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南国オープンワールドゾンビゲー『Dead Island』を見てきた!【GDC 2011】
Xbox 360 ゲーム プレイステーション3 PC 海外ニュース●地獄のリゾートでゾンビを殴れ、蹴飛ばせ、ぶった斬れ!
2011年2月28日〜3月4日、アメリカ、サンフランシスコのモスコーニセンターにて、GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2011が開催。世界中のゲームクリエイターによる、世界最大規模の技術交流カンファレンスの模様を、ファミ通.comでは総力リポートでお届けする。
Deep Silverが、GDC会場の自社ブースで南国オープンワールドゾンビゲーム『Dead Island』の最新デモを披露した。先月公開された印象的なイメージムービーが話題を呼んだ本作の真価とは?
デモはプレイヤーが海岸沿いの小屋で目を覚ますところでスタートする。フラッシュバックするゾンビとの戦いの記憶……どうやら気を失っていたらしい。「俺の言っていることがわかるか? さもなきゃ(ゾンビと認識して)頭を叩き割るぞ!」との問いかけに何とか応えると本編がスタート。生存者たちの会話から、最初のクエストが発生し、小屋の外でゾンビに襲われている男を救出することに。カヌーのパドルを手に小屋を飛び出し、ゾンビを強烈に殴りつける!
本作は近接戦闘に主眼を置いており、プレイヤーはそこら辺に落ちているものを拾ってゾンビと戦うことになる。ちなみに、ゲームが進むと警備員が持っていた銃などを使う場面も出てくるとのこと。そのバリエーションは幅広く、レンチやスレッジハンマーなどの鈍器に、キッチンナイフにマチェーテといった刃物までなんでもござれ。打撃ばかりで単調になりそうなところを、武器のバリエーションでカバーしているようだ。武器は投げつけることもでき、群れの中に放り込んだガスボンベを破壊して一気に倒すといったことも可能。
さらに、武器にはカスタマイズ要素もあり、作業台で能力をグレードアップしたり、改造を行ってオリジナル武器を作ることもできる。デモプレイ中では“エレクトロニック・マチェーテ”を見ることができた。マチェーテ(山刀)とバッテリーで作成でき、斬りつけると電撃ダメージが追加されるという優れモノ。気分はまるでロバート・ロドリゲス映画の登場人物だ。
ゾンビはのろのろ歩くヤツに、走ってくる連中、燃えている“バーニングゾンビ”、そしてクエストによっては、よりタフなボスゾンビも登場し、プレイヤーを悩ませる。密度こそ高くないもののゾンビはそこら中にいて、“死体かと思ったらゾンビだった”、“扉を開けたらゾンビが食事中だった”、“誰もいないと思ったら藪からゾンビ”、“立ち往生した車の中にいる生存者を取り囲むゾンビ集団”といったナイスなシチュエーションにもしょっちゅう遭遇する。
グラフィックは非常に印象的で、質そのものも決して低くはないのだが、それよりも南国の強い日差しで照らされたハイコントラストな南国リゾートの風景からゾンビが飛び出してくる、独特な雰囲気が大きい。島内にはさまざまなエリアがあるとのことで、いまから探索が楽しみ。広さは教えてもらえなかったが、ワールド全体では20時間から30時間のゲームプレイに見合う、「車があってよかった」と思うほどの広さはあるらしい。
▲あるクエストをクリアーすることで車に乗れるように。そこら辺に止まっている車にも、自走可能なものが残っているらしい。 |
RPGとしての一面もあり、プレイヤーにはレベルの概念がある。ゾンビを倒したりクエストをクリアーするごとに経験値が入り、レベルが上がるとポイントを割り振って特殊スキルを覚えることもできる。デモプレイでは、一定時間怒りとともにゾンビを力任せに殴り飛ばせるようになるスキル“Fury”を見ることができた。
今回のデモで見ることはできなかったが、協力プレイはいつでも参加・離脱が可能で、最大4人までプレイ可能。オープンワールドで4人協力プレイとなると同期が大変そうだが、開発チームではこちらがメインとして考えているほどで、かなりの自信がある様子だった。途中でプレイヤーが抜けてもクエストの進行に問題はなく、進行度がかなり異なるプレイヤー間でも「かなりのネタバレあり」という警告を無視さえすれば、一緒にプレイできるのだという。人数によってゾンビの数などのゲームバランスが異なってくるそうで、ここは現在調整中。
ますます気になってきた本作だが、E3でさらに情報をどんどん公開していくとのこと。日本発売は未定だが、記者がゾンビになっていない限りまたチェックしたいところ。続報を待て!
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