Face　お笑いタレントAMEMIYAさん：『ガチトラ！ 〜暴れん坊教師 in High School〜』【週刊ファミ通Face完全版】

　週刊ファミ通のニュースページ“エクスプレス”で毎週掲載中のゲームに関連した著名人へのインタビューコーナー“Face”。誌面スペースの都合などからカットした部分を網羅した完全版をファミ通.comでお届け。今回のゲストは、AMEMIYAさんです。

今週のお題
『ガチトラ！ 〜暴れん坊教師 in High School〜』
PSP　スパイク　4月21日発売予定　UMD版は5229円[税込]、PS Store ダウンロード版は4200円[税込]

初代『喧嘩番長』のクリエイターが手掛ける、新たな学園アクションゲーム。カタギとして高校教師をすることになった元極道“梶虎男”となり、生徒たちの悩みを解決していこう。“ソウルヌードバトル”では、梶虎男と悩みを抱えた人々との魂をぶつけ合うアクションバトルが展開。さまざまな技を駆使して相手の心の壁を破壊しよう。

●ギターという刀を使って、矛盾だらけの世界を一刀両断しました

PROFILE “冷やし中華はじめました”など、自作の歌ネタをギター1本で披露するというスタイルで活動。2011年にR-1ぐらんぷり2011に初出場で準優勝を果たし、注目を浴びる。現在は、ラジオ番組『夕やけ寺ちゃん 活動中』（文化放送）の金曜日レギュラーとして出演中。

　元極道の教師、梶虎男と悩みを抱えた生徒たちが織り成す、学園アクションアドベンチャーゲーム『ガチトラ！ 〜暴れん坊教師 in High School〜』が、スパイクから4月21日にPSP（プレイステーション・ポータブル）用ソフトとして発売される。今回はこのゲームのテレビCMに出演するお笑いタレントのAMEMIYAさんがゲスト。CM撮影現場の様子などを聞いた。

――ゲーム関係のお仕事は今回が初めてなんですか？
AMEMIYA　初めてです。CM自体も初なので、今回のお話をいただいたときは最高にうれしかったです。R-1ぐらんぷりのおかげかわかりませんが、ちょこちょこお仕事が増えてきた中でのCMだったので、とんでもなく光栄です。これまでの人生の中でいちばんうれしかったと言っても過言ではありません。いや、過言かもしれません。でも、CMに出るのがひとつの夢だったので、本当に光栄です。

――今回のオファーが来るまえに、こういうCMに出てみたいっていうのはありましたか？
AMEMIYA　ビールのCMですかね。ゴクッと飲んで「クーッ」みたいな。トータス松本さんが出ているビールのCMがかっこいいんですよ。でも、僕はビールを一気に飲めないんですけどね。あとは、僕の歌をCMソングで使っていただきたいなっていう想いはありました。

――『ガチトラ！ 〜暴れん坊教師 in High School〜』のCMでは、出演だけでなくCMソングも歌われているんですよね？
AMEMIYA　そうなんですよ！　出演もできて、僕の歌も使っていただけるなんてすごいことです。

――CMでは南明奈さんと共演されていますが。
AMEMIYA　初めてお会いしたんですけど、お綺麗でびっくりしました。じつは、昔振られた彼女とアッキーナがちょっと似ているんじゃないかな？　って思っていまして、テレビでアッキーナを見るたびにその彼女のことを思い出してどきどきしていたんですよ。でも、実際にお会いしたら、すごくお綺麗でクイーンのオーラが出ていたので、おこがましかったなと。

――撮影中は南さんとどんなお話をされたんですか？
AMEMIYA　僕のひと言ひと言にウケてらっしゃいましたので、すごく素敵な方だと思いましたし、僕のひと言ひと言も冴えていたと思います。あんなにかわいくて綺麗なプリンセスが……。さっきクイーンって言いましたけどやっぱりプリンセスです。そのプリンセスに笑っていただけてうれしいですね。ただ、僕は結婚しているので失敗したなと。もしかしたら、アッキーナも残念がっているかもしれませんね。

