神業同士のぶつかり合い!

 NHN ハンゲームが運営するPC用FPSタイトル『BLACK SQUAD』。日本では2016年11月からサービスインした新規タイトルながら、リアル志向と王道を追求した完成度の高さから人気を集め、競技人口も増えつつあるタイトルだ。

 2017年3月5日、『BLACK SQUAD』の記念すべき日本国内初の公式大会“PRIMAL CUP”のオフライン決勝大会が、e-sports SQUARE AKIHABARAにて開催された。

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▲新しいタイトルではあるが、ほかのFPSで名を挙げた有名プレイヤーやプロゲーミングチームも参戦し、激戦をくり広げている。駆け付けたギャラリーの中には、予選で惜しくも敗退した強豪クランの面々も。
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▲大会のMCはゲームアナウンサーOooDa氏(中)。解説はプロeスポーツDetonatioN Gaming所属のMaa氏(左)が担当。『BLACK SQUAD』日本運営プロデューサーの久東謙太氏(右)も実況席で試合の行方を見守る。

 決勝大会のステージには、2017年1月から、4グループで開催されたオンライン予選大会をそれぞれ勝ち抜いてきた4クランが登壇。
 今回の大会では予選の段階から、強豪同士が入り乱れる激戦が展開。大方の予想を覆す大金星も数多く飛び出し、決勝にはプロゲーマーのクランと一般プレイヤーのクランの両方から、実力十分の猛者が駒を進めてきた。予選での実力を見るに、どのクランが優勝してもおかしくない拮抗状態だ。

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▲優勝クランにはプロモーション活動に協力してもらい、その報酬として100万円が贈呈。さらに日本代表として、韓国で開催されるエキシビジョンマッチに招待される!

 久東プロデューサーいわく、今回の大会には「全体の技術向上」の狙いもあるとのこと。その狙い通り、今回進出した4クランは、今まで知られていなかった戦術や地形の利用法などを、予選の段階から数多く披露してきてくれている。

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▲Aグループ進出クラン“DNG_Requish”。プロeスポーツチーム・DetonatioN Gaming所属ということで実力は折り紙つき。事前の優勝予想でも1位だった。
▲Bグループ進出クラン“Inperium”。e-sportsマルチゲーミングチーム・Crest Gamingの『BLACK SQUAD』部門で活動するクランであり、クラン勝の勝率も10割に近い。
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▲Cグループ進出クラン“DEMACIA”。一般プレイヤーによるクランであり、今回唯一の関西勢でもある。リーダーからは関西のパワーを見せつけたいと、強気のコメントも!
▲Dグループ進出クラン“USG_Zenith”。プロゲーミングチーム・Unsold Stuff Gaming所属のクランだ。かなりの練習を積み、150もの作戦を用意してきたとか!?
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▲以上4クランによる、抽選で決定した今回のトーナメント表。最初から、強豪プロチーム同士の激突が見られることに!

 こうして始まった決勝大会は予想通り、準決勝から波乱の嵐!

 まずはその準決勝2試合を、ダイジェストで解説していこう。なお、試合のルールは以下の通りだ。

・マップは爆破ミッションの6つのみ使用。
・各マップでは、5本で攻守陣営切り替え。6本先取でセット勝利。
・準決勝では2セット先取、決勝では3セット先取したクランの勝利。
・試合前にじゃんけんに勝ったクランが、最初のセットのマップ選択権か陣営選択権のどちらかを選択。2マップ目以降は、前セットで敗北したチームが選択権を獲得。

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〇準決勝 USG_Zenith 対 DNG_Requish

 第1セットのマップは、DNG_Requishが“キャッスル”を選択。複雑かつ立体的なマップで、クリアリングが必要なポイントも多くスナイパーが活躍しにくいマップなのだが、創意工夫が活きるマップでもある。

 その1本目、守り側のDNG_RequishはポイントA側の守りを空けての逆ラッシュという奇策を展開したが、USG_Zenithはこれに見事に対処した。1on1となった最後の攻防は、設置した爆弾を解除しているところを狙い撃って撃破。
 その後、USG_Zenithは勢いに乗り、DNG_RequishのDNG_Melofovia選手の粘りをも押さえつけ、一気に4本先取。DNG_RequishのDNG_Xtyle選手が5本目でトリプルキルを決めて1本取り返すものの、4-1の大差で陣営交代を迎える。

 USG_Zenithの勢いは攻守交代後も止まらず、6本目こそ譲ったものの、7本目ではポイントAに一切も踏み入らせず3キル。さらに最後に残ったAlp_選手が1on2の不利をものともせず2キルを決めるという圧倒的な強さを見せつける。続く8本目も制し、第1セットを6-2で先取した。

