『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』の“DDFFバトルトーナメント+”東京大会の模様をリポート
ゲーム PSP●スペシャルゲストやサプライズも
2011年5月21日、スクウェア・エニックスは、都内で『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』のゲーム大会“DDFFバトルトーナメント+”の東京大会(予選・本戦を同時に実施)を開催した。
本大会にエントリーされたのは、応募されたバトルリプレイ動画をもとに、バトルディレクターの鯨岡武生氏が選出した8人と、先日行われた大阪予選の優勝者、準優勝者の2名、さらに『ディシディア ファイナルファンタジー ユニバーサルチューニング』の“バトルトーナメント”の優勝者、準優勝者2名を合わせた計12名。トーナメントでは、大阪大会と『ディシディア ファイナルファンタジー ユニバーサルチューニング』“バトルトーナメント”の優勝者、準優勝はシードとなり、第1回戦は、東京大会に選ばれた8人による対戦からとなった。
「大阪予選には観客を入れなかったので、ちょっと緊張しています。出場者はもっと緊張されていると思いますけど、がんばってください」(バトルディレクター鯨岡武生) |
「ファンの方々やプレイヤーの方々も楽しんで帰ってもらえたらと思っています」(プロデューサー間一朗) |
「大会の開催は僕らがずっと希望していたので、今日を楽しみにしていました。会場の方々も楽しんでいただければと思います」(ディレクター高橋光則) |
本作のディレクターの高橋光則氏とプロデューサーの間一朗氏、バトルディレクターの鯨岡武生氏がバトルの解説役として登壇。高橋氏は、戦いの前に大会を勝ち抜くポイントとして「自分のスタイルをどこまで貫けるか」と「『ディシディア ファイナルファンタジー』シリーズの特徴である運の要素や召喚獣、アシストキャラの選択・使いどころ、不確定要素などに臨機応変に対応できるか」の2点を挙げた。
トーナメント1回戦の第1〜4試合は、東京大会にエントリーされたプレイヤーたちによる熱い戦いがくり広げられた。1回戦からハイレベルな攻防が続く試合展開に鯨岡氏も「目に狂いがなくてよかった」と安堵した様子。本稿を担当する記者も『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』をプレイしているが、そのスピーディーな展開についていけないほど、めまぐるしい攻防が続き、どの試合も見どころ満載の1回戦となった。
1回戦 第1試合
Yoru 対 ふ〜迅
○ 皇帝 VS ジタン ●
1回戦 第2試合
CLOUDY WOLF 対 初
○ クラウド vs オニオンナイト ●
1回戦 第3試合
オメガ 対 FourMirror
●ティナ VS ウォーリア・オブ・ライト ○
1回戦 第4試合
diend 対 あるてま
● ガブラス VS フリオニール ○
続く2回戦からは、いよいよシードとなった大阪予選の優勝者・準優勝者、『ディシディア ファイナルファンタジー ユニバーサルチューニング』“バトルトーナメント”の優勝者、準優勝が登場。シード選手はここまで緊張を維持したまま待機していた一方で、1回戦を勝ち進んだ選手は少し緊張がほぐれているはず。試合前「緊張を強いられたまま待っていたシード選手は、バトルの入りかたが重要になってくると思います」と高橋氏が語っていたとおり、シード選手は誰もが大苦戦。なんと、シード選手は全員ここで敗退という結果になってしまった。
2回戦 第1試合
カタパルト 対 Yoru
● ゴルベーザ VS 皇帝 ○
2回戦 第2試合
CLOUDY WOLF 対 ★リュー★
○ クラウド VS オニオンナイト ●
2回戦 第3試合
AKKEY 対 FourMirror
●オニオンナイト VS ウォーリア・オブ・ライト ○
2回戦 第4試合
あるてま 対 ショウ
○ フリオニール VS フリオニール ●
■準決勝
準決勝からは事前登録した3キャラクターを使用するパーティバトルとなる。まだ見せてないキャラクターの実力がポイントとなる。
