“お台場合衆国2011”がスタート――『FF零式』と『スライムもりもりドラゴンクエスト3』が初プレイアブル出展

ゲーム PSP ニンテンドー3DS
フジテレビが毎年夏に開催する恒例のイベント“お台場合衆国”が、本日2011年7月16日からスタートした。本稿では同イベントで『ファイナルファンタジー零式』と『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』が初プレイアブル出展されているスクウェア・エニックスブースの模様を中心にリポート!

●初プレイアブル、会場限定グッズ販売などプレミアムな内容

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 フジテレビが毎年夏に開催する恒例のイベントが、今年は“お台場合衆国2011〜ぼくらがNIPPON応援団!〜”と題され、本日2011年7月16日(8月31日まで)からスタートした。同イベントには、スクウェア・エニックスが“スクウェア・エニックスお台場 EXPO2011”というブースを展開し、2011年発売予定のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『ファイナルファンタジー零式』と、2011年冬発売予定のニンテンドー3DS専用ソフト『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』の体験コーナーを設置。初プレイアブルとなる両作のプレイリポートを中心に、“スクウェア・エニックスお台場 EXPO2011”初日の模様をお届けしよう。ちなみに、同社ブースの場所は、フジテレビランド(フジテレビ本社)オフィスタワー1階エントランス。こちらのエリアは、お台場合衆国1dayパスポートの購入の必要なく、入場無料となっている。

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●『ファイナルファンタジー零式』体験コーナー

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 初プレイアブル出展となった『ファイナルファンタジー零式』の体験版は[ナツビ]と名付けらたバージョンとなっており、プレイ時間はおよそ15分程度の内容となっていた。その内容と触ってきた記者のミニインプレッションを下記にお届けしよう。


■期待感がさらに高まった!! 体験版配信して!!

 試作型番[ナツビ]を開始すると、イベントの後に魔導院のゲートからレムを操作することに。さまざまな色のマントを付けた朱雀の候補生たちや、個性的な出で立ちのモーグリがいる中庭を抜け、“サロン”と呼ばれる場所へ。ここにはアイテムを売ってくれるNPCやモーグリがおり、後者からはミッションを受けられます。

 ミッションは、ひと通りの操作が学べる“戦闘訓練”と、白虎軍との戦いが展開される“作戦[其ノ一]”のふたつ。本作はボタンをフルに使うほか、長押しなどちょっとした癖がある操作を必要とされるので、まずは戦闘訓練から始めたほうがいいでしょう(でも、試遊時間は限られているので駆け足で!)。

 なお、“作戦[其ノ一]”は、白虎の兵士やモンスターを蹴散らしつつ、近代的な都市を進むというもの。途中にはサソリ型の魔導アーマーや、ベヒーモスなどのボスが待ち受ける、ボリュームたっぷりのミッションです。試遊時間の制限もあり、初見で最後までプレイするのは難しい感じ。

 試遊では、使うボタンが多く、ワラワラと敵が出てくるので最初はパニくってしまいましたが、操作に慣れてしまえばまったく問題なく、爽快に遊ぶことができました。4つのボタンに割り振られたアビリティを使い分けられるようになったら、長押しで強化した魔法を放ったり、ファントマの吸収を心掛けてみたり。バトルはロックオンと、△ボタンで出せる連続攻撃、それと回避くらいができればまずは問題ないので、少しずつできることを増やしていけばオーケー! そういえば、『ザ・サード バースデイ』に近い操作系統なので、同作を遊んでいる人は入りやすいかもしれません。

 また、バトルでは内臓されたキャラクターが仲間として乱入してくるようになっていて、擬似マルチプレイが楽しめました。内蔵のNPCが参加すると、自分が選択したパーティーメンバーは控えに戻り、内蔵キャラが帰還した後に再度呼び出せる仕組み。つぎつぎとやって来ては去っていくので慌しいですが、テンポがよくて楽しい! なお、試作型番[ナツビ]では、“きたせP”や“たばたD”など、開発スタッフの名前が付けられたNPCが乱入してきてくれました(笑)。

 正直、操作は忙しいし、敵はガンガン出てくるし、前述の通りNPCが入ってきては出ていくしで、戦況を把握するのがたいへん! でも、本作では“戦場”が再現されているのだから、これがあるべき姿なのだと自然に思いました。何せ、敵の通信などによる演出で臨場感がすごいんです。この混乱の中で、何ができるか。どう状況判断できるか。戦争の中で彼らはどう生き抜いていくのか。リアルな“戦場”がそこにはありました。

 インプレッションとしては、若干、狭い場所でのカメラワークが気になった以外は、かなり満足! じつは、セーブ端末やメニュー画面で、魔法のカスタマイズ要素や召喚獣の成長要素など、やり込めそうなシステムがいろいろ入っているのが見えちゃったんですが、それらにも期待が高まります。また、“作戦[其ノ一]”をクリアーすると、新しいミッションが開放されるんですが……。現状では、時間的にプレイするのはかなり困難。体験版を待ってます!!

