2月の大型アップデートで新たなクラスとダンジョンが追加!
2015年2月12日、PC用オンラインアクションRPG『ドラゴンネスト』にアップデートが実施される。新クラス“ダークアベンジャー”や新ダンジョンのほか、利便性を向上させるシステムなども追加予定だ。
注目の新クラス“ダークアベンジャー”は、これまでとは開発コンセプトが異なるという。運営統括マネージャーである山本喜代志氏と運営チームのYAMAMOTO氏から、アップデート詳細を解説していただいた。
ダークアベンジャー・プロモーションムービー
闇の力を手に入れたクラス“ダークアベンジャー”
イメージイラストからして禍々しいダークアベンジャー。これはウォーリアーが闇の力に飲み込まれた姿で、感覚的にはソードマスターとマーセナリーに続く3つ目の2次職に近い(厳密には違うのだけど)。
転職クエストを経て上位職に進む他職とは異なり、最初から1次職の“アベンジャー”に就いた状態でスタート。Lv.50で習得できるスキル“ダークフォーゼ”を使うとダークアベンジャーに覚醒し、能力が飛躍的にアップするのが特徴だ。
“作成するダークキャラクターを選択してください”というメッセージも気になるし、右側のスロットも気になる。「アベンジャー以外のダークキャラクターも準備中なの!?」と興奮せざるを得ない。YAMAMOTO氏に聞いたところ「そうかもしれませんね」と冷静に回答された。
たしかに「そうだと思います」とは言えないだろうし、「分かりません」だったら「いや、分かるでしょ!」とツッコミたくなる。絶妙な回答である。ダークアベンジャーの人気が高まったら開発される可能性は高いので、みなさんにどんどん使っていただきたい。僕は闇堕ちレンシアが見たくてうずうずしています。
ストーリーの進行は基本的にはウォーリアーを踏襲。プロローグは少々異なり、ゴブリンを倒した後にダークアベンジャーのスキルを体験するシーンが挟み込まれる。特設サイトのストーリー解説によると“強大な力を願った瞬間、闇は静かに歩み寄る”そうなので、敵を倒すために力を欲した様子を描いているのだと思われる。
アベンジャー&ダークアベンジャーのスキル
続いてキャラ性能やスキルを見ていこう。初期はウォーリアーのスキルで戦い、Lv.15以降にアベンジャー専用のスキルを習得できる。メイン武器はソードで、サブ武器はガントレット。アバター類はウォーリアーと共通だ。ウォーリアーと同じくハンマーとアックスも装備可能だが、アベンジャーのスキルはソード専用なのであえて使う意味は薄い。
◆アベンジャー
アベンジャーは闇の炎の力“火炎魔気”を利用した中距離からの広範囲攻撃を得意とするクラス。スキルはどれも出始めに溜めが発生し、一撃が重いタイプだ。スキルを連発してさくさくコンボをつなぐ他職とはややプレイ感覚が異なる。
アベンジャー用スキル
アベンジャーフォース→ステップブレード→ピアシングクレセント→ベンジェンスストーム→シャドーコール
■アベンジャーフォース
周囲に火炎魔気を解き放って“アベンジャーフォースを獲得し、周囲の敵の移動速度を減少させる。使用時にアベンジャーフォースを10ポイント獲得する。
■ステップブレード
前方に剣気を放って攻撃し、命中した敵の前に瞬間移動する。空中でも使用可。アベンジャーフォースを1ポイント消費する。
■ピアシングクレセント
ジャンプして空中から巨大な剣気を連続で放つ。ダークアベンジャー覚醒後はスキルチャージングシステムに対応し、最大3回分まで溜めて3連発できるようになる。
■ベンジェンスストーム
火炎魔気を集めてから一気に解き放ち前方の空間を無数に切り裂く。ダークアベンジャー覚醒後は、発動までの溜め時間が非常に短くなる。