準決勝第1回戦は、Yoruさん対CLOUDY WOLFさんの対決。CLOUDY WOLFさんは、募集の際のタイムアタックのスコアが全応募者数でトップという実力者で、この日は、何度も不利な状況から逆転勝利を飾って勢いにも乗っていた。試合は接戦となったが、巧みな試合運びでYoruさんが勝利。第2試合のFourMirrorさん対あるてまさんの試合は、互いに1本を取り、3本目での勝負に。その3本目は序盤、FourMirrorさんのジェクトが怒涛の攻撃を見せ、一方的な展開になるかと思われたが、そこからあるてまさんのクジャが徐々に挽回。最後は、どちらも一撃で倒せるという超接戦となり、高橋氏も思わず「すばらしい!」と声を挙げるほど劇的な試合となった。「『ディシディア』は、どんな不利な状態であっても、状況の変化や召喚獣の選択がうまくいったりすると、大逆転もできるゲームです。そんな展開の試合が多くて、開発者冥利に尽きます」(高橋)
Yoru 対 CLOUDY WOLF
○皇帝 VS クラウド
○カイン VS セフィロス
FourMirror 対 あるてま
○ウォーリア・オブ・ライト VS フリオニール ●
●セシル VS スコール ○
○ジェクト VS クジャ ●
3位決定戦では、CLOUDY WOLFさんが勝利。
■3位決定戦
CLOUDY WOLF 対 あるてま
●クラウド VS フリオニール○
○セフィロス VS スコール●
○ジェクトVS クジャ●
■決勝戦
決勝戦は、YoruさんとFourMirrorさんという組み合わせに。Yoruさんのメインキャラは皇帝で、「一見なんで? という罠の張りかたをするけれど、それが計算されていることがわかります」(鯨岡氏)と、Yoruさんの実力を高く評価していた。一方のFourMirrorさんの印象については「ウォーリア・オブ・ライトの性能を熟知している。アシストの使いどころも上手い」(同)とコメント。
また、この決勝戦の前にスペシャルゲストが紹介された。そのゲストとはなんとユウナ役の青木まゆこさん。決勝戦は青木さんの開始の合図によりスタートした。試合は3本目までもつれる接戦となり、3本目はYoruさんのエクスデス対FourMirrorさんのジェクト。守りのエクスデス対攻めのジェクトの戦いは期待どおりの名勝負となり、どちらが勝ってもおかしくない状況になったが、最後にデルタアタックを炸裂させたYoruさんが熱い戦いに終止符を打った。
Yoru 対 FourMirror
●皇帝 VS ウォーリア・オブ・ライト ○
○カイン VS セシル●
○エクスデス VS ジェクト●
どの戦いも見どころばかりだった今大会を振り返って高橋光則氏は「今日はこんなにたくさんの方に来ていただいて、自分たちが実現したかったバトルを出場してくれた選手の方々が展開してくれ、それ見て盛り上がってくれている様子を目の当たりにすると、本当に僕ら開発者全員、幸せ者だなと思います。ありがとうございました」と挨拶。白熱のバトルばかりで観ている側も心地よい疲れを感じるほどの盛り上がりをみせた本大会。最後に、今後配信予定のダウンロードコンテンツも紹介された。
また、大会後はサプライズとして『ファイナルファンタジー零式』のデモプレイがお披露目! そちらのリポートはこちら。
■プレイヤーのデータの集計を披露
1回戦後には、“DDFF プレイヤーズ アナリシス”と題して、スクウェア・エニックスメンバーズの『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』ユーザー約12万人のデータ12万9341のデータから下記のような報告がされた。
調査内容は 2011年5月18日時点
メンバーズ総プレイ時間
373万2549時間59分02秒
いちばん遊んでいる人のプレイ時間
1606時間18分52秒(不眠不休で2ヵ月ほど遊んだ計算)
メンバーズ総バトル回数
5億6191万4066回
使用されているキャラ ワースト3!
29位 シャントット 2.52%
30位 アルティミシア 1.53%
31位 暗闇の雲 1.46%
使用されているキャラ ベスト3
1位 ウォーリア・オブ・ライト 16.18%
2位 クラウド 14.76%
3位 ライトニング 10.88%
使用されているアシストキャラ ワースト3
30位 エクスデス 0.77%
31位 ケフカ 0.73%
32位 皇帝 0.09%
使用されているアシストキャラ ベスト3
エアリス 6.05%
2位 セフィロス 5.19%
3位 ジェクト 5.15%
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