イベント”ソラトロボ博物館 それからお台場へ”初日から大盛況! 驚きの発表&サプライズゲストも登場!?

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2011年4月29日〜5月1日の3日間開催されるイベント”ソラトロボ博物館 それからお台場へ”が初日を迎えた。突然の発表や意外なゲストの登場などもあり、大盛況となった会場の様子をリポートしよう。

●開場前から長蛇の列ができる盛況に!

 サイバーコネクトツーは、2011年4月29日〜5月1日の3日間、東京・アクアシティお台場メディアージュにおいて、ニンテンドーDS用ソフト『Solatorobo(ソラトロボ) それからCODAへ』(以下、『ソラトロボ』)のファン向けのイベント”ソラトロボ博物館 それからお台場へ”を開催中。本日(2011年4月29日)はその初日にあたり、多彩な展示物が披露されるとともに、同作を手掛けたサイバーコネクトツーの代表取締役社長である松山洋氏と、ディレクター兼デザイナーのWAKA氏によるサイン会が行われた。
 会場では、”博物館”の名にふさわしく、通常はお目にかかれない『ソラトロボ』の各種設定資料や、アフレコ台本、企画書などの開発資料がギッシリと展示されており、写真撮影も自由となっていたため、会場ではカメラやケータイを構える人の姿が数多く見られた。

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▲ギッシリと並んだ設定画の数々。『ソラトロボ』を遊んだことがない人でも、楽しく眺めることができるはず!

▲WAKA氏直筆のメッセージが書かれたポスターも。じつはコレ……詳細は後段のインタビューで。

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▲初期の企画書やシナリオ台本などが収められたガラスケース。フィギュアは、サイバーコネクトツーのスタッフが作った一品物なんだとか。

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▲来場者が自由にメッセージを貼り付けられるメッセージボード。その場でイラストを描くファンも多数見られた。サイバーコネクトツーのスタッフが貼り付けたメッセージも見られる。

●物販コーナーは売り切れが続出!

 何と言っても人気だったのが物販コーナー。会場だけの限定グッズが販売されるとあって、開場した午前10時の時点で250人以上が並ぶ盛況ぶりとなり、開場に入りきらなかった来場者は建物の外で待機していたほど。スタッフが予想した以上の人気となった”マグカップ WAKAバージョン”、”ハンドタオル WAKAバージョン”などの商品は、開場から1時間足らずで販売終了となってしまった。ただ、一番人気の『ファンブック RED』は十分な数が用意されていたため、16時の時点でもすべての希望者が購入することができた。

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▲スタッフは、つぎからつぎへとやってくる購入希望者への対応に追われていた。

▲16時の時点では、完売御礼の札が付いていた商品がかなり目立つように。

▲一番人気の『ファンブック RED』。(サインはご厚意で書いていただいたものです)

●誰も予想しなかったサプライズゲスト(?)が!

 サイン会直前の14時30分ごろには、何と『鉄拳』シリーズの制作者として有名な、バンダイナムコゲームスの原田勝弘氏が来場。普段から交流があるサイバーコネクトツーの松山洋氏がイベントを開催すると聞きつけて、完全にプライベートで訪れたとのこと。松山氏に招き入れられた原田勝弘氏は、このイベントの趣旨のひとつでもある、東日本大震災の被災者への募金活動への参加を呼びかけるとともに、自らも募金に参加していた。原田氏はこのイベントについて、「僕自身も『ソラトロボ』のファンなので、楽しみにしていました。予想していたよりも若い方が多く来場されているようで驚きましたね。会場の熱気もスゴイし、ユーザーが満足しているということの証明だと思います」と語っていた。

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▲もはや原田氏(写真右)の持ち芸になりつつある(?)受付嬢ポーズを、松山氏(写真左)とコンビで。

▲義援金BOXにクレジットカードごと投入!? ……と、細かくギャグを入れ込んでくる原田氏。

▲去り際にガッチリ握手。仲良しなふたりには、ぜひコラボ作品を作ってほしい!

●熱心なファンに丁寧にサイン

 サイン会に先立ち、松山氏、WAKA氏が来場者に感謝の挨拶を行ったが、その中で驚きの発表が。この日の物販コーナーでも大人気だった商品『ファンブック RED』が、じつは全7巻のうちの1巻にあたり、今後隔月で趣向を凝らしたファンブックが発売されるというのだ。販売方法など、詳しい情報は後日公開されるとのことなので、気になる人は、サイバーコネクトツーの公式ホームページなどをこまめにチェックしておくといいだろう。ふたりの挨拶が終わった後は、いよいよサイン会がスタート。事前申込後の抽選で選ばれたファンたちに、松山氏、WAKA氏が順番にサインをしていった。『ソラトロボ』と世界観を共有するプレイステーションの名作『テイルコンチェルト』のソフトを持参する人など熱心なファンが多く、松山氏、WAKA氏とも、会話を交わしながら時間をかけてのサイン会となっていた。
 なお、サイン会は開催2日目の2011年4月30日、開催3日目の2011年5月1日にも行われるが、こちらはすでに申し込みを締め切っている。ただしイベント自体は自由に観覧可能で、物販コーナーも各開催日ごとに在庫を用意しているとのこと。とはいえ、人気商品は早々に売り切れとなることが予想されるので、お目当てのグッズがある人は、早めに会場に向かったほうがいいだろう。

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▲『ファンブック』が全7巻であることを突然発表した松山氏(写真左)とWAKA氏(写真右)。来場者は一斉に驚きと喜びの声を上げていた。

▲会話を交わしながら、じっくりとサインを描き込んでいく松山氏とWAKA氏。

●イベントは2011年5月1日まで開催中です!