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▲1on2の不利も当然のように覆す、撃ち合いの強さを見せたUSG_Zenith。撃ち合いだけでなく、あえて爆弾を設置せずに裏へ回るなど、相手の動きを予測した戦術も見事。

 第2セットのマップはDNG_Requishが“ペーパーカンパニー”を選択。センター部分を制するのが非常に重要なマップだ。
 2セット目はスナイパーライフルなどの多彩な武器を、緩急付けて交換していく接戦が展開。前半はDNG_Requishが2本、USG_Zenithが3本を取って折り返しを迎える。

 後半、最初の6本目をLycer選手の1on2からの爆弾設置を生かした立ち回りで取られたものの、続いて3本を連続で取り、今度はDNG_Requishが先にリーチをかけた。前半戦とは打って変わって、残り30秒を切る長期戦が多くなっていく。
 しかし、10本目で見事な先読みを決めたUSG_Zenithが5-5まで取り返し、そのまま11本目も勝利。2セットを先取し、決勝戦へと駒を進めた。

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▲10本目ではDNG_nemcy選手のシフトチェンジすら見切り、移動ルートで待ち構えて倒しきってみせたUSG_Zenith。ほかにもHookin選手にダクトから部屋に侵入してからの連続キルを許すなど、DNG_Requish側は分断や裏取りをされてしまう場面が多かった。

〇準決勝 Inperium 対 DEMACIA

 続く準決勝第2試合は、サービスイン当初から強いと評判だったInperiumと、予選で“火牛”などの強豪クランをことごとく倒してきた未知数の強さを持つ新鋭・DEMACIAの対戦。

 第1セットは、DEMACIAが“キャリア”マップを選択。やや狭く侵攻ルートが限られ、屋内なのでグレネードの遠投も通りにくいマップだ。遭遇戦での、純粋な撃ち合いが重要となる。

 まずは守り側のInperiumが、DEMACIAに何もさせず1本先取。その勢いで3本先取するものの、その間も徐々にDEMACIA側が盛り返してきており、4本目では1on4で圧倒しつつ1本取り返す。
 その後もInperiumエースのaxi選手がキルを取っていくのに対し、DEMACIA側はCyy-選手がそのaxi選手を止めつつ、果敢に攻めるひふみ選手、要所をしっかり押さえるBrofeld選手と、各選手が均等に活躍。4本目からは折り返し後も含め、DEMACIAが6本連続で勝利し、第1セットを3-6で制する。

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▲後半戦序盤の段階でaxi選手のキル数が13と、その強さが際立つ。それに対してDEMACIAは、総合力で一気に勝負を決めた。

 第2セットは、Inperiumが“コレクション”マップを選択。お互いに配置読みを的確に当てていく戦術を決め、一進一退の攻防が続いたが、3-5で追い込まれてからInperiumが3本一気に取って、逆転勝利を達成。1セットを取り返した。

 決着となる“ブルックリン”での第3セットも、ひとりがキルを取ればキルを取り返す、シーソーゲームのような展開が続いた。お互いに爆弾周辺での攻防にしっかりとグレネードを使ったり、スモークを絶妙な位置に展開して待ちかまえたりと、堅実な立ち回りを見せる。
 そして、5-5で迎えた最終戦。Inperiumがここまでの時間を使った立ち回りとは打って変わって、すさまじいラッシュをしかける。DEMACIAもこれに対応してみせるも一歩及ばず、Inperiumが決勝への進出を決めた。

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▲メインウェポンを撃ち切っても、即座にデザートイーグルに持ち替えてトリプルキルを決めてみせた“ひふみ”選手をはじめ、マップや陣営の選択からも「撃ち合い大好き!」という特色が伝わってきたDEMACIA。素晴らしい奮闘を見せてくれた。

まさかの長考戦! 体力の限界を超えて勝利したのは!?

 激戦の結果、決勝戦のカードはInperium対USG_Zenithに決定した。決勝戦は2セットではなく、3セット先取となる。

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▲2セットストレートで勝ち上がってきたのはどちらも同じ。長期戦を経たうえ、連戦となったInperium(左写真)と、やや余裕をもって進出してきたUSG_Zenith(右写真)。この差は響くのか?

