『エルシャダイ』をおさらいしよう!

 「そんな装備で大丈夫か」、「大丈夫だ、問題ない」のセリフが大流行したプレイステーション3/Xbox 360用ソフト『El Shaddai (エル シャダイ) ASCENSION OF THE METATRON』(以下、『エルシャダイ』)。2011年にイグニッション・エンターテイメント・リミテッドより発売され、好評を博したのは記憶に新しいところ。ところが、ゲームのリリース後、イグニッション・エンターテイメント・リミテッドは解散してしまう。ディレクターを務める竹安佐和記氏が紡ぎ上げる壮大な世界観には熱心なファンも多く、もちろんのこと続編を望む声も多かったが、このままでは『エルシャダイ』ブランド自体の存続まで危うい……。そんな中、2013年5月31日驚くべきニュースが飛び込んできた。竹安佐和記氏が代表取締役を務めるcrimが、『エルシャダイ』のすべての権利を取得したというのだ(⇒記事はこちら)。crimは竹安氏の個人会社のため、『エルシャダイ』の権利は竹安佐和記氏個人が獲得したということに等しい。個人が権利を取得するというのは、ゲーム業界において前代未聞。はてさて、そこにはどのような経緯が? ということで、『エルシャダイ』の権利獲得を記念して、2013年8月12日に阿佐ヶ谷ロフトAにて、イベント<エルシャダイ権利取得記念イベント“問題ない権利”>が開催された。ここでは、その模様をお届けしよう。

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▲権利うんぬんと題されているが小難しい内容ではなく、竹安氏(とゲスト)が呑みながら『エルシャダイ』を中心にアレコレ語るという、濃いファン向けのイベントだった。イベントタイトルが“エルシャ権利ダイ”になっているが、大丈夫か?
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▲会場では『エルシャダイ』をモチーフとした特製メニューを注文できた。いちばんいいアルコールを頼む!

 本イベントは途中に休憩を挟みつつの、3部構成で行われた。竹安氏の乾杯からスタートした第1部では、“エルシャダイとは何だったのか”、“神話構想”といったテーマでトークが展開された。

 ゲームファンならば当然『エルシャダイ』はゲームである、ということはご存じだとは思うが、「世間一般では意味のわからない話をする大天使、“そんな装備で大丈夫か”、“大丈夫だ、問題ない”、ドヤ顔の話、などと認知されている」と、まず笑いを取る竹安氏。そこで、いまさらながら『エルシャダイ』をあまり知らない人へ向けて、本作および『エルシャダイ』を含む竹安氏が築きあげてきた、同一の世界観を持つ作品群“神話構想”について解説した。

 そもそも『エルシャダイ』の何たるかを端的に言うと、「777年にわたるイーノックとルシフェルの友情物語」と竹安氏。だがゲームではすべてが語られておらず、それ以外の部分もなんとか世に出したいと思って『エルシャダイ原作小説』(刊行:PHP研究所)を執筆したという。だがこの小説も、本来ならば3冊ほどのボリュームで出したかったが、漫画とは異なるセールス戦略のため1冊で完結させる必要があり、何とか1冊にまとめたとのこと。とはいえ、この小説自体もものすごいボリュームで、小説ではハードルが高いと感じた人は、漫画版である『El Shaddai 外伝 エクソダス』(刊行:スクウェア・エニックス)から入ってみてはと、竹安氏は薦める。

 また、『エルシャダイ』に関しては、さまざまな企業とのコラボレーションを行ったことでも有名だが、当時はそれぞれの企業にルシフェルが赴く、というプロモーションを行っていた。その流れで、今回新たに“TCA 東京コミュニケーションアート専門学校”とコラボレートし、制作した紹介ムービーが公開され、会場からは大きな歓声が湧いた。こういった展開も、まさに『エルシャダイ』ならではの遊び心というべきだが、「権利を取得したからこそ、できること」と竹安氏。ちなみに、ちなみにこのムービーはニコニコ動画で公開中なので、ぜひともご覧あれ。

※“TCA東京コミュニケーションアート専門学校にルシフェル降臨”はこちら

TCA東京コミュニケーションアート専門学校にルシフェル降臨

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▲ちなみにイベント当日は、ルシフェルは用事があって来られず、イーノックのみが来店しているという設定でした。
▲ルシフェルはどうしていたかというと……、“TCA 東京コミュニケーションアート専門学校”へお邪魔していたらしい。その様子のムービーが紹介されるやいなや、会場からは黄色い歓声が。

