『ギアーズ オブ ウォー 3』のHordeとBeastを遊んできたぜ!【Xbox 360 Summer Showcase 2011】

ゲーム Xbox 360
“Xbox 360 Summer Showcase 2011”で、『ギアーズ オブ ウォー 3』のCo-op(協力)プレイモードの“Horde”と“Beast”をプレイすることができた。

●いやー、超おもしれぇ!

WA3_0691

 2011年7月28日、東京都表参道のスペース オーで“Xbox 360 Summer Showcase 2011”が行われた。今年のホリデーシーズンを狙うタイトルがプレイヤブル出展された本イベントで、『ギアーズ オブ ウォー 3』のCo-op(協力)プレイモードの“Horde”と“Beast”をプレイすることができた。

 前作からあるHordeだが一応説明しておくと、仲間と協力して、人類の敵であるローカストの群れ(ひと塊をWaveと呼ぶ)を倒していくモードだ。今回は“Horde 2.0”として進化し、新たに要塞とお金の概念が入ってきている。

 これは、前作『ギアーズ オブ ウォー 2』のHordeで、できるだけ安定してWaveをクリアーするために、プレイヤーが“ブームシールド”を立てて通路を封鎖し、マップ上の特定の場所に立て篭もるのを好んでいたことと関係している。みんなブームシールドで即席の要塞を作っていたのだ。今回は逆にそれをゲームシステムとして取り込んで、お金を使ってバリケードを設置したり、タレット(機銃)を設置して、本当に要塞を作り上げられるようになっている。お金はローカストを倒したりすることで手に入り、ボーナスラウンドでは「○体爆発で倒せ」といった目標をクリアーすることでさらなるボーナスを得られる。というわけで、もはやブームシールドを消滅させる判定の裏をかいてシールドを刺し直したり、ブームシールドを持ったMaulerがいい具合にやってくるのを待つ必要はない。もっとストレートな形で要塞を築き、仲間と協力し、敵を倒せばいい。

Gears 3 - Horde_Berserkers_01

 今回はフルメンバーの5人でプレイすることができた。まずはマップを見て「どこに陣取りますか?」とか「じゃあホテルの中で。俺左見ます」、「左ってどっちだよ(笑)」、「あ、バリケード買っときます」ともろもろ会話するターンだ。コミュニケーションはCoopの楽しさの要だ。もしかしたら撃っている瞬間よりも、戦うために会話をしている瞬間の方が楽しいかもしれない。序盤は攻撃もキツくないので、とくに問題なくWaveクリアー。彼はこっちのタレットに張り付き、彼と彼は大体この辺りからこの方角を監視といった具合に、全員初見ながら、役割分担も徐々に固まってきた。WaveとWaveの合間には、各自弾を回収したり、バリケードやタレットを修理したり、まだまだ思い思いにプレイ。

 いい具合に慣れてくると、攻撃もしだいに厳しくなっていく。「何かデカいの来た!」、「え、どっち?」、「右、右、入ってきてるし」、「だから右ってどっちだよ(笑) ……あ、あれヤバいわ、そっち行くわ!」、「やべぇダウンした!」、「俺行けるからちょっと待って!」といった感じだ。死んでもWave中一回まではお金を払うことで復活できるが、結構な高額だし、ダウン中に仲間が助ければ助けた側の収入にもなるので、ダウンした仲間はできるだけ助けたい。そんな具合に仲間とのコミュニケーションがゲーム中のメリットとともに加速されるようになっている。

Gears 3 - Horde_Hotel_E3_02

 何とか退けて、またバリケードなどをちまちま直していると、「俺お金ねぇわ、超貧乏だわ」、「余ってるからあげるよ」、「俺は弾ないわ」、「はいはいランサーの弾あげる」と、最初は結構好き勝手に戦っていたのが、譲り合いの精神も生まれてくる。仲間に近づいてボタンを押すことでお金や弾を譲れるので、必ずしも個人個人でお金や弾をマネージメントするのではなく、チームとして戦うことができるのだ。そのほかにも「ちょっと、誰かソコのバリケード直して!」、「やるやる……あ、間に合わなかった」、「じゃあそこタレットで見る(警戒する)から大丈夫だよ〜」といった具合。