 決勝戦は“ペーパーカンパニー”での激闘で幕を開けた。グレネードが障害物を超えて通る意外な場所が多いこのマップ。お互いのグレネードランチャーの応酬による体力の削り合いが起こることもあってか、互いに慎重な立ち回りを見せていく。

 時間ギリギリまで爆弾の設置を急がず、守りを固めつつの慎重な展開で、前半はInperiumが2本、USG_Zenithが3本を取って終了。
 だが後半戦、ポイントBにプレッシャーを与えつつ守りを誘い出すUSG_Zenithの攻勢で1本を取られたせいか、Inperium側はその後の試合、守りの布陣に大きな変化を加えないことを選択。ここを見逃さず、各個撃破を重視した布陣で攻め入ったUSG_Zenithが3本連続で勝利し、2-6で第1セットを取った。

 続く“コレクション”での第2セットも、お互いの布陣を時間をかえて探ってから動き出す展開が続く。
 序盤は守り側のInperiumが設置ポイントにグレネードでプレッシャーをかけ、USG_Zenithが攻めあぐねる展開に。だが、3本目から後半戦の7本目にかけて、USG_Zenithは一気に5本連続勝利。緩急をつけた攻めに加え、JarvanVI選手やLycer選手によるファインプレーも連続で見られた。
 こうして5本取ってから2本取り返されつつも、第2セットも4-6でUSG_Zenithが勝ち取り、優勝へと先にリーチをかける。

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▲USG_Zenith側はOz_選手が際どいところでしっかりとカバーを間に合わせるなど、高い連携力も見せつける。相手の連携をカットし、1on5の状況すら生み出す戦術の巧みさも光る。

『BLACK SQUAD』はマップがそれほど広くないため、遭遇戦での速攻決着が多くなるイメージが強いタイトルだ。しかしこの決勝戦では、慎重な探り合いと読み合いによる長考が続いていく。

 そんな消耗も激しい展開の中で迎えた第3セット、マップは“キャッスル”。 ここに来て、Inperium側の動きにやや変化が見え始めた。Azusa...選手のグレネードや射撃による見事なファーストキルをはじめ、4本目ではこれまでになく強気に勝負に出て4on2の有利な状況を生み出すに至る。
 これに対して、USG_Zenithも冷静に対処。1本取っては取り返される、一進一退の攻防が続いた。後半の7本目でもポイントBへInperiumが猛ラッシュをしかけ、ギリギリの接戦をHa1JiN選手が決めて勝利。ここから8本目、9本目と、スモーク越しのキルを決めるなどその勢いを見せつつ奪取し、Inperiumは1セット取り返して見せた。

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▲退くことのないHa1JiN選手たちによる部屋への詰めが、無謀どころか逆転の糸口へとつながっていく。これまで“静”が続いた決勝戦が、この1戦から徐々に変わり始めた。

 第4セットのマップは、あと1本を取って優勝を決めたいUSG_Zenith側が選択した“キャリア”。これまでのマップのような慎重な戦いよりも、総打撃戦になりがちなこのマップで、一気に勝負を仕掛けてきたとも取れる。

 その狙い通りとなったのか、最初の1本目でUSG_Zenithは、リーダーのJarvanVI選手がまさかの単独5キルで圧勝。
 ここで、Inperiumは今度はしっかりと意識を切り替えたようだった。JarvanVI選手にファーストキルを取られつつも、2本目をしっかり取り返した。そしてここから5本目まで、4本ストレートでゲット。1-4で後半戦を迎えた6本目にはAzusa...選手が単独4キルを決めて勝利し、8本目も優勢に進めて奪取!
 Inperiumはセット数0-2と追い込まれてから、2-2のイーブンまで取り返してみせた。マップを選択したUSG_Zenithとしては、そのマップで作戦通りにいかず2-6で惨敗となると、大きなショックを受けたと思われる。

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▲決勝戦の終盤に来て、当日最高の単独キルの応酬! 長考で息詰まる対戦の中で生まれたこの劇的な活躍に、会場からも大きな歓声が上がった。

 Inperiumによるすさまじい粘りで、最後の5セット目を迎えた決勝戦。選手たちの体力の限界も近いであろうこの決戦に、USG_Zenithが選んだマップは、準決勝戦でInperiumがDEMACIAを倒した“ブルックリン”となった。

 先に攻め側となったUSG_Zenithは、これまでの試合と同じく、ふたつのポイント両方に巧みにプレッシャーをかけていく慎重な立ち回りで、有利な状況を生み出していく。
 Inperium側は、スモークを使ったフェイントに加え、エースのaxi選手によるダブルキルなどで要所を突破。2本目に、USG_Zenith側が5人生存で勝利する場面もあったものの、一度均衡を崩せばInperium側が一気にもぎ取っていく。
 結果、前半戦は4-1でInperiumが圧倒。さらに後半の6本目、7本目と、逆転の活躍に乗り出すJarvanVI選手をHa1JiN選手などがしっかりと序盤に倒して止め、勢いを殺されることなく6本先取達成。

 初代『BLACK SQUAD』日本最強クランの座は、驚異的な精神力でInperiumが手にしてみせた!