(text by 河合リヱ)

※『ファイナルファンタジー零式』試遊版の操作ガイドページはこちら

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■最新PVも公開!

 ブース内に設置されているスクリーンでは最新PVが公開! その視聴リポートも紹介。


新たに公開されるドラマシーンと、それを彩る超豪華声優陣!

 「彼らは自らの運命を」、「自分たちで決めた」、「そう 死ぬことを恐れずに」、「死に直面する恐怖を知らずに」。『FF零式』の最新トレーラーは、マキナとレムが交互に語るナレーションから始まった。
 今回のトレーラーは、各キャラクターの紹介を兼ねたドラマシーン中心の構成。注目は、候補生たちが墓を前に「忘れちゃいけない」と語り合うシーン。この世界では、“死”について特別な設定がありそう? 一方、森ではマキナがほかの候補生たちに向かって「(お前たちが)兄を切り捨てた!」という衝撃のセリフを放つ場面も。その直後に、イザナの死の場面が描かれる流れからは、マキナとイザナの関係が想像できるが……? そのほか、クラスゼロの指揮官であるクラサメにナインが威勢よく突っかかるもののあっさりと返り討ちにされたりと、クラスゼロが最初から1枚岩ではないという様子が伺えるシーンが散見される。
 さらに、波動砲のような大型兵器でどこかの街が壊滅するシーンや、魔導院院長のカリヤや魔法局局長のアレシアが、4人の各局長と会議を重ねるシーンなど、ストーリーの重厚さを感じさせる箇所があちこちに。アンドリアとセレスティアいう新キャラクターの存在も発覚。独特の出で立ちのセルスティが「“あかとき”の守護竜を出す」と言うあたりから、蒼龍クリスタルを擁する“コンコルディア王国”の人物のようだ。
 そんな注目シーン盛りだくさんのトレーラーだが、今回は各キャラクターの名前よりも声を担当している声優の名前の表示が大きいという異例の内容。それもそのはず、これまでに公開されている声優も豪華だが、今回明らかになった声優も非常に豪華! 以下は、その声優さんのリスト。声優ファンならずとも、一度は声を聞いたことがある人ばかりのはず! 

新たに判明したキャラクターの声優陣
・候補生
セブン:青木まゆこ、ジャック:鈴村健一、デュース:花澤香菜

・各局長(名前は不明)
野沢雅子、内海賢二、千葉繁、池田昌子

・コンコルディア王国
アンドリア:林原めぐみ、セレスティア:水樹奈々

 “お台場合衆国2011”では、試遊台はもちろん、この最新トレーラーも要チェック。ちなみに、「お台場まで行けないよー」という人も、公式サイトなどで近々観られるとのことなので、ご安心を!(text by 世界三大三代川)

アテレコCM甲子園?
 また、PVの最後には“アテレコCM甲子園”なるものの告知が。これは『FF零式』のキャンペーンで出題される映像のセリフを考えて、PCまたはケータイサイトでテキストを応募すると、優秀作品はニコニコ生放送で『FF零式』声優によるスペシャルCMなるかも!? という企画。豪華賞品も用意されているとのこと。さらに、南海キャンディーズの山里亮太とよしもと47都道府県“住みます芸人”の参戦も!? 詳しくはキャンペーンサイトで。


■ファイナルファンタジーXIII-2の日本語音声トレーラーも公開

 E3などで公開された英語ボイスの最新PVが日本語ボイスバージョンで公開。いまのところ日本語ボイスバージョンは、“スクウェア・エニックスお台場 EXPO2011”でのみの公開となるようだ。新たな主人公ノエルのボイスをぜひチェックしよう。

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●『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』の体験コーナー

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 『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』の試遊コーナーでは、プレイするとスライムのうちわがもらえたほか、ある時間帯ではキングスライムのうちわも配られており、キッズたちに大好評! 以下は、本試遊コーナーでプレイできた内容のミニインプレッションをお届け。

■3Dで臨場感たっぷりになった『スラもり

 まず最初に『スラもり』シリーズではおなじみかつ重要なアクション、“スラ・ストライク”の練習からスタート。練習と言っても、Aボタンを押しっぱなしにして離すだけという、とっても簡単な操作。続いて、スラ・ストライクを当てて浮かせたもの(敵やアイテムなど)を担いだり、担いだものを投げたりする練習をして、いよいよゲーム本編開始!

