幼なじみのふたりの関係から、一歩踏み出そうとする響也
コーエーテクモゲームスは、発売中のPSP用ソフト『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』について、新たなイベントスチルを公開した。
今回公開されたのは、主人公の幼馴染“如月響也(きさらぎ きょうや)”が観覧車の中で主人公に自らのやるせない心の内を吐露し、キスをする甘く切ないシーンを描いたイベントスチル。
ダイジェスト
響也と観覧車に乗ることになったかなで。
静かなふたりきりの空間の中、幼い頃にかなでと響也、律の3人で観覧車に乗った話をする響也。
響也「――小さい頃、律と3人で観覧車に乗ったこと、覚えてるか?」
「あん時も、高いとこで観覧車が揺れてさ。お前、すげぇ怖がって。降りたい! って言いだして」
「そしたら、律がお前の手を取ったんだ。律に大丈夫だって言われたら、すぐに安心した顔になって……笑ってた」
「そのせいかな、観覧車、あんまり好きじゃなかった」
「悔しくてさ。オレじゃ、かないっこないって思ったし、それが当然のような気もしてた」
「どうせ手が届かないなら、必死にならないほうがいい。いや、必死になるのがみっともないような気がしてたんだ」
「何かを欲しいって、心から願ったとしても、自分から動くなんてカッコ悪いって」
「……でも、何もしなくても、自然に手に入るものなんてないよな。今の関係を壊して、変わっていくのは怖い」
響也「でも、それでもオレは……」
響也のキスにドキドキするかなでをじっと見つめ……。
響也「お前のそういう顔、他の誰にも見せたくない……」
「お前のこと、誰にも渡したくない。他の、誰にも――」