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▲5本目でHa1JiN選手が見せた完璧な裏取りは圧巻のひと言に尽きる。最終セットは読み合いもInperium側が全体的に制し、優勝を勝ち取った!
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▲表彰式でのコメントでは、Ha1JiN選手が「勝ちにこだわってばかりで0-2まで追い詰められた。大会だし楽しもう、と切り替えたら覚醒できた」と語っていたのが印象的。axi選手も追い詰められていたところを仲間の声に救われたと語り、チーム仲のよさがうかがえた。

 今回の大会では、射程、制圧力ともに高性能のグレネードランチャーを、投擲用のグレネードとともに巧みに使って相手の体力を削る選手が目立った。飛び交う爆発物と相手の位置の読み合いが、速攻勝負のイメージが強い『BLACK SQUAD』のイメージを一気に塗り替えたようにも思えた。

 だが、やはり要所で勝負を決めたのは、連携力が生み出すラッシュの成功率。サービスイン以降、短期間でめきめきと実力をつけてきている各プレイヤーの進化がどこまで続くのか、日韓エキシビジョンマッチも含めて目が離せないと、改めて実感できる大会となった!

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▲韓国代表クランとInperiumが対戦する模様は、2017年3月26日に生放送で配信される。名試合を見せてくれた選手一同ともども、ぜひ応援したいところ!

最新情報も公開! 4月に早くも新大会が!?

 こうして熱い大会が終了したあとに、改めて日本運営プロデューサーの久東氏がステージに登壇。3月中旬以降のアップデート予定を発表した。

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・新マップ追加
 爆破ミッションの新マップとして、悪の組織のアジトであり、地下も用意されている屋内マップ“ツーフェイス”が登場。
 さらにAIミッション専用マップだった“ストレージ”が、殲滅ミッションのマップに追加される。

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・新武器、新イベント報酬
 ミリタリーボックスに2種類の新武器を追加。さらにイベント報酬として、サクラ色のAKアサルトライフルやグレネードに加え、サブマシンガンのKRISS VECTORに新カモフラージュが登場する。
 なお、イベント報酬のAKとKRISSは永久アイテムだ。

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・チュートリアル報酬の変更
 チュートリアル終了後にもらえる武器が、上記の武器追加でも登場したG36に変更される。
 これまでの完了報酬だったSCAR-Lも、別途入手できる手段が用意されるとのことで、G36とSCAR-Lは全プレイヤーが確実に確保できるようになる。

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・各種装備の仕様変更
 ボディーアーマーとグレネードのM67、さらに多くの銃器の性能に変更が入る。武器のバランス調整については、SCAR-Hの安定性低下のみ下方修正で、ほかはすべて上方修正だ。
 とくに変化が大きいのが、ボディーアーマーの変更。アーマーを装備していないデフォルトの状態で、これまでのボディーアーマーを装着した状態と同じ移動速度&耐久度になる。そこに新たに登場するライトアーマーとヘビーアーマーを付けて、キャラクターの移動速度や耐久力に差を生み出す仕様になる。
 なお、久東氏曰く「ヘビーアーマーはそうとう固い!」とのこと。FPSなのでふつうは移動速度を重視したくなるが、これは試してみる価値がありそうだ。

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・以降のアップデート予定
 3月中旬から上記のアップデートを実装していくとのことだが、さらにその先のアップデートについても発表された。
 ガチャ以外でもポイント交換で装備がもらえる新システムに、ゴールドショップの仕様の変更と、装備の入手経路関連で大きな変更が入る。これでガチャでなかなか出なかったレアな装備も、格段に入手しやすくなりそうだ。

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・4月以降の大会予定
 4月からの大会についても早くも発表された。なんと、毎週末にオンライン予選を開催する形態に移行するとのこと。
 毎週末のオンライン予選では、1回優勝して決勝進出を決めたクランは勝ち抜けとなり、次週以降の予選には参加できなくなる。つまり、週を追うごとに強豪クランは勝ち抜けていき、予選でぶつからなくなるわけだ。
 仕事などの都合に合わせて参加する週を選べるだけでなく、週を追うごとにチャンスが増えていくであろうこの開催形式。今回の大会も大いに盛り上がっただけに、どんなドラマがまた生まれるか、非常に楽しみだ。

 上記のアップデートの詳細や、大会についてのアナウンスは、公式サイトでチェックしてみていただきたい。

 プレイヤーに負けじと、ゲーム自体も進化を続ける『BLACK SQUAD』。今後も最新の続報をお見逃しなく!