 体験版では、「イチメンさばく」、「ふねバトル」という2種類のモードからひとつを選択して、遊ぶことができた。

 イチメンさばくは、その名の通りあたり一面が砂漠に覆われた、遺跡のようなステージ。ここでは、スラ・ストライクで岩を壊して道を切り開いたり、大砲に乗り込んで高い場所に進んだりといった、さまざまな仕掛けを体験することができた。なかには、“ばくだん岩”を投げて爆発を起こし、壁を破壊して進む場面も。また、ステージ内には“ももんじゃ”や“プリズニャン”といった“しっぽ団”の姿もちらほらとあり、軽快なアクションバトルを楽しむことができたぞ。

 そしてもうひとつ体験できたモードが“ふねバトル”。大型船どうしの大迫力なバトルが堪能できる"ふねバトル"は、本作の目玉と言っても過言ではないシステム。甲板につぎつぎと出現する資材をスライムの頭に乗せて、大砲に運び、敵船を砲撃する。この流れをせっせとくり返して、敵船のHPをゼロにしたら勝利……と思ったら大間違い! 敵船のHPがゼロになると、船間に渡りロープが張られ、敵船に直接乗り込むことが可能となる。敵船に乗り込んだら、船の心臓部とも言えるエンジンルームを探し、スラ・ストライクを叩き込んでエンジンを破壊するのだ。ちなみに体験版では、敵船の強さを「よわい」「ふつう」「つよい」の中から選べたぞ。

 通常のステージもそうだが、とくに“ふねバトル”では、3D機能をオンにして遊ぶとこれまでの同シリーズでは体験したことがないような臨場感を味わえる。大人から子どもまで誰でも簡単に、そして安心して遊べる『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』。今冬に予定されている発売日を期待して待とう! (Text by デイリー松尾)

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▲プレイするともらえたスライムのうちわ(左)が、ブース付近ではメタルキングのうちわが配られていた。どちらも数に限りがある模様。

 また、会場内では発売中のニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』のモンスターの“すれちがい配信”が実施されており、キラーマジンガ、サンディ、じげんりゅうが配信されている。イベント期間中に新たな配信モンスターの追加もかるかも、とのことだ。

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●イベント限定のワンコインCDやグッズも見逃せないポイント

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 ブース内には『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』などのグッズショップもオープン。 
 会場先行発売のグッズとして“FINAL FANTASY零式 クリアファイル”(3種、各380円[税込])と、各種イベントや直営ショップでしか手に入らない限定グッズ“ドラゴンクエスト オフィシャルストラップ リミテッド ドラゴンクエスト25周年記念バージョン”(価格:1280[税込])が発売。
 CD物販コーナーでは、通常のサウンドトラックに加え、イベント限定のワンコインCDとして『ファイナルファンタジー零式』の楽曲5曲を収めた『ファイナルファンタジー零式 音楽集 -初陣-』、9月7日に発売となるゲーム音楽のピコピコ音アレンジCD『SQ Chips』の先行販売版『SQ Chips 先行ミニアルバム』、そしてスクウェア・エニックスのゲーム効果音99曲を収録した『SQUARE ENIX 効果音集』の3タイトルが先行販売(価格は3タイトルともに500円[税込])されている。お買い得価格に加え、これらはイベント会場でしか手に入らない貴重なCDとなっていため、まとめて購入する人も多く見られた。

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▲『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』のパッケージなどのサンプルも展示されていた。

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FINAL FANTASY零式 クリアファイル(3種)

「ドラゴンクエスト オフィシャルストラップ リミテッド ドラゴンクエスト25周年記念バージョン

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『ファイナルファンタジー零式 音楽集 -初陣-』

『SQ Chips 先行ミニアルバム』

『SQUARE ENIX 効果音集』

(C)2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
(C)2011 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
※画面は開発中のものです。 ※ニンテンドー3DSの3D画像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。

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