■シャドーコール
凝縮した火炎魔気をパーティメンバーに宿すスキル。自分とパーティーメンバーの火属性攻撃力を最大30%ほど上昇させる。火属性スキルと併用すると超強力。
キーとなるスキルは“アベンジャーフォース”。使うとフォースを10ポイント獲得でき、効果中は力と物理攻撃力がアップする。フォースは“ステップブレード”を使うたびに1ポイントずつ減少していく。一気に敵に近づけるステップブレードをコンボの起点にし、短時間でいかに集中攻撃できるかが重要だ。
ダーク(闇)なアベンジャー(復讐者)という職業名からして闇属性キャラクターかと思いきや、じつは火属性。「少し影のある人がじつは熱血漢だった!」みたいな話である。
パーティープレイでも力を発揮し、火属性攻撃力を上げる“シャドーコール”は、リッパーやセレアナなどの火属性職との相性が抜群だ。「シャードウ、シャドウ、シャードウ! ハイハイ!」みたいなコールでテンションを上げてくれるのかもしれない。雷属性一強時代(※)の終焉を告げ、火属性パーティーに光を当てるキャラクターになりそうだ。
(※雷属性一強時代:雷属性系はバフ&デバフスキルが多くてダメージを稼ぎやすい。また、それらのスキルはおもに回復・支援クラスが習得するため人気が高い)
◆ダークアベンジャー
前述したように、アベンジャーはLv.50スキルのダークフォーゼを使うとダークアベンジャーに覚醒可能だ。覚醒するとスキルの威力とクリティカル率が大幅にアップし、発動時の隙が極端に減少。クールタイムも半減するので強力なスキルをずばずばくり出せる。「くっ・・・俺の中の悪魔よ、鎮まれ・・・!」とチャットで発言してから覚醒するとかっこいいぞ。
覚醒すると回避スキルのモーションが前転から横スライドに変化。クールタイムなしで連発できるようになり、使い勝手が格段にアップする。ジャンプ中にも使用可能で、最大で3連発できるピアシングクレセントと組み合わせれば広範囲にスキルをばらまけるほか、攻撃のタイミングをずらすこともできる。PvPで重宝しそうだ。
ダークアベンジャー用スキル
ダークフォーゼ→ピアシングクレセント(覚醒版)→ベンジェンスストーム(覚醒版)→ダーククラッシュ
■ダークフォーゼ
アベンジャーフォースを10ポイント消費して一定時間ダークアベンジャーに覚醒するスキル。覚醒中は一部スキルのダメージとクリティカル率がアップし、攻撃時の隙も大幅に軽減。1秒に1ポイントずつアベンジャーフォースが消費されていき、ゼロになると解除される。また、覚醒は自己バフ扱いなので敵のスキルでかき消されることもある。
■ダーククラッシュ
空中で火炎魔気を集めた後、地面に激突して強力な衝撃波を起こす。ジャンプ中にジャンプキーを押すと発動可能。
■アベンジャーフレンジー
スキルによる攻撃でクリティカルが発生するたびにアベンジャーフォースを獲得するパッシブスキル。
ダークアベンジャーの強さはアベンジャーフォースの管理方法に左右される。真価を発揮するのはLv.65のパッシブスキル“アベンジャーフレンジー”を覚えてから。スキル攻撃でクリティカルが発生するたびにアベンジャーフォースを獲得でき(最大30ポイントまで蓄積可能)、うまくすればダンジョンの最初から最後まで覚醒状態をキープできる。クリティカル率をアップさせる装備やバフスキルを活用したい。
高レベルになると育成の方向性に合わせたパッシブスキルを習得可能。ダークフォーゼを強化するExスキルの場合、クリティカル率をアップさせるものとクールタイムを60秒から5秒に減らすものの2タイプから選択することになる。クリティカルが発生しやすいPvEでは前者、補正がかかってクリティカルが出にくいPvPでは後者のほうがよさそうだ。