約1万人のハンターたちが名古屋の地に集結!

 全国5都市で開催されている『MH』シリーズの祭典“モンスターハンターフェスタ’15”。2015年2月1日には愛知県名古屋市ポートメッセなごやにてその2会場目が開催され、多くの来場者が詰めかけた。本記事では、多数の催しが行われたステージイベント、公式タイムアタック大会の結果、上位入賞チームへのインタビューなどをお届けいていく。

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『モンスターハンター』動員数約1万人! “モンスターハンターフェスタ’15(名古屋会場)”リポート_01
▲1日でポートメッセなごやに来場したハンターは約1万人。開場前の段階で約2000人ものハンターが列をなして開場のときを待っていた。
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見どころ満載のステージイベント

 会場に設置されたステージでは、『MH4G』の開発陣である辻本良三プロデューサー、藤岡要ディレクター、徳田優也プランナー、『MH』ファンにはおなじみのカプコンの小嶋慎太郎プロデューサーの4人に加え、豪華なゲストが多数登壇し、さまざまなイベントが行われた。

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▲名古屋会場限定販売のキーホルダーや、2015年2月2日(月)より期間限定で配信されるニンテンドー3DS用『MH』ご当地テーマの札幌バージョンなどが紹介された。
▲開発中のアーケードカードゲーム『モンスターハンタースピリッツ』を紹介するコーナーでは、開発に携わるマーベラスの井上和則プロデューサーが登場。華麗な実演を披露しつつ解説を加えていた。

開発者チャレンジクエスト

 辻本プロデューサー、藤岡ディレクター、徳田プランナー、小嶋プロデューサーら4人が、みずからのデータでクエストにチャレンジするフェスタの名物コーナー。今回のお題は、名古屋と語感が似ている(と辻本プロデューサーが言い張る)オオナズチの討伐。制限時間10分30秒以内での討伐を目指す。クエストが始まるとオオナズチを早々に発見し、幸先のいいスタートを切った。しかし、すぐに辻本プロデューサーがチャットに夢中になったリ、けむり玉を乱発したりなど、ネタプレイを開始。制限時間が迫り今回もチャレンジ失敗かと思われたが、タイムアップ1秒前に討伐成功! 奇跡的な逆転劇に会場からは歓声が上がった。

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▲ギリギリで失敗時の罰ゲームを回避できて、開発者チームは爽やかな笑顔を覗かせた。

スペシャルステージ

 スペシャルステージでは、桜井誠さん(Dragon Ash)、MAKKINさん(GOOD4NOTHING)、芹澤“REMI”優真さん(SPECIAL OTHERS)、宮原“TOYIN”良太さん(SPECIAL OTHERS)たち、『MH』を愛する豪華ゲストが登場。『MH』にまつわるトークや、チャレンジクエストなどが実施された。

モンハン4Gトークコーナー

『MH4G』のプレイ状況は?
 初代『MH』からプレイを開始し、ハンマーをこよなく愛しているという桜井さんは、HR60ほど。同じく初代『MH』からプレイしているMAKKINさんはHR97で大剣を愛用しているとのこと。ふたりともあまり時間が取れないと語るが、こまめにプレイしているようだ。一方、データの引き継ぎを行わず、『MH4G』をイチからプレイしているという芹澤さんはプレイ時間が140時間でHRが110くらい。宮原さんはHRが130~140ほど、プレイ時間が200~300時間ほどだという。かなりプレイしているようだが、芹澤さんと前原さんいわく「SPECIAL OTHERSのほかのふたりのメンバーがさらに濃くプレイしている」とのこと。ツアーでは、ほかの4人といっしょにマルチプレイを行い、レコーディング中はレコーディングが1割、『MH』が9割くらいの割合で『MH』を楽しんでいることもあったそうだ。さらに、『MH』をやり続けた結果『QUEST』というタイトルのアルバムをリリースしたという、SPECIAL OTHERSの『MH』に対する愛情の深さをうかがわせるエピソードも明らかにされた。

『MH』10周年の思い出
 桜井さんは初代『MH』をプレイした際、オンラインで友人と狩りができるシステムにハマり3日間寝ずにプレイし続けた話や、現在の奥さんとの同棲時代のエピソードを披露。MAKKINさんは、初めて『MH』をプレイした際に、操作の難しさに苦労しつつもイャンクックを初討伐した達成感を思い出深そうに語った。芹澤さんは『MH』とともにバンドが成長していったと話し、『MH』シリーズ発売後のレコーディングでは、レコーディングそっちのけで楽器を一度も使うことなく『MH』だけプレイして帰ったこともあるとコメント。続いて宮原さんが、昔は草食モンスターを攻撃するのをためらっていたが、いまでは移動のついでにジャンプしつつ斬りつけ、そのまま走り抜けるほどにまでになったと、“ハンターとしての”自身の成長を語ると、自分にも覚えのある来場者がうなずいている様子も見られた。

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チャレンジクエスト
 ゲスト4人で制限時間15分以内でのテオ・テスカトル討伐に挑戦。挑戦に成功すると豪華なプレゼントがもらえるとあって4人のテンションは急上昇。しかし、縛りプレイとして、くじ引きでMAKKINさんが防具を身につけずに挑むこととなってしまう。チャレンジが始まると早々に芹澤さん、宮原さんが1回ずつ力尽きるも、そこから粘りを見せてテオ・テスカトルに着実にダメージを与えていく。しかし制限時間1分前になったところで、果敢に攻撃に参加していたMAKKINさんが体力満タンから一撃であえなく力尽きてしまう。残念ながらクエスト失敗となってしまった。やっぱり裸一貫はきびしかったか!

