日本チームに韓国の風が到来!? 海外の助っ人加入で注目を集めた開幕戦
2015年5月23日、東京・秋葉原のe-sports SQUAREにて、PCオンラインゲーム『LEAGUE OF LEGENDS』(以下、『LoL』)の大会“LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015”(以下、“LJL 2015”)のSEASON2の開幕戦が行われた。本イベントはチケット制で、事前にオンラインでチケットが販売されたが、販売開始から9分で完売するという盛況ぶり。当日は、多くのファンで会場が埋め尽くされた。
LJL 2015のSEASON2に向け、参加する6チームのうち3チームが韓国のプレイヤーを加入させるなどの戦力強化を図ったことも大きく注目を浴びた。試合のリポートの前に、まずは各チームの状況を解説していこう。()内はSEASON1での成績だ。
◆DetonatioN Focus Me (SEASON1 優勝)
国内初の給与制プロチームには、世界の強豪・韓国のプレイヤーが2名加入。さらに、過去に中国や韓国でのプロプレイヤーとしての経験を持つアナリスト(いわゆる戦術家)兼コーチが加入し、大幅に戦力が増強された。韓国プレイヤーの加入に伴い、プレイヤー兼アナリストであったKazuXD選手がアナリストに専念している。
◆Rabbit Five (SEASON1 2位)
ひとりのオーナーに対してひとチームまでが所属可能という『LoL』の国際大会のルールに基づき、DetonatioNから独立し、別組織として活動。それに伴い、選手として活躍していた7kane氏がマネージャーに。さらに、Rascal Jesterでアナリストとして所属していたRainbrain選手が加入し、戦力がを補強された。
◆Immortals 7th heaven (SEASON1 3位)
ゲーミングハウス設立、ゲームプレイに応じた給与の支払いなど、プロチーム化を発表し、韓国の2次プロリーグ(サッカーで言うならJ2リーグ、野球で言うならファームリーグ)で活動経験のあるふたりの韓国プレイヤーが加入。さらに韓国からコーチを招き、Rabbit Fiveに所属していたEvi選手が加入と、大きく体制を変えている。
◆Ozone Rampage (SEASON1 4位)
数々のプロプレイヤーを生み出してきたChunnam Techno University (CTU)の協力により、韓国から2名のプレイヤーとコーチがチームに加入。試合前に流されたインタビュー映像では、メンバーのモチベーションや団結力が高まった様子がアピールされていた。
◆CROOZ Rascal Jester (SEASON1 5位)
チームメンバーを募集し、Hiroki選手が加入。それに伴い、スターティングメンバーを入れ替え、チームリーダーのapaMEN選手がJungleからMidへとロールをチェンジ。新たな体制で、LJL2015 SEASON2での上位を目指す。
◆Apex R Gaming (初出場)
“LJL CHALLENGER TOURNAMENT for SEASON2”を勝ち進み、入れ替え戦で昨SEASON6位だったSalvage Javelinを下し、念願のLJL昇格を果たした新規参戦チーム。まずは1勝という目標を掲げ、LJLに新たな風を巻き起こす。
以上がLJL SEASON2に参戦するチームだ。この6チームがROUND10にわたる長期的な戦いをくり広げていくことになる。