 今回はWave10までのプレイだったのだが、ラストはボスWaveとして、大型のローカストが登場。「ダハハハハ! デカいのがこっち来たぜぇ!」と、ゲラゲラ笑いながら相手をする。気分はコール・ザ・トレインだ。ただでさえ超強力な敵ベルセルクが、新種の敵“ランベント”に寄生された“ランベントベルセルク”なんて凶悪なものも登場。恐怖の突進時じゃないと弱点が出現しないので、各々が囮となって、恐怖の鬼さんこちら状態。たまに囮役が回避をミスってダウンするので、みんなで助け合って戦うしかない。

Gears 3 - HordeBossWave

 本当はここから「俺そろそろシルバーバック乗りたいんですけど」、「恵まれないギアーズに募金を!」、「じゃあこのWaveで稼いだお金を渡そうぜ」と、また次のボスWaveへの戦いが始まるわけです。ちなみにこのパワーローダー風の新兵器のシルバーバック、これが強い。めっちゃ強い。乗っているプレイヤーは鼻歌交じりでローカストをバリバリ倒していく。ほかのプレイヤーがシルバーバックを盾に隠れることもできるので、前面に出していく戦いかたもあるだろう。

 まぁそんな具合に今回のHordeは、前作のHordeのおもしろさをそのまま残し、プレイヤーが工夫していた部分をゲームシステムに組み込んでしまうという進化を遂げていておもしろかった。それ以上のコメント? もっと先のWaveをやらせてくれ!

●グラウンドウォーカーダ!

Gears 3 - Horde_Hotel_E3_01

 Hordeと対になるのが、ローカストになって人間ドモを倒すBeastモードだ。こちらにもお金の概念はあって、各プレイヤーは自分のお金を使ってローカストを買い、突撃していくことになる。

 最初はティッカーで出撃して、自爆などをカマしながら人間ドモが建てたバリケードを壊すといった、下積みの切なさが待っている。が、活躍するに連れて上位のローカストも買えるようになり、しだいにコープサーやベルセルクといった大型ローカストも買えるようになる。もちろん高いが、自分がヘボいがゆえに生まれてきて早々自爆するという、人生の意味を考えてしまう状態よりはマシだ!

 こちらは今回Wave12までのプレイ。Waveごとに残り時間が決まっており、敵を倒すと時間が増えるというシステムになっている。後半のWaveになると人間ドモや“ヒーロー”(主人公マーカス以下、デルタ部隊の面々など)も増えるが、じつは一番キツいのは序盤のWaveだった。

 人間の数は少ないのだが、こっちの戦力がショボすぎるため、バリケードを壊すのに精一杯で、一向に人間ドモの所にたどり着けないのである。ああ、弱小兵士の哀しさ。ちなみにレッチは低いバリケードなら飛び越えられるので、本当に最序盤のWaveではオススメ。人間ドモの陣地に飛び込んで、タコ殴りにしてやろう。

 逆に、いいローカストを買えるようになると、ブーマーやカンタスなどをガンガン投入して「グラウンドウォーカーダ!」、「人間ドモ、死ネェ!」と、一気に蹂躙できるようになる。コープサーやムカデ型ローカスト“ジャイアント・セラピード”で虫虫大行進もできるぞ。ベルセルクは設定通りに視界が狭いので、とりあえず人がいそうな方向にアタリをつけて突撃し、剛腕を奮って暴れまくって、笑っちゃうほどキルを稼ぎまくり。ティッカー一体75ドルなのに対して5625ドルと高額なだけあって、反則かというほど強い。凶悪なローカストとなって人間を追い詰めていく快感にすっかり目覚めてしまった!

(C) 2011, Epic Games, Inc. All rights reserved. Epic, Epic Games, the Epic Games logo, Gears of War, Gears of War 3, Marcus Fenix and the Crimson Omen logo are trademarks or registered trademarks of Epic Games, Inc. in the United States of America and elsewhere.
※本ソフトはCEROにより"18歳以上のみ対象"の指定を受けておりますが、掲載にあたってはファミ通.comの掲載基準に従い配慮しております。

[Xbox 360 Summer Showcase 2011関連記事]
※Kinect向けを中心に全方位に訴求するXbox 360タイトルが体験できた
※『ダンスセントラル2』、『ディズニーランド・アドベンチャーズ』、『Kinect スポーツ:シーズン 2』プレイリポート
※『Kinect スター・ウォーズ』、『ザ ガンストリンガー』、『ライズ オブ ナイトメア』プレイリポート
※『Forza Motorsport 4 リミテッド エディション』とワイヤレスホイールの発売が決定
※『ザ ガンストリンガー』が2011年10月6日に発売決定、座って楽しめる初のKinect専用ゲーム

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