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▲会場で行われた“モンハン模試’15”の答え合わせでは、ゲストも来場者といっしょになって難問に頭を悩ませた。

教えて藤岡先生! 4Gスペシャル!

 本コーナーは、藤岡ディレクター扮する先生と、小嶋プロデューサー扮する助手が『MH4G』の世界についてゲーム中では語られていない設定を解説する“ハンターライフ講座”や、占い師のゲッターズ飯田さんが『MH』に登場するモンスターを占ったりする人気コーナーだ。

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ハンターライフ講座

 ハンターライフ講座のテーマは会場ごとに異なり、名古屋会場では旧砂漠に登場する“ネルスキュラ亜種”と“ザボアザギル亜種”、『MH4G』で復活を果たした“オオナズチ”への解説を実施。藤岡先生は、これらの来場者から寄せられた質問にも答えていた。

骸蜘蛛 ネルスキュラ亜種
 旧砂漠に登場するネルスキュラ亜種。通常種がゲリョスの皮を被っていたのに対し、亜種はフルフルの皮を被っているため見た目が白っぽいのが特徴。ネルスキュラ亜種は旧砂漠で生まれた後にさまざまな地に散っていき、そこで砂漠に適応できる力をつけて旧砂漠へ戻っていくという。そのために保湿力の高いフルフルの皮を利用しているそうだ。

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虎鮫 ザボアザギル亜種
 ザボアザギル亜種は砂漠の強烈な日差しと乾燥から身を守るために、身体に粘膜をまとっている。その粘膜に砂がまとわりついて迷彩チックな見た目になっているようだ。さらに、ザボアザギル亜種は砂漠にあるオアシスで水分を補給し、そのまま吐き出したり、体液と混ぜてマヒ効果のある液体にして吐き出したりしている。また、通常種に比べて体内でのガスの扱いがうまく、怒り状態でなくても自在に身体を膨らませられるとのこと。

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霞龍 オオナズチ
 オオナズチは、食したものを自分の体液と混ぜて毒を生成している。毒には塊で吐き出すものと、霧状に散布するものがあるが、霧状に散布できるのは毒を超音波振動で霧状にする器官を体内に持っているため。また、もうひとつの特徴である姿を消す能力のは、カメレオンのように身体の色を変える能力と光の屈折率を利用して見えづらくする能力に加え、吸い込んだ者を惑わせる神経毒を含んだ霧を出す能力の相乗効果によるものだという。角が破壊されると完全に消えられなくなるのは、角の部分に消えることを司る器官があるのではないかと言われている。来場者からの「オオナズチは何を基準にアイテムを盗むんですか?」という質問には、好戦的でない性質のオオナズチは、秘薬などの大事なものを盗めばハンターがやる気をなくして去ってくれることを学習している可能性が高く、そのため重要な回復系のアイテムを中心に盗んでいくと回答していた。

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モンスターを占う!

 “モンハン占い”などで有名な最強占い師ゲッターズ飯田さんを招いて、モンスターを占うコーナー。まずは小手調べに、MCを務めるじゅんじゅんこと渡辺順子さんの手相を見てみると「負けず嫌いで頑張り屋だが、女性の場合は色気が出ない。根がまじめで地道にコツコツ頑張るタイプで派手さがない。まっすぐで正義感が強く、言われないとやらないところがある。プレゼントのセンスがなくて、今年と来年の運気は絶好調。『MH』では太刀を使うのがオススメで、いま使っているという狩猟笛はあまり向いていない」と、容赦ない占い結果を述べた。

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 続いては、ステージに登場した筆頭ハンターの手相をチェック。飯田さんいわく「20代のうちはあまり認められなず、苦労する。若いときの狩りは失敗しやすいが、年を取ってくると成功しやすい。仲間や周囲から助けられやすい。若いうちは結果が出なくても、焦らないでほしい」と、ゲーム内と妙にシンクロした結果を語った。

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▲筆頭ハンターは占いの結果にも一切動じることなく堂々と振舞っていた。

 最後は、足跡からモンスターを占うというフェスタおなじみのムチャ振り。今回の対象はオオナズチ。「かなり長生きでスタミナがかなりあり、実家を出てから成功するタイプ。芸術系の才能があるので、職業はきっと陶芸家か絵描き。男性の場合は年上の女性にハマっていて、女性の場合は年下に人気がある」と、例の如くモンスターらしくない占い結果を披露し、会場の笑いを誘った。

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カプコンTV!ステージ

 会場に設置されたカプコンTV!ステージでは、平井善之さん(アメリカザリガニ)、池田ショコラさん、カプコン宣伝マン・橋本ケンイチ氏といったレギュラーメンバーに加え、ゲストの宇宙海賊ゴー☆ジャスが登場。カプコン公式Web番組カプコンTV!の生放送を実施していた。熱いトークを交わしながらチャレンジクエストやクエスト対決などを行い、大きな盛り上がりを見せた。

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▲現在無料配信中のアプリ『モンハン4Gカメラ By ファミ通』についてもトーク。宣伝ありがとうございます!
▲途中からはメインステージにも登場した桜井さんやMAKKINさんらも参加し、来場者とともにクエストに挑戦する一幕も見られた。