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『SOCOM(ソーコム)4:U.S. Navy SEALs』パブリックβをひと足早く体験しました

ゲーム プレイステーション3
『SOCOM(ソーコム)4:U.S. Navy SEALs』、オンライン対戦のパブリックβに先駆けてメディア先行体験会が実施。そのリポートをお届けする。

●いちばんグッと来たマルチプレイルールは“爆弾処理”!

 プレイステーションハードを代表するミリタリーTPSとして、国内外に多くのファンを持つ『SOCOM(ソーコム)』シリーズの最新作、プレイステーション3用ソフト『SOCOM(ソーコム)4:U.S. Navy SEALs』が、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)から2011年4月21日に発売される。リアルに再現された兵器、臨場感のある戦場といった特徴を持つ本シリーズだが、やはりもっとも多くの人を惹きつけているのはオンライン対戦プレイだろう。このオンライン対戦のパブリックβが行われるのに先駆けて、SCEJはメディア向けに先行体験会を実施した。

 パブリックβの期間は2011年3月30日〜4月13日(予定)までで、本編に収録される“制圧”、“情報”、“防衛”、“爆弾処理”の4つの基本ゲームルールに加え、使用武器の制限や移動スピードなどさらに細かく設定された“カスタムルール”が、日替わりでローテションして提供される。今回の先行体験会では、その中からカスタムを除いた基本ルールを、約3時間で一気にプレイする流れとなった。なお、各ルールは体力回復&復活がない『SOCOM(ソーコム)』シリーズ伝統の“クラシックモード”も選択可能。こちらでは、1回の被弾がゲーム終了につながる緊張感のある対戦を楽しむことができる。以下、メディア体験会でのプレイリポートをお届けしよう。

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▲パブリックβで使用できるマップは、艦船が停泊するドックをモチーフにした“ポートオーソリティ”と、沿岸のバンカーをモチーフにした“アサルトアンドバッテリー”のふたつ。

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▲パブリックβに参加した一般ユーザーには、参加特典としてオートマチックショットガンがプレゼントされる。

<大人数対戦の醍醐味が味わえる“制圧”>

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 “制圧”はいわゆるチームデスマッチで、多くのキル数を稼いだチームが勝利となるルール。とにかく敵を倒せばOKというオーソドックスなルールなので、初心者でも気負うことなく参加でき、上級者に関しては絶対的なスキルが物を言うので非常にやり応えもある。また、本作では最大16対16、合計32人でのオンライン対戦が可能だが、その醍醐味をもっとも味わえるのがこのモードだろう。遠くで聞こえる交戦の音を頼りに移動する緊張感、集団戦に飛び込むときの高揚感、仲間と協力して敵集団を退けたときの達成感は格別だ。ちなみに、使用したマップ“アサルト アンド バッテリー”は、木々が生い茂った沿岸のバンカーが舞台。地形の起伏が激しく、また隠れる場所も多いので敵と出会い頭になることも少なくない。射撃の正確性だけでなく、咄嗟に近接攻撃を出せるかどうかも勝負の決め手となってくるだろう。

<データの奪い合いがアツイ“情報戦”>

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 攻守に分かれて、攻撃側は敵データポイントからデータをすべて奪えば勝利、防御側は制限時間内にデータをひとつでも守りきれば勝利となる“情報戦”。アクションシューティングではおなじみの“キャプチャー・ザ・フラッグ”に若干のアレンジを加えたルールだ。データはマップ内に3個存在し、位置はつねにマップへ表示されている。攻撃側はデータを奪取してもそれで終了ではなく、自陣にある基地で送信しなければいけない。そのため、単独突入は無謀。先に紹介した“制圧”はとにかく敵を倒せばいいので、単独行動でもそれなりにチームへ貢献することはできたが、情報戦においては集団での動きが重要になるというわけだ。単独行動が危険なのは防御側も同じ。データの守備をひとりで行うのは無理があるし、取り返したデータを敵の基地からより遠くへ運ぶ際にも仲間のサポートが必要になるだろう。チーム戦の楽しさを存分に味わいたい人には、オススメのルールとなっている。