 そして会場では、まずはすぐにできる『エルシャダイ』の新作ゲーム(!)として、Android版『El Shaddai Coin&Epic』をイベント当日(2013年8月12日)から配信開始されたことが明らかに。ゲーム中ではつねに携帯電話で話をしてばかりいるルシフェルだが、「通話料はどこで稼いでいるのか?」という疑問に応えたという、このアプリ。まあ、イーノックがルシフェルのためにコイン落としでお金を稼ぐ……という設定のコインゲームなのでした。イーノックがどんなにお金を稼いでも、端からルシフェルお金を請求しにくるところが、なんとも切ない(笑)。ちなみに、本作にもきっちりと時代設定が設けられており、「時系列的にいうと、エクソダスのあとくらいです。イーノックが地上を旅するにあたって、修行をしているときです」とのことだ。なお、本作は基本料金無料(アイテム課金あり)で遊べるので、Androidユーザーは、まずは気軽に遊んでみては? なお、iOS版に関しては、承認が遅れているが、1~2週間のうちには配信されるのでは……とのことだ。

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▲急遽発表された『エルシャダイ』の新作『ElShaddai Coin&Epic』は、なんとスマホ用のコイン落としゲーム。基本無料のアイテム課金で、Android版はすでに配信中。iOS版は現在認証中で、1~2週間以内に配信予定とのこと。ちなみにルシフェルの電話代を、このコイン落としで稼いでいる設定なんだとか。

※『ElShaddai Coin&Epic』のダウンロードはこちらから』

 さて、竹安氏が『エルシャダイ』の権利を買った理由はいたって明確で、「すべての物語を語りたかったから」とのこと。だが、いったんこれまで作った物をテーブルの上に広げて整理してみたところ、「ちょっと風呂敷を広げ過ぎた。ひとりでは無理」との結論に達したそうだ。

 そこで、新たにファンのみんなと『エルシャダイ』を作っていくプロジェクト“エルシャダイ アナザーストーリー”を発表した。こちらは、『エルシャダイ』にまつわる物語を、一般ユーザーの人にどんどん作ってもらおう、という趣旨のプロジェクト。架空の地名や書籍をお互いに貸し借りすることで、コンテンツの権利に縛られることなく世界を広げてきた“クトゥルフ神話”からヒントを得たという。ただし、『エルシャダイ』には、たとえば“天使のルシフェルは人間には見えていない”などの世界観の設定があり、さらに“神話構想”とつなげるのであれば、そちらの決まりごとも必要になる。これらの設定は、これまでの『エルシャダイ』関連の書物などを読めば、当然わかるが、全部を把握するのはあまりにもたいへん。ということで、竹安氏は“エルシャダイ アナザーストーリー”のためにルールブックを作ることを決意。無料で配布するらしい。

 ルールブックの詳細に関しては、PDFにしてダウンロードできるようにするか、Wiki形式にするかなど、配布方法も含めまだ何も確定していないそうだが、ルールに関しては、ひとつだけ決めていることがあるという。“R-18”はNGにしたいというのだ。これは、「息の長いコンテンツにしたい」(竹安氏)との思いによるもの。また、“これはいい!”と竹安氏のお眼鏡にかなったアナザーストーリーは、竹安氏がみずからがイラストを描いて“オフィシャル感を高める”といったことも検討しているという。

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▲ユーザーといっしょにコンテンツを作成していく新プロジェクト“エルシャダイ アナザーストーリー”が発表。
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▲完成度の高いストーリーには、竹安氏がイラストを描くことも検討しているとか。

 また、イベントでは竹安氏自身についても語られた。「『エルシャダイ』以外の新しいことはしないのか?」とよく言われるとのことだが、実際のところは『エルシャダイ』や“神話構想”以外の創作活動も多数行っており、版元の都合などで告知を行っていないケースが多々あるようだ。そんな中、今回告知が許可された作品のひとつとして、MARS16(マーズ・シックスティーン)から発売される漫画『キン肉マン』コラボTシャツで、デザインを担当したことを明らかにしてくれた。竹安氏が描くキャラクターは、アシュラマン。『キン肉マン』のキャラの中でも、アシュラマンがとくに好きという竹安氏だが、デザインが公開されるや、そのクオリティーに会場からはため息が漏れていた。

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▲『キン肉マン』に登場する“アシュラマン”のTシャツデザインも担当。Tシャツブランド“マーズ・シックスティーン”から発売されるようだ。

