8月18日から運営がゲームオンに移管
オンラインゲームポータルサイト”Pmang”を運営するゲームオンは2014年7月11日、MMORPG『TERA』の運営移管について発表会を開催。8月18日よりNHN PlayArtから同社が引き継いで運営を行うこと、および今後の運営体制やアップデート計画を発表した。
まず、キム・ナクヒョン氏より、今回の運営移管について、「NHN PlayArtとの3年契約が終了し、新たなパートナーと契約することになった。これまでほかのタイトルであった運営移管のケースとは違い、3社が協力して運営を行っていく」と説明。さらに「Bluehole studioはつねに変化を求めている。新しい環境で変化し、努力している姿をお見せしたい」と意気込みを語った。
移管スケジュールは下図の通り。8月6日から8月17日までハンゲームからPmangへのアカウント移行の事前予約受付が行われ、8月18日からPmangのアカウントでプレイできるようになる。
キャラクターのデータはそのまま移行されるが、唯一、“女神の贈り物”内にあるアイテムは引き継げないため、アカウント移行を考える場合は注意してほしい。また、アカウント移行については事前予約を行わなくてもデメリットはなく、予約期間を過ぎても無期限で受け付けるとのことだ。
なお、ハンゲームにはチャネリングされ、これまで通りハンゲームのアカウントでプレイすることも可能。つまり、入り口が2ヵ所になり、どちらのアカウントでも遊べることになるが、これについては「どちらのアカウントでも同じ条件で遊べるようにする」(中川氏)、「サイトのトップページのデザインも統一感を出すなどして、違和感なく遊べるように工夫している」(鈴木氏)と発言。ユーザーの混乱を招くことだけはしたくないという強い意志を感じ取ることができた。
移管後の運営は3社が協力して行うことに
次いで、移管後の運営について、中川氏は「Bluehole studioとNHN PlayArtのあいだには3年の蓄積があり、正直、これをすぐに理解することは難しいと思っている。いまは毎日のようにキム氏、鈴木氏とコミュニケーションを取り、勉強している」と現状を説明。さらに具体的な取り組みとして、移管後も鈴木氏にNHN PlayArt側の担当者として関わってもらうことを付け加えた。
これに対し鈴木氏は「通常、こうしたチャネリングのタイトルについては、専門の部署が対応することになるが、『TERA』は例外的に、僕が所属するチームで対応していく」と補足。「今後もいっしょにできることになり、たいへんうれしく思っている。僕の経験を伝えていきたい」と笑みをこぼした。
また、中川氏から、移管前からスタートし、8月18日以降もそれを引き継いで行われるゲーム内イベントを準備していることが明かされた。3周年記念のイベントも兼ねているとのことだが、これも3社が協力して今後も運営を続けていくという、強いメッセージのひとつだろう。
2年ぶりのレベルキャップ開放も
最後に、キム氏より2014年下半期のアップデート計画が発表された。2年ぶりのレベルキャップ開放と、それにともなう新スキル、新紋章の追加、および既存スキルの調整。要望が多かったというギルドハウスの実装。インスタンスダンジョンと装備の追加など、注目の要素が目白押し。さらに、次々回以降のアップデートで新クラス実装を行うと驚きの発言もあった。
具体的な日時は明かされなかったが、これらのアップデートは韓国では7月23日に実装予定となっており、これまでの例を踏まえると、そう先のことではないことが推測される。
なお、キム氏は「今後も半年に1回はこのような大型のアップデートを行いたい」と結んでいる。