――（笑）。撮影にはどんな気持ちで臨まれましたか？
AMEMIYA　1発で決めてやろうという気持ちでした。スタッフの方々の気合も感じましたし、ここで僕がしょぼい歌を歌うわけにはいきませんから、現場の空気を凍りつかせてやろうと……。いや、凍りつかせようじゃなくて、なんて言うんですかね？　張り詰めた空気の中に、ぶっとい1本の矢を飛ばしてやるみたいな気持ちで歌ったんですけど、歌おうとするたびに現場の近くでやっているゲートボールがカーンって鳴るんですよ。ほかにも、念の為に用意したカンペを見ないようにしていたんですけど、長い尺での撮影のときについカンペを見ようとしたら、取材に来ていた『あらびき団』のカメラが邪魔で見られなかったんです。しかも、その『あらびき団』のカメラがゲートボールの風景を撮っていて、もうなんだよ！　って。でも、そんなハプニングを物ともせずに、ギターという刀を使って、子どもたちの未来のためにこの矛盾だらけの世界を一刀両断しました。

――すごくかっこいいです！　ゲームの主人公、梶虎男みたいですね。
AMEMIYA　僕、影響を受けやすくて、マンガの『ブラック・ジャック』を読んで医者を目指したくなったり、映画の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見たらタイムマシンを作りたくなったりするんですよ。いまは『ガチトラ！』をプレイさせていただいているので、僕は梶虎男なんです。これからは梶さんって呼んでください。

――は……はい。ゲームをプレイされての感想を教えてください。
AMEMIYA　ゲームといったらケータイの『テトリス』くらいしかやらない男だったんですけど、『ガチトラ！』はすごくおもしろくてハマっています。PSPを触ったのも初めてだったので最初は操作に戸惑いましたけど、すぐに慣れました。

――印象に残っているシーンはありますか？
AMEMIYA　生徒たちの悩みを解決するバトルシーンがすごく楽しくて、かなり熱くなっちゃいました。ゲームを始めたばかりのときに、何度挑戦しても勝てない人がいて、また挑戦しようと思っていたらつぎのシーンに進んでしまったんですよ。そうしたら、その人がいなくなってしまって……それだけが心残りです。もう1回やり直せばいいんですけどね。受験もそうです。失敗したらもう1回やり直せばいいんですよ。失敗を恐れてはだめだと。ただ、僕は挑戦せずに滑り止めの高校に行きましたけどね……。

――高校生のときはどんな生徒だったんですか？
AMEMIYA　明るくてユニークなやつでしたよ。

――何か思い出に残っているエピソードはありますか？
AMEMIYA　高校1年生の春にバス遠足みたいなものがありまして、バスの中でカラオケをすることになったんです。そこで僕が尾崎豊の曲を歌ったら、「うまーい！」って女子がいろめき立ったので、アカペラで数十曲歌ったんですよ。そうしたらほかの男子たちに「あいつなんだよ。女子にキャーキャー言われやがって」と嫉妬されましてね……ショックでした。

――そのころから歌がお得意なんですね。いまAMEMIYAさんは“シンガーソングライター芸人”と呼ばれていますが、歌ネタを始めたきっかけを教えてください。
AMEMIYA　お笑いコンビもダメで、バンドもダメで、僕に残ったのは最終的に1本のギターだけだったんです。それで、ギターで何ができるかな？　って考えたときに歌しかないと思ったし、作詞作曲が得意だったので、この能力を笑いに活かそう思ったのがきっかけでした。

――ネタ（歌詞）はどんなときに浮かんでくるんですか？
AMEMIYA　街を歩いているときですね。街の中にはいろいろな言葉があるので、それを見ているとネタが降りてくるんです。想像は無限ですからね。人間が想像するものは絶対実現できます。どこでもドアもきっと実現すると思いますよ。あなたもがんばってください！

――は……はい。ありがとうございます。それでは、『ガチトラ！ 〜暴れん坊教師 in High School〜』にちなんで、AMEMIYAさんなら梶虎男に何を相談しますか？
AMEMIYA　一発屋にならない方法とか、どうやったら息の長いタレントになれるのかを聞いてみたいですね。

――最後に読者へメッセージをお願いします。
AMEMIYA　読者の皆さん、こんにちは。AMEMIYAです。いつもファミ通（ファミ通.com）を見ていただきありがとうございます。ゲームってすごく楽しいですよね？　ゲームもしつつ適度にお外に出て、脳のバランス、身体のバランス、すべての健康のバランスをとって、すばらしい人生を過ごしてください。きっと夢は叶うよ！　AMEMIYAでした。

　現在、『ガチトラ！ 〜暴れん坊教師 in High School〜』の公式サイト（http://www.gachitora.com/）にて、AMEMIYAさんによるCMソングフルコーラス映像を公開中！