ゲームオンの最新オンラインアクションRPG『C9』プレイリポート

ゲーム PC

ゲームオンの新作オンラインアクションRPG『C9 (Continent of the Ninth)』のプレイリポートをお届けする。

●緊急回避にダウン攻撃！　アクション性の高さが魅力

　オープンサービス（誰でも無料で遊べるサービス提供）を開始したばかりのゲームオンの新作オンラインアクションRPG『C9 (Continent of the Ninth)』（以下「C9」）のプレイリポートをお届けする。『Soul of the Ultimate Nation』を開発したWEBZENの最新作ということもあって、グラフィックはなかなかの美しさ。そして、素材を集めて装備の作成やカスタマイズをするといった近年のオンラインRPGの基本的な要素はもちろん入っている。だが、本作の特筆すべき点はやはり、そのアクション性の高さにあるだろう。NHN Japanの『TERA』などと同様、本作はハイエンドかつアクション性の高い次世代オンラインアクションRPGを目指し、“ノンターゲティング・アクションRPG”を標榜している。ちなみに、ハイスペックのPCでなくても十分なパフォーマンスで楽しめるとのこと。

　戦闘は攻撃の距離（間合い）の概念などもあって、マウスとスキルを割り当てたキー、さらにマウスとキーボードキーによるコマンド入力によるスキルを組み合わせて戦っていく。ジャンプしながら斬り込んでみたり、掴みから投げを決めたり、緊急回避動作やダウンした敵への追撃も可能。チュートリアルのラストではちょっと大型のボスも登場し、足元に飛び込んで斬りつけてから緊急回避でボスの攻撃を避けるといったアクションを楽しむことができた。

　また、チュートリアル部分はちょっとしたリアルタイムカットシーンが入るのだが、これは日本仕様に足したものだとか。キャラクターを作成したらいきなり世界に放り出されて「じゃあ順番にクエストやってね」というパターンではなく、まずはここがどんな世界で、いま何が起こっているのかを見てからプレイできるようになっている。そして、インターフェース上でNPCが検索可能で、そのキャラクターの下に向かいたいときは、検索して指定するだけで画面上にルートが表示されるという機能もあって、オンラインゲームに慣れていなくてもプレイしやすくなっている。

　なお、クラス（職業）は3系統で、最初は力と素早さに優れた“ハンター”、力と体力に優れた“ファイター”、いわゆる魔法使い系の“シャーマン”を使うことができた。キャラクターの外見のカスタマイズ性は高く、髪型や手足の太さ、タトゥーといったものはもちろん、鼻の太さなどの細かい部分まで、パラメーターを調整することができる。レベル20になると、各クラスからさらにそれぞれ3クラスから上位のキャラクターへと転職が可能になり、全9クラスへと分岐していくことになる。

　ダンジョンはインスタンス方式。記者は体験しなかったが、ユニークなことにダンジョンには“乱入システム”があり、レベル25以上のキャラクターはダンジョンに入場する際に乱入可にするか不可にするかを選べる。乱入ありだと倒される危険性がある代わりにダンジョン内で得られるゴールドや報酬経験値が増えるといったメリットがあるという仕掛けだ。ダンジョン入場には“スタミナ”の概念があり、間を開けずにダンジョンで延々と狩りまくるといったことはできないのだが、週の内に何日ダンジョンに入場したかによってボーナスが得られる“ウィークリーシステム”もあり、バランスが取られている。

　ラストには、対人戦専用のコンテンツ“PvPアリーナ”もチェックした。最大8人対8人が対戦可能で、今回はいわゆるチームデスマッチのようなルール“デスマッチ”をプレイ。ちょっと人数が足りなくて1対2の対戦となり、使用キャラクターのレベル差もつけてもらったのだが、キッチリ負けてしまった。使ったのがハンター系の2次職クラスのキャラクターで、ふたりに追われるとパワーを溜めて弓を放つスキルなどが余り役に立たなかったのが敗因。まぁ、単独なのに飛び道具メインのキャラクターを使うなということで……。とはいえ、動きを先読みして攻撃が当たると快感。チームバランスが取れた状態で大人数バトルを戦うと、ちょっとスゴいことになりそうだ。ステージにはジャンプ台や落ちたらアウトの溝などのギミックがあるほか、クラスによっては罠を仕掛けるスキルを持っているので、対モンスター戦とはまた異なる戦略とアクション性が楽しめるだろう。