<“防衛”では優秀な指揮官が勝敗を決める!?>

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 “防衛”では要所にビーコンを設置し、敵基地の位置を特定して爆発物を仕掛け合う。全ポイントへのビーコン設置した側は爆破ポイントの確保が行えるようになり、ここで再び激しい攻防が発生する。『MASSIVE ACTION GAME(マッシブ アクション ゲーム)』で好評を博したルールを『SOCOM(ソーコム)』向けにアレンジしたもので、ひとつのゲーム内で異なるシーンを楽しめるのが特徴だ。チームでの動きが重要となるのは情報戦と同じだが、本ルールにおいてはそれに加えて戦場全体を把握する指揮官も欲しいところ。ビーコンはたとえ設置されても取り返すことが可能なので、つねに誰かが占領状態を確認しておく必要があるからだ。今回の体験プレイではボイスチャットを使用しなかったが、本格的にやり込むならばボイスチャットは必須だろう。

<“爆弾処理”はワンフォーオール・オールフォーワンの精神で>

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 『SOCOM(ソーコム)4』のオンライン対戦の目玉ルールが、この“爆弾処理”だ。攻撃側はマップ内に設置された爆発物の処理へ向かい、防御側はそれを食い止めるという内容なのだが、特徴的なのは攻撃側で爆発物を処理できるのがチームにひとりしかいないという点。まさに“ワンフォーオール・オールフォーワン(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)”の精神が試されるルールとなっている。ちなみに、爆弾処理兵は装甲が厚くダメージ耐性は高いが動きがふつうの兵に比べて遅い。単独で動けばあっという間に蜂の巣にされてしまうだろう。実際にプレイしてみた感想としては、自分が一般兵の場合は「彼(爆弾処理兵)を守り抜かねば!」という使命感、自分が爆弾処理兵になった場合は「自分がなんとかしなければ!」という責任感の強さが、ほかのルールとは段違い。さらに、これがクラシックモードになるとゲーム性がガラリと変わってくる。通常のオンライン対戦ではやられても一定時間経てば復活できるので、ときには無茶な行動も許されるが、キルされたらそこで終了のクラシックモードでは爆弾処理兵が死亡した瞬間チームも敗北となる。なので、一般兵たちが相手をほぼ殲滅状態にするまで爆弾処理兵はひたすら逃げる、という立ち回りが重要になってくるのではないか。ちなみに、個人的には今回遊んだルールの中でいちばん楽しく感じられた。

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 以上、オンライン対戦の各ルールのプレイインプレッションをお届けしたが、そのほかに感じたことも軽く紹介しよう。記者はふだんからアクションシューティングゲームのオンライン対戦を嗜んでいるのだが、じつはチームプレイの経験はほとんどなし。なので、今回の先行体験は若干おっかなビックリしながらのプレイではあったのだが、「こんなに楽しいものなのか!」とすっかり夢中になってしまった。これは『SOCOM(ソーコム)4:U.S. Navy SEALs』に限った話ではないと思うが、とは言えチームプレイ初心者の筆者でもすぐに楽しめたのは、本作ならではの部分が少なからずあったからだと考えている。まず、いい意味でシンプルなゲームシステム。昨今のアクションシューティングはスライディングやカバーといったアクションに加え、独自の特殊能力も用意されており非常に奥深い駆け引きを実現しているわけだが、一方でそれは初心者にとって“敷居の高さ”と映ることも否めない。本作はその点で、“撃って・逃げて”という基本を抑えておけばオーケー。また、チーム戦では味方が最大16人と数も多いので、自分のミスに対して求められる責任が少ないのも初心者にはうれしいところ。……などと書くと内容の薄いゲームと思われてしまうが、それは断じて違う。基本が重要なシンプルなゲームだからこそ、プレイヤースキルがダイレクトに結果へ反映されるのだ。より研ぎ澄まされた真剣勝負を望むハードコアなプレイヤーにも、本作はハマりやすいのではないだろうか。

(C) Sony Computer Entertainment America LLC. Published by Sony Computer Entertainment Inc. ※画面は開発中のものです。

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