Face アーティストGACKTさん:『ドラゴンネスト』【週刊ファミ通Face完全版】

ゲーム PC インタビュー
週刊ファミ通のニュースページ“エクスプレス”で毎週掲載中のゲームに関連した著名人へのインタビューコーナー“Face”。誌面スペースの都合などからカットした部分を網羅した完全版をファミ通.comでお届け。今回のゲストは、GACKTさんです。

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今週のお題
ドラゴンネスト
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ドラゴンの支配から人々を解放し、平和を取り戻すため、少人数のパーティーで冒険に挑むオンラインアクションRPG。シンプルな操作でスピーディーなアクションがくり出せるほか、“コンボ”を発動することも可能。また、5月上旬には『ドラゴンネスト ドラマCD「プレリュード〜運命の目覚め〜」』が発売される予定だ。


●信念と真理を持って悪を貫いているキャラクター

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PROFILE
バンド、MALICE MIZERのボーカルとして活動後、1999年にソロプロジェクトをスタート。CDアルバムやDVDは、韓国、台湾、香港などのアジア各国、北米でも発売され、その高いクオリティーと類まれなる音楽センスで、日本を始め、世界各国にも熱狂的なファンを持つ。

――GACKTさんはふだんゲームで遊ばれることはありますか?
GACKT プレイステーションみたいな据え置きゲームは、長期の休みに入ったときにプレイするけど、それ以外ではiPhoneのアプリをよくやるかな。

――よくプレイされているiPhoneのアプリは何ですか?
GACKT しばらくハマっていたのは、『Touch the Numbers』、『Flight Control』、『Poker Superstars III』の3つで、時間があるときにけっこうやっていたよ。

――そのアプリにハマったきっかけを教えてください。
GACKT うちのメイクさんが好きなんだよ。メイクをしているときに「おもしろいゲームがあるよ」って見せてくるんだけど、自分がうまいっていうこともアピールするわけ。それがムカついて、メイクさんの記録を抜くためにやり始めたのがきっかけかな。

――メイクさんの記録を抜くことはできたんですか?
GACKT 『Flight Control』では、ランキングで世界ナンバーワンになったことが1回あって、それくらい上手だったんだよ。

――それはすごいですね! ちなみに『Touch the Numbers』の腕前はどれくらいなんですか?
GACKT デイリーランキングのトップは何回もあるんだけど、世界ランキングでは最高で40位までだね。すごいタイムの人が増えてきたのと、僕の名前を偽って登録する人がいっぱい出てきたからいまはもうやっていないんだ。『Touch the Numbers』をTwitter代わりに使っていたから、ファンの子たちが混乱するんだよ。

――Twitter代わりというと?
GACKT タイムを登録するときのプレイヤー名を“GACKT_腹痛”、“GACKT_移動中”みたいにしていたら、ものすごい数のファンの子が『Touch the Numbers』をやるようになって。みんなすごいタイムを出すようになったんだよ。

――GACKTさんが『Touch the Numbers』の伝道師になっていたんですね。
GACKT 芸能人にも「これおもしろいよ」って広めていたら、みんなやるようになったんだよね。自分の最高タイムは3.9秒なんだけど、芸能界ではいちばん速いと思うよ。

――3.9秒は早いですね! ちなみに、据え置きゲーム機ではどんなゲームをプレイされるんですか?
GACKT 自分が関わったゲームは必ず1回はプレイするね。『メタルギアソリッド』シリーズもプレイするんだけど、難しいんだよね。最初は自分でやるんだけど、途中でスタッフに代わってもらって、プレイしている横でカプチーノを飲みながら見ているのが好き。

――GACKTさんは、オンラインゲーム『ドラゴンネスト』でベルスカード役を演じられていますが、『ドラゴンネスト』はプレイされましたか?
GACKT この前初めてやった。でもね、この1年家に帰っていないんだ。運営開発スタッフから『ドラゴンネスト』用のPCをもらったにも関わらず、舞台があってほとんど家に帰っていないんだよ。でも、この前初めて自分でやって……ハマるよね。