スタジオ閉鎖から権利取得まで、竹安氏「人生を買う!」

 第2部では、ゲストに元イグニッション・エンターテイメント・リミテッド日本支店代表の竹下和広氏を迎え、『エルシャダイ』の権利を取得するまでの苦労話が語られた。

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▲元イグニッション日本支店代表の竹下氏(左)。現在は株式会社Groove代表、バルーン27ジャパン代表を勤めている。

 話は「ソフトが出るまえから、日本支社の閉鎖は決まっていたんですよ」という竹下氏の衝撃のコメントからスタート。権利を取得する直接のきっかけとなった、『エルシャダイ』開発スタジオ閉鎖の真相について語られた。そもそも『エルシャダイ』プロジェクトは、1本では終わる予定ではなかったとのことだ。1作目を作ることで得たゲームエンジンやアセットといった資産、ノウハウを活用して2作目、3作目を作るという構想で、上層部も最初はいいアイディアだと乗り気であった。1作目はトータルで20数億円ほどの投資になったという。ちなみにネット上では開発費は100億円以上とのウワサが流れていたが、それに関しては「まったくのデタラメです。見たときに笑ってしまいました」と竹下氏。

 順調に進んでいたかに見えたプロジェクトだったが、世界情勢が開発に大きく影響を及ぼす。円高やリーマンショックなどの情勢が影響して、親会社の経営状態にも影響が出た。そのため経営陣が「もう継続は難しい……」という流れになったという。竹下さんたちの尽力も及ばず、けっきょく開発は2011年3月末で終了させることで決定。しかも、外資系のドライさというべきかもしれないが、1日の猶予たりとも許されなかった。これはバランス調整やバグ取りといった最終調整に割ける時間がまったく捻出できないスケジュールで、どうしたらいいか、頭を抱えたという。経営サイドからは、「早く終われるなら追加資金を出してもいい」と言うが、現場としては、「金より時間がほしい!」という心境だったという。「だが交渉の余地もなかったです」と、竹下氏は当時の心境を語る。

 かような逆境をも乗り越えて『エルシャダイ』は無事に完成し、2011年4月28日に発売された。開発チームは解散、だが竹下氏にはまだスタジオを閉鎖するという大きな仕事と、ここで『エルシャダイ』を終わらせないという決意が残っていた。開発チームは解散したが、スタジオの閉鎖には約1年ほど時間がかかるらしく、この期間を利用して上層部から『エルシャダイ』関連作品を作成する提案を行った。「これで未来につながる」と思った竹下氏は、『エルシャダイ原作小説』、『エルシャダイソーシャルバトル』、Android用アプリとしてGMOゲームセンターで配信されている『El Shaddai for Android』の3本を作成する承認にこぎ着けた。ちなみにプロジェクトは計4つあり、最終的には世に出なかった“幻のプロジェクト”も存在したという。

 これらのプロジェクトが進み、これで『エルシャダイ』も終わりかなあ……と思っていたところ、「(続けるには)竹下さんが『エルシャダイ』の版権権利をする会社を作ったらいいんじゃないですかね?」と竹安氏が語ったという。そういうのもアリか、と思い、竹下氏は即実行に移した。

 竹下氏は自分で版権管理の契約書の草案を作成し、経営陣にかけあった。最初のうちは、交渉のテーブルに乗って話は進んでいたのだが、「版権を借りてビジネスの開拓を行う」という契約内容に先方から最終的にNGが出た。この契約形態では、何か権利侵害などの疑義・問題が発生した場合、全責任はコンテンツホルダーであるイグニッション本社が取らなければならないからだ。

 最終的に交渉は決裂した。さらに、「売れるなら、『エルシャダイ』のIPを売却してほしい」と言われたという。『エルシャダイ』は竹安氏と竹下氏が大切に育ててきたコンテンツで、「世間的には終わったと思われていても、愛着があります」と竹下氏。さらに「最終的には竹安さんが自由にできる形で権利を渡したかったんです」との腹案があったため、「売却しなさい」は「一番聞きたくなかったフレーズでした」と当時の心境を振り返った。

 続いて竹下氏は『エルシャダイ』のIPを売るために奔走することになる。自分で目星をつけた大手パブリッシャー数社と交渉し、その内容を経営陣に報告し続けた。「竹安さんに売るという心の奥にあるプランが達成できなくなるから、買われないほうがいいなあ」と思いつつ交渉していたと、いまだからこそ明かせる心境を語る竹下氏。結果的には、アプローチしたパブリッシャーとの交渉はうまくいかなかった。そして、『エルシャダイ』のIPを購入してくれるパブリッシャーはいなくなった。この時点で、イグニッションからcrimへオファーしてもよいという承認を取り付けたという。