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 最後に、サイン会直後におふたりへのインタビューを敢行したので、その内容をお届けしよう。

−−大盛況となりましたね。
松山洋氏(写真左。以下、松山) 開場前からイベントスペース内に入り切らなくなるほど多くの方が並んでくださって。本当に予想以上で驚きました。『ソラトロボ』は、2010年の10月28日発売で、半年以上経っている作品です。それなのにこれだけの方が来てくださった。発売後のアンケートでは、顧客満足度が非常に高いという結果が出ているのですが、それだけ作品世界を愛してくださっている方が多いのだということを、肌で感じることができましたね。我々としても、前々からファンの方に恩返しをしたいと考えていたのですが、ようやくその機会を設けることができました。
−−会場では、すごい量の設定資料が展示されていて、見応えがありますね。
松山 ファンの方が、この作品のどこを愛してくださっているのかを考えたときに、やはり世界観、世界設定の部分だろうと。そこで、それらの資料を一挙にお見せする形になりました。
−−写真撮影自由というのも太っ腹です。
松山 そこは、バンダイナムコゲームスさんとかなり話し合いまして(笑)。最終的には許可をいただけたので、この形を実現できました。実際、とても多くの方が撮影していってくれていますし、とくに驚いたのが、その場でスケッチしている方もいたんですよ。やっぱり、こういう世界観を好きになってくれる方って、描くことも好きな方が多いんでしょうね。
−−WAKAさんはいかがですか? サイン会も盛況でしたが。
WAKA氏(写真右。以下、WAKA) じつはサイン会は初めての経験なんです(笑)。
松山 「サイン作っとけ!」って、無理矢理作らせました(笑)。
WAKA ゼロ距離でユーザーさんとお話しすることができて、ユーザーさんの愛が直接伝わってきて……すごく感動しました。「がんばってください」という声もたくさんいただいて……あと、「次回作がんばってください」と(笑)。
松山 まぁ、当然それは言われるわな(笑)。
WAKA すごく勇気、元気をもらえました。ふだん、福岡で物作りに集中する毎日で、こうやって直接ユーザーさんとお話しできる機会ってないですから。アンケートなどで「おもしろかった」と書いて送っていただくのももちろんありがたいのですが、直接、面と向かって言葉を聞くと、本当にうれしいですね。
−−物販でも、WAKAさんバージョンの商品が人気でしたね。
松山 あれも、「全部描き下ろしやー!!」って言って、作らせましたから。
WAKA はい、一生懸命書きました(笑)。好評でホッとしています。
−−明日以降に来場される方に、見どころを教えてください。
WAKA 今回、製作途中の紆余曲折でボツになったデザインなども、お蔵出しで展示しています。こういうのは、普通はあまりお見せしないものなんですけどね(笑)。「こういうのも考えていたんだよ」というところを見ていただくと楽しいと思います。
松山 じつは、今回のイベントに向けて、WAKAが新規で描き下ろしたポスターが展示してあるんです。それには、WAKAの直筆のメッセージも書いてあるので、これはぜひ見ていただきたいですね。
−−では、グッズでのオススメは?
松山 私はTシャツがオススメです。黒バージョンは、私が着たいデザインを形にしたものなんですよ。『ソラトロボ』の設定に従って、後ろにシッポ穴も開けてあります。グレーは、主人公のレッドをスタイリッシュにデザインしたもので、コチラもオススメですね。
WAKA 僕はやっぱり本ですね。自分も描き下ろしで8ページのマンガを描きましたし、サイバーコネクトツーの『ソラトロボ』好きなスタッフがみんな参加して、それぞれのやりたい放題を詰めこんだ本になっていますから。
松山 本当に、『NARUTO-ナルト-』チームや『.hack』チームからもたくさん参加しているからね。ちなみに今日、全7冊という発表をしましたが、原稿もほぼ集まっています。詳細については、今後の発表を楽しみにしていてください。
−−最後に、明日以降来場される方にメッセージをお願いします。
WAKA やっぱり、イベントに来ていただいた皆さんと直接お話しするのは、すごく楽しいです。これから来てくださる方も、気軽に声をかけていただけたらな、と思います。おもしろい資料もたくさん展示してありますので、ぜひ楽しんでください。
松山 もともと、この作品を応援してくださるファンの皆さんの気持ちに応えたいと思って始めたイベントですが、『ソラトロボ』という作品を知らない方でも、「世界設定画がおもしろそうだな」とか、軽い気持ちでもいいので見ていただきたいですね。そしてもっともっとたくさんの人に、この作品のことを知ってほしいです。私もWAKAも、明日も明後日も会場におりますので、ぜひ会場で!
松山&WAKA お待ちしております!

【 「ソラトロボ博物館 それからお台場へ」イベント概要 】
【 開催日 】 2011年4月29日(金・祝)〜2011年5月1日(日)
【 時 間 】 午前11:00〜午後7:00
【 場 所 】 アクアシティお台場/メディア―ジュ 3階イベントスペース(東京都港区台場1-7-1)
【 入場料 】 無料
【 主 催 】 株式会社サイバーコネクトツー
【協力・監修】 株式会社バンダイナムコゲームス

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