ちなみにカナでは「オクロス」って読むのが近いそーです

 海外大手インディーパブリッシャーのDevolver Digitalが、Coffee Powered Machineの『Okhlos』をSteamやGOG.comなどで配信開始。プラットフォームはPC/Mac/Linuxで、価格は1280円。海外インディーゲームのローカライズとパブリッシング支援を行う架け橋ゲームズにより日本語ローカライズが追加されている。

 今夏に京都で行われたインディーゲームイベントBitSummitにも出展されたためすでにご存知の人もいるかもしれないが、本作で中心になるのは、ギリシャの哲学者たちと民衆。オリュンポスの神々の気ままなご乱行にブチ切れた哲学者が、ギリシャ市民、戦士、守護者、奴隷などを群集に加え、神々とそのしもべたちに立ち向かうという内容だ。

 見た目は見下ろし型の2Dアクションのようだが、プレイヤー=哲学者であり、彼は群衆を扇動するだけで実際に攻撃するわけではないというのがポイント(卑怯)。カーソルを中心にワラワラと勝手に動く群衆をうまくコントロールして攻撃させたり、群衆の間隔を縮めたり広げたりしながらトラップの被害を減らしたり、フェニキア人から群衆のユニットと引き換えに特殊能力を持つ英雄を買って戦力を整えたりする、ライトなアクションストラテジーゲームでもあるのだ。

 なお、英雄にはスパルタカスやピタゴラスなどの世界史に出てくるような人物のほか、ナルキッソスなどの伝説の人物、ドラキュラなどの定番のキャラ、そしてミュンヒハウゼン男爵などの時代も場所も違う全然関係ない人まで、それぞれ固有の能力・追加効果を持つ100種類以上が存在。彼ら(彼女ら)はランダムに市場に登場するので、プレイするごとに違った英雄を試してみるといいだろう。

ファッキュー、神! ギリシャの哲学者たちが怒れる群衆を率いてオリュンポス神と戦う暴動アクション『Okhlos』_01
▲群衆は勝手に動くので、精密なコントロールはできない。アバウトに指示を出して攻撃させ、ヤバそうな時(哲学者が攻撃されてるとか、神が特殊攻撃を出しそうとか)はアバウトに撤退させるという感じ。
ファッキュー、神! ギリシャの哲学者たちが怒れる群衆を率いてオリュンポス神と戦う暴動アクション『Okhlos』_02
▲ナレーションオヤジが語る神々の説明などは適度な皮肉&脱力感。アルテミスはアレだな、エコバッグで猫カフェとか行って悦に入るタイプですよ多分。
ファッキュー、神! ギリシャの哲学者たちが怒れる群衆を率いてオリュンポス神と戦う暴動アクション『Okhlos』_03
▲バトルの合間には、フェニキア人から英雄を買うこともできる。群衆に集めたユニットいくらかと引き換えに特殊能力を持つ英雄をゲットすべし。