 IPを個人会社へ売却するにはさまざまな懸念があり、そのひとつが金額にあったと竹下氏は語る。個人が出すにはかなり決意をしないといけない、大きな買い物だ。竹下氏はイグニッションから下限と上限の予算を任されており、買い手がなくなったという事実に照らして、Crimへのオファー額をイグニッション了承のもと、下限に設定し、crimへ内示した。ところが、意外にも竹安氏からは「資金的には大丈夫」との回答があり、最大の障壁は消え去った。続いて、権利をどこまで売ってくれるのか、何が含まれているのかという、細部を決める段階へと突入した。だが、またしても為替相場による問題が発生した。

 交渉スタート時、売却金額はアメリカドルによる金額で、為替相場は80円を下回るぐらいの状況であった。だが交渉は1年ぐらいかかり、円安がどんどん進んでいくため、このままでは日本円で支払う金額が増えてしまう。そこで、竹下氏は途中でcrimが為替相場に影響を受けない様に売却金額をアメリカドルから日本円に変更する交渉をしたという。こうして竹安氏はほぼ全財産をはたいて権利を購入し、今回のイベントも開催できるようになった運びになった、というわけだ。

 さまざまな紆余曲折があり、外部からは非常に面倒すぎる案件に思えた権利交渉。だが意外にも、竹安氏は交渉自体には悪い印象はなかったとのことだ。「今回この権利交渉を経験してイグニッションさんとディズニーさんが非常に友好的で、権利に“ちゃんとしている”会社なんだと、改めて勉強になりました」と竹安氏は語る。

 今回の権利獲得を振り返り、竹安氏は「これまで捧げてきた時間を無駄にしたくはなかったから、人生をかけて購入を決意した。人生を買ったようなものですね」と語る。また竹下氏は「竹安さんの“人生を買う”という言葉を聞いたとき、僕ができることはすべてやろう、と決意した。『エルシャダイ』は、竹安さんのところにあるのがいちばん幸せ。けっきょく、その1点につきますよね」と、この長い物語を締めくくった。

 『エルシャダイ』は、イーノックとルシフェルの友情物語。さながら、今回の権利取得は竹安氏と竹下氏の友情物語であるかに思えたのは、記者だけであろうか……。

ゲストを交えた座談会も!

 第3部では、さらにゲストとして中川裕介氏、元雑誌『ゲーマガ』編集長にして現ドワンゴのウメ氏、映画コラムニストのジャンクハンター吉田氏が加わり、総勢5名による座談会と相成った。中川氏は『エルシャダイ』の制作はもちろん、関連作品『なんでおまえが救世主!? バベルの塔の女子高生』を執筆した人物で、「僕の右腕のような方です」と紹介する竹安氏。ウメ氏はかつて新宿ロフトプラスワンで『エルシャダイ』のイベントを開催したり、またニコニコ動画の“エルシャダイ公式チャンネル”(⇒ここちら)開設にも尽力しており、影で『エルシャダイ』を支えてきた人物だ。ジャンクハンター吉田氏は、さきほど紹介した『ElShaddai Coin&Epic』やコラボTシャツ、さまざまなイベントなどの“お膳立て”を行ってきた、こちらも影の立役者。

 立場は多様ながら、みな『エルシャダイ』の魅力に惹きつけられ、成功に尽力してきた。これら5名によって、エルシャダイカフェ、EDWINとのコラボジーンズなど、『エルシャダイ』にまつわる思い出や当時の裏話などを、和気あいあいと語った内容だった。また抽選会も開催され、さまざまなプレゼントが来場者に手渡された。

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▲座談会ではさらに3名のゲストが登場。左から、中川裕介氏、ジャンクハンター吉田氏、ウメ氏。
▲来場者へのプレゼント抽選会も行われた。iPhoneケースやポスター、さらにはコラボジーンズまで!

 こうして計3時間半に渡る、濃い内容のイベントが終了。だが竹安氏のサインを求めて来場者は長蛇の列を作り、その熱気はしばらく続くこととなった。

 いったんは終演したかに思えた『エルシャダイ』が華麗に復活したことを体感できた本イベント、これからの『エルシャダイ』並びに竹安氏の活躍に期待がかかる。“一番いい結果”となる瞬間を、ぜひとも見届けていこう。

(取材・文:ライター/喫茶板東)