幼なじみのふたりの関係から、一歩踏み出そうとする響也

 コーエーテクモゲームスは、発売中のPSP用ソフト『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』について、新たなイベントスチルを公開した。
 今回公開されたのは、主人公の幼馴染“如月響也(きさらぎ きょうや)”が観覧車の中で主人公に自らのやるせない心の内を吐露し、キスをする甘く切ないシーンを描いたイベントスチル。

『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』甘く切ないシーンを描いた新イベントスチルが公開_01
●幼なじみのふたりの関係から、一歩踏み出そうとする響也は、主人公にそっとキスをする。

ダイジェスト
 響也と観覧車に乗ることになったかなで。
 静かなふたりきりの空間の中、幼い頃にかなでと響也、律の3人で観覧車に乗った話をする響也。

響也「――小さい頃、律と3人で観覧車に乗ったこと、覚えてるか?」
  「あん時も、高いとこで観覧車が揺れてさ。お前、すげぇ怖がって。降りたい! って言いだして」
  「そしたら、律がお前の手を取ったんだ。律に大丈夫だって言われたら、すぐに安心した顔になって……笑ってた」
  「そのせいかな、観覧車、あんまり好きじゃなかった」
 「悔しくてさ。オレじゃ、かないっこないって思ったし、それが当然のような気もしてた」
 「どうせ手が届かないなら、必死にならないほうがいい。いや、必死になるのがみっともないような気がしてたんだ」
  「何かを欲しいって、心から願ったとしても、自分から動くなんてカッコ悪いって」
  「……でも、何もしなくても、自然に手に入るものなんてないよな。今の関係を壊して、変わっていくのは怖い」

響也「でも、それでもオレは……」

 響也のキスにドキドキするかなでをじっと見つめ……。

響也「お前のそういう顔、他の誰にも見せたくない……」
 「お前のこと、誰にも渡したくない。他の、誰にも――」