイステーション4用リマスターが発表された。『MediEvil(メディーバル)』は、ホラーコメディな世界観が特徴のアクションアドベンチャー。日本では1998年にプレイステーション用ソフト『メディーバル 甦ったガロメアの勇者』が、海外ではさらに続編が発売されている。
“PlayStation Experience 2017”は、2017年12月9日~10日(現地時間)に開催。ファミ通.comでも、本イベントの模様を順次お届けしていく。また、会場近くにあるAnaheim Hilton Hotelでは、CAPCOM U.S.A.が主催する『ストリートファイターV』の公式大会“カプコンカップ2017”も開催されている。こちらのリポートもお届け予定なのでお楽しみに。