『シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん』の発売に先駆けたトークショーが開催
ゲーム Xbox 360●科学アドベンチャーシリーズ第3弾『ロボティクス・ノーツ』についても言及
2011年6月4日、都内江戸川区葛西にあるゲームショップGAMESマーヤで、5pb.から2011年6月16日発売予定のXbox 360用ソフト『シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん』の発売に先駆けたトークショーが開催された。
同トークショーには、『シュタインズ・ゲート』や『カオスヘッド ノア』などのシナリオを手掛けたシナリオライター林直孝氏と『シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん』のオープニングテーマを歌うアフィリア・サーガ・イーストからロゼ・ガーデンフェアリーとコヒメ・リト・プッチのふたり、計3名が出演し、本作の魅力や開発秘話などが語られた。
では、さっそくそのトークショーの内容をリポートしよう。まず、司会役から“比翼恋理のだーりん”というサブタイトルの由来を聞かれた林氏は「本作は続編ではなく、完全なるスピンオフ作品という位置づけの作品で、ラブコメという作品ということをアピールするためのタイトルが必要でした。“らぶChu☆Chu! ”でもいいんじゃないか、という意見などもあり、なかなか決まらなかったんですけど、“比翼恋理”という言葉を松原(松原達也氏。プロデューサー)が思いつき、『シュタインズ・ゲート』のサブタイトルは漢字+○○という構成になっていたことから、恋愛要素を連想させる“だーりん”を付けました」ということを明らかにした。ちなみに、比翼恋理は比翼連理(男女の情愛の、深くむつまじいことのたとえ。相思相愛の仲)という四字熟語の“連”に“恋”を当てたもので、作品の内容とも合致しているという。また、“比翼恋理”と劇場版『マクロスF』の“恋離飛翼”と似ているのでは? という際どい質問には「偶然です」(林氏)と苦笑い。
本作は、ラボメン(“未来ガジェット研究所”のメンバーの通称)たちとの日常ラブコメディーをコンセプトに制作されたファンディスクということもあり、「『シュタインズ・ゲート』本編のイメージで臨む人は戸惑うかもしれないのでドキドキしている」(林氏)ということだが、肝心の本作のデキについては「バッチリです」(同)と自信のコメント。
「アフェリア・サーガ・イーストが歌う『La*La*Laラボリューション』(2011年7月27日発売予定)には“だーりんだーりんChu☆Chu!”というフレーズがあって、思わず口ずさみたくなる曲になっています」(コヒメ) |
「アフィリア魔法学院(魔法をテーマにしたコンセプトダイニングチェーン店)のメニュー名とその解説テキストは、志倉さんに丸投げされて僕が考えたんです」(林直孝氏:『シュタインズ・ゲート』シナリオライター) |
「『La*La*Laラボリューション』は『シュタインズ・ゲート』ファンならニヤリとできる単語が入りつつ、LOVEを全面に押し出した楽しい曲になっています」(ロゼ) |
▲アニメとゲームをどちらを先に体験したほうがいいか、という質問にロゼは「まずはゲームであの感動を味わってほしい」と言うと、林氏は逆に「アニメのほうがつぎの放送までの1週間にいろいろ想像が膨らむので、アニメのほうが楽しめるかも」とコメント。 |
▲来場者からの質問では、8ビットゲーム風にアレンジして新たに作られている『シュタゲ8bit』についての質問があり、「シナリオは昨年には完成していて、グラフィック部分を制作中です。今年の夏コミには出せるかも」と、開発が順調なことを明らかにした。 |
最後に現在、制作が進む科学アドベンチャーシリーズ第3弾『ロボティクス・ノーツ』について話がおよんだ。種子島を舞台にロボットをテーマにした物語が描かれる。林氏によると同作は『シュタインズ・ゲート』と『カオスヘッド ノア』以上に志倉氏とのぶつかり合いが激しく、難産中とのこと。また、舞台がなぜ種子島かというと、「種子島にあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)では、ロケットを組み立てる大きな施設がありまして、そこを使ってロボットを組み立てたら……という発想からスタートした」(林氏)からだという。また、『カオスヘッド ノア』と『シュタインズ・ゲート』という高いハードルを超えるため、プレッシャーも感じつつ、新しい試みにも挑戦しているとのこと。「キャラクターも2Dから3Dの絵にしようという話もしています。見た目的にもスゴイ感じになりつつあります。楽しみにしていただければ」(林氏)。
2011年6月1日にアフィリア・サーガ・イーストのファーストアルバム『whitism』が発売。2011年6月26日にはファーストワンマンライブも開催予定。詳しくは公式サイトで。
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