隙のないサービスをガッツリ味わう!

 2015年2月24日、武装美少女を育てて戦うミリタリー系育成シミュレーション『ミリ姫大戦』が、Yahoo!Mobageにてサービスを開始した。この作品は、第二次大戦次のヨーロッパ戦線にまつわる、さまざまな軍人や兵器、戦場など、ミリタリー好き、歴史好きにはたまらない要素がふんだんに盛り込まれれている。さらに、ミリタリー系の方面で有名なマンガ家やイラストレーターを起用し、そして声優の起用もガッチリと行っているという、序盤、中盤、終盤隙のないゲームなのである。
 しかも本作はPC用ブラウザゲームなので、Windows、Macのパソコンで、インストール不要ですぐにプレイすることが可能。対応スペックなどについては、『ミリ姫大戦』ページ(Yahoo!Mobage)で確認してほしい。

先が見えないおもしろさを実感!『ミリ姫大戦』初日プレイリポート_01

 今回は、その最速となるプレイリポートをお届けする。担当は、スポーツ観戦、将棋、麻雀、サイクリングと、趣味からも溢れ出るオヤジ臭を止められない30代中堅ライター、ギャルソン屋城(大丈夫なのだろうか?)。

チュートリアルがない!?

 ゲームを開始すると、さっそく本作の特徴のひとつにお目にかかることとなる。なんと、“チュートリアルがない”のだ。たしかに、シンプルなシステムがウリのブラウザゲームでは、「そんなの見りゃわかるよ」とチュートリアルを敬遠する人も多いようだが、まさか全カットするとは。なんて潔いのだろうか。拙者、感服つかまつった!

先が見えないおもしろさを実感!『ミリ姫大戦』初日プレイリポート_02
▲名前を入力し、初期キャラクターを選んだら、余計なやりとりなしでさっそくゲームが始まる。

 ……と言いつつも、ないならないで「え? 適当にやっちゃって大丈夫かな?」と不安な気持ちを覚えるものである。ユーザー心理は複雑なのだ。

 とはいえ、ほかにすることもないので、とりあえず“出撃”してみることに。

 出撃し、戦場を選ぶ(と言っても、最初なのでひとつしかない)と、さっそく戦闘が始まる。戦闘は、最初に陣形(選んだものによって、部隊の能力に補正がかかる)を選ぶと、あとはオートで進んでいく。ゲームが進めば、敵によって変えることも必要になってくるのだろうが、何と言っても初戦である。超攻撃型の“楔型”1択で問題ない。

先が見えないおもしろさを実感!『ミリ姫大戦』初日プレイリポート_03
先が見えないおもしろさを実感!『ミリ姫大戦』初日プレイリポート_04
▲余計な解説は省かれているのものの、最低限の誘導は表示されるのでご安心を。
▲選んだ陣形ごとに、各キャラクターの能力にさまざまな補正がかかる。

 案の定、序盤のザコなど初期キャラクターレベル1の攻撃でも一撃である。「序盤のプレイは作業だからなぁ」と玄人っぽく言う人もいるが、序盤がサクサク進められるのはやはり楽しいもの。そのうちにバトルの仕組みだとか、部隊の編成によってはルートが分岐するらしいということもわかってきて、もっと楽しくなってくる。

先が見えないおもしろさを実感!『ミリ姫大戦』初日プレイリポート_05
▲部隊の編成次第で、ルートが分岐する。最初のステージでは、歩兵が入っているかどうかが条件となるようだ。

 目玉である“ミリ姫”たちも、戦闘終了後にかなりの確率でひとり、ランダムで手に入るようになっていて、しかも序盤から☆3つのレアキャラクターが出現することもある。ぱっと見は見覚えがない名前のキャラクターでも、そのモデルは、ググってみると「じつはあの戦いで活躍していたのか!」という軍人ばかり。中には写真が残っている軍人もいるので、比較してみるとそのギャップに驚くこと間違いない!

先が見えないおもしろさを実感!『ミリ姫大戦』初日プレイリポート_06
▲何と、ふたつめのステージで早くも☆3つのキャラクターをゲット! こういうことがあると、育成が楽しくなる。

 また、部隊は5人まで配置可能なので増やしてみたりだとか、ミッションがいつの間にか達成できていて、そこで大量に資材(燃料や弾薬など)やら武器やらが手に入るのでオイシイだとか、チュートリアルがないのでそういった要素もみずから探すことになる。ちょっと突き放しすぎの感もあるので、じきに何か入るとは思うのだが、親切すぎるゲームよりもこういう感じの構成になっているほうがおもしろいのかもしれない。

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▲ちなみに、画面左上の“司令部”のアイコンをクリックすると、インターフェースが全部消えてキャラクターの(ほぼ)全身が拝めるようになる。こんな発見もある。