●ゾンビバンド、ゾンビムービー、ゾンビ大会……。

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 2011年10月12日、都内でカプコンの『デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード』の発売前夜祭が行われた。

 イベントはサイコビリーバンドのCRACKSのライブからスタート。ステージ後には公式サイトで“帰ってきた 死体で遊ぶなゲーマーたち”を連載している本誌でもおなじみのライター、マスク・ド・UHが登壇し、CRACKSにインタビューを敢行。しかし、同連載でのインタビュー同様、「ヴェハハハハッハ、ヴェハハハハッハ、ヴぇ(おもしろかった)」と、マネージャー兼ゾンビ語通訳を介しての回答だった。ちなみに、ゾンビを倒すことで同士討ちになるのは、複雑な気分らしい。しかし最後に一言と問われると、「デッドライジング、イェー!」と人間語が。どうやら、思わず一瞬生き返っちゃうほど気に入ったらしい。

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 司会の内田洋平プロデューサーは新情報を紹介。スクリーンに映し出されたのは、本作で主人公に返り咲いたフランクに対峙する『デッドライジング 2』本編の主人公チャック。おなじみのチェーンソーつきバイクにまたがったチャックの背中には、娘ケイティの姿……とおもいきや、ケイティの人形を背負っているらしい。いったい何が起こっているのか。まさかサイコになってしまったのだろうか!?

 続いて内田プロデューサーは本作を記念して制作されたショートフィルム『TOKYO DEADRISING』を手掛けたSABU監督を紹介。劇場映画ではないショートフィルムということで、逆に「好き勝手にやれた」と振り返った。

 内容はゾンビが発生した東京郊外の都市で、女の子(鹿谷弥生)の前でいいところを見せようと思うフリージャーナリスト、シマダの迷走気味の奮闘を描くというもので、発売日の10月13日より3回に分けて公式サイトで公開予定。ステージでは15分ほどのフルバージョンの試写も行われた。ちなみに、走るシーン描写が知られているSABU監督だが、ゾンビは“走るゾンビ”ではなく『デッドライジング』と同じくスローなゾンビでした。

 主演の鈴木規史と鹿谷弥生も登場して、SABU監督、カメオ出演もしたらしい内田プロデューサーとのトークセッションでは、舞台裏なども明かされた。撮影は先月、何と全2日間の強行スケジュールで実施され、暑さに一同悩まされたとか。ゾンビものの撮影は初めてというSABU監督だが、「メイクをした瞬間からゾンビでしたね」と、エキストラを含めてゾンビのイメージを各自が持っていたことに感銘を受けた様子。鈴木は「ゾンビになれなかった男なので、死ぬまでにはゾンビになってみたい」とコメントし、鹿谷とともに続編をお願いしていた。まぁシマダはもしかしたらゾンビよりひどい目に遭うわけですが……。

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 なお公式サイトでは、『TOKYO DEADRISING』公開のほか、マイクロ一眼デジタルカメラがあたるキャンペーンなども実施予定。そのほか関連情報としては、iOS向けゲーム『デッドライジング・モバイル』の無償アップデートも行われ、新たな迷い人“ジェシカ”が追加されるほか、タイトルそのものも17日まで『デッドライジング 2 オフ・ザ・レコード』発売記念セールが行われる予定だ。

 第2部では本作にちなんだドリンク&フードの提供のほか、好きに遊べる“サンドボックスモード”で、タイムアタック・スコアアタック的な要素が楽しめるチャレンジを使った大会も行われ、各自30秒間で何体のゾンビを倒せるかに挑戦していた。ゾンビメイクを体験できるコーナーなどもあり、オープニングからエンディングまでゾンビづくし。ゾンビパラダイスを標榜する本作にふさわしい前祝いとなった。

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