――ベルスカードはどのようなキャラクターなのでしょうか?
GACKT 最初にベルスカードをどういう形で作り上げようか決めるときに、韓国版『ドラゴンネスト』のベルスカードの声を聞いたんだけど、彼は“純粋な悪”っていう表現が似合う。信念と真理を持って悪を貫いているキャラクターにしようと思ったんだよね。プレイヤーが、彼には何か過去がある、背負っているものがあってなお、ここにいる……っていう風に感じてもらうための表現をしたいなって思ったね。

――2011年5月に発売されるドラマCDでは、若かりしころのベルスカードが登場しますが、どのように演じ分けられましたか?
GACKT 演じ分けというよりも、ドラマCDではベルスカードの過去の一部分が垣間見えるから、悪の心がまったくない、無垢で無邪気なピュアな心を表現したかった。

――アフレコ現場にお邪魔しましたが、ゲームのベルスカードとイメージがぜんぜん違いました。
GACKT 最初はベルスカードに合っていないかなって思ったんだけど、それくらいピュアなほうがかえって邪悪に染まるきっかけにもなるのかなと思ったし、反動だよね。メーターを振り切っている感じがあってもいいのかなって。実際にもともと悪くて悪に染まったわけではなくて、すごくピュアだからこそ悪に染まるときは完全な悪になってしまう。純粋な悪になってしまうほうがキャラクターとしておもしろいんじゃないかなって思ったから、よりピュアな方向に持っていったんだ。

――ゲームやアニメの収録と違って、ドラマCDでは映像がない状態での収録になりますが。
GACKT 映像は頭の中にあって、相手がいればその映像がより鮮明になってくる。今回は森川くん(ベルスカードと深い関わりを持つジェレイント役の森川智之氏)といっしょに収録したから絵がはっきりと見えたし、やりとりしていて胸が熱くなったね。

――胸が熱くなったというのは?
GACKT ベルスカードとジェレイントみたいに、親友になれるかもって思った相手に想いを告げるのって、男が男に想いを届けるラブコールみたいなものなんだけど、すごく大切な感情なんじゃないかなって思うんだ。こういう気持ちって男女間では恋愛感情になるんだろうけど、男どうしではなかなかこういう瞬間がないからね。親友になれる瞬間、親友だと思える瞬間をお互いが共有できるのは幸せなことだよね。

――男どうしの熱い想いが描かれている『ドラゴンネスト』のドラマCD『プレリュード〜運命の目覚め〜』の聴きどころを教えてください。
GACKT ストーリーの広がりと伏線かな。もとはどういう物語だったのか、どういうキャラクターだったのかが見えてくるから、よりゲームに深みが出てくるだろうし、『ドラゴンネスト』の物語の可能性をもっと感じてもらえると思う。たとえば、このゲームを好きになったプレイヤーたちが、こういう物語だったらおもしろいっていうのを、逆に彼らが提案してくるのもありなんじゃないのかな。よく『ガンダム』であるじゃない? みんなが勝手に作ったものがマンガ化されて本物になっちゃったみたいな。こういうことをやってもいいんじゃないかな。ユーザーのほうがたくさん愛情がある分、おもしろいストーリーを書ける場合もあるし。思わぬところで恋愛が始まっていたり、敵対関係があったりとか。じつはユーザーのほうがそういうのを作るのが上手だったりするんだよね。

――最後に読者へメッセージをお願いします。
GACKT 『ドラゴンネスト』は本当にハマるゲーム。だから、まだプレイしていない人はとにかくやってみてほしい。一度やってみて、どれだけおもしろいと思えるのか経験してみたらいいんじゃないかな。すでにプレイしている人はもっとレベルアップしていないとだめだよ。

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