HOME> ニュース> 【ミニインタビュー追記】リメイクだけじゃない! 『俺屍』の“次”についても触れられた“樹原涼子のひな祭り -俺屍復活祭-”リポート

【ミニインタビュー追記】リメイクだけじゃない! 『俺屍』の“次”についても触れられた“樹原涼子のひな祭り -俺屍復活祭-”リポート

ゲーム
ゲームファンには『俺の屍を越えてゆけ』(プレイステーション用ソフト)のテーマ曲『花』を歌うシンガーソングライターとして知られる樹原涼子氏が主催によるコンサート“樹原涼子のひな祭り -俺屍復活祭-”が、都内吉祥寺にあるカフェで開催された。

●『俺屍』の次は違うおもしろさを追求していく

WA4_8758

 ゲームファンにはオリジナル版『俺の屍を越えてゆけ』(プレイステーション用ソフト)のテーマ曲『花』を歌うシンガーソングライターとして知られる樹原涼子氏のコンサート“樹原涼子のひな祭り -俺屍復活祭-”が、都内吉祥寺で開催された。

 こちらの記事でもお知らせしたとおり、本コンサートの告知サイトには“「俺の屍を越えてゆけ」- リメイク版のプロジェクトがついに始動!”との一文があり、それにふさわしく『俺屍』テーマ曲の『花』はもちろん、ゲーム内に新規収録を検討している候補楽曲も演奏。また、コンサートの模様はニコニコ生放送でも生中継され、視聴者のコメントをゲーム内の候補曲選定の参考にするという趣向になっていた。さらに、トークゲストとして『俺屍』のゲームデザイナー桝田省治氏が登場。同じくゲストとして登壇した作家の光原百合氏とともに、さまざまな話が飛び交った。ここでは『俺屍』の今後のプロジェクトについての話に絞ってリポートしていく。

■演奏された候補曲

その手を胸に
旅立ち
どんな日も どんな日も
祈り
ROUND AND ROUND
愛する者たちよ


 まず、注目の『俺屍』のリメイクについては「じつはもうかなり出来ています。試作段階のものにはオーケーが出て、本制作に入ったところ」(桝田)とコメント。リメイクの手応えに関しては、初代『俺屍』を数学の試験に例え、12年前の『俺屍』の試験は点数で言えば「70点」。だが、今回のリメイクは「出題される設問がすでにわかっているようなものだし、最近はTwitterなどでさらに答えを教えてくださる人もいる」とし、予算や制作期間の兼ね合いがあるものの、今回は90点以上のものになることは間違いない、と自ら太鼓判を押した。ちなみに、対応ハードは今回も明らかにされていない。

 また、樹原さんから「『俺屍』の“次”は?」とのフリに桝田氏は、「『俺屍』を数学の試験に例えたけれど、次の試験は英語か国語か……別の科目の試験、違うおもしろさを求めていきます」と、『俺屍』次回作を考えていることを認め、しかも新たな方向性のものに挑むことを明かした。“俺屍プロジェクト”は、リメイクだけではないことが判明したわけだが、“次”の情報が公開されるのは、まだ少し先のようだ。楽しみに待っていよう。

WA4_8812
WA4_8827

▲樹原さんにゆかりのある人として桝田氏(中央)と光原氏(左)がトークゲストに。ふたりとも樹原さんのコンサートの常連だという。

WA4_8801

 コンサートは2部構成で、タップリと樹原さんの命と母性を感じさせる楽曲と、美しい歌声が披露された。ニコニコ生放送で視聴した約7000人も大満足となったのでは!? ちなみに、コメント数は20000を超えたということでも、樹原さん+『俺屍』の期待度の高さも伺えるコンサートとなった。

WA3_6782
WA3_6607

▲樹原さん自身は、候補曲の中では少しハードで熱い曲『愛する者たちよ』がイチ押しということだが、果たして……。ちなみに、候補曲は、リメイク作に採用されるのか、『俺屍』の次回作に採用されるのは明らかにされていない。

 コンサート後、樹原さんと桝田氏に少しお話を伺うことができた。その内容を下記に追記する。


――『俺の屍を越えてゆけ』は12年ぶりのリメイクなります。グラフィックの向上はもちろん、追加要素なども入るのでは、と予想するのですが、楽曲のほうもアレンジしたり新たに収録し直すなど手を加えるんでしょうか。

桝田省治(以下、桝田) メディアが変わるので、それに合った音を選んで、基本的にすべて入れ替えます。ただ、いまのハードで聴いたときに、オリジナルの『俺屍』と同じように聴こえるようにしています。

樹原涼子(以下、樹原) 素材はいっしょなんだけれども、音を入れ替えることでバランスを変えたりだとか、楽器を変えたりだとか、そういうことをやっています。なので、変わったことを気が付く人と気が付かない人がいると思います。たとえるなら、オーケストラが変わった、という感じですね。持っている楽器は同じだけれど、日本と外国のオーケストラでは雰囲気が違う、といったような。あと、あまり新しい音を使い過ぎると違和感を感じるので、そのバランスも取りつつ。なので、音楽もリメイク、ですね。

――10年以上経って、今回のリメイクというのは何かキッカケがあったんですか?

桝田 じつは、新しいハードが出るごとにリメイクは考えていたんです。でも、なかなかそういうチャンスが訪れなくて。でも、配信されているゲームアーカイブスの売れ行きも好調だったようで、逆にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンさんのほうから「なんでリメイク作らないの?」って話になって(笑)。

――おおよその発売時期はみえているんですか?

桝田 そうですね。ハードの切り替わりの時期だし、ダラダラ作ってもしょうがないので。

――桝田さんは樹原さんのコンサートによく足を運ばれるということですが、樹原さんのいちばんお気に入りな部分はどこなんですか?

桝田 う〜ん、いろんな価値基準があるんだろうけど、古かろうが新しかろうが「いいものはいい」ということかな。すごく普遍性を感じますね。

樹原 私が書きたい曲はスタンダードなので、その言葉はうれしいですね。

桝田 ときどきビックリするようなものもあるけどね(笑)。歌詞がないふわふわしたような曲とか。「こんなこともできるんだ」って驚くことがあります。樹原さんはいろいろな武器を持っているんだけど、それで総攻撃する必要がないんですよ。だから、100%に近い力を出したときに本当にスゴイんですよ。今日の最後の2曲もスゴくて笑っちゃった。ダルビッシュのように手を抜いているワケではないけど完投目指してペース配分しつつ、9回でも150キロ以上出しちゃうような。今日も最後の2曲で、さらにギアを上げてきたと思って聴いていました。『花』のときもこれくらい出してくれよって思ったけど(笑)。

――同じ曲でも、その日の曲順で違った感じになるんですね。

樹原 そうです。『花』も最後にもう一度演ろうと思っていたんですけど、時間が押してしまって、帰れなくなる人が出てくるかもしれなかったので……。

――今回のコンサートの曲の多くは桝田さんのリクエストによるものが多かったようですが。

樹原 ひな祭りのコンサートは今年で6回目になるんですけど、演奏したいと思っていた曲をチラシのハガキに載せたら、桝田さんが「全部好きな曲。この中から(ゲーム内で使う楽曲を)選びたい」と言ってきて。そのころリメイクの話でよく会っていたこともあって、「じゃあ、『俺屍』の復活祭にしない?」ということで、今回、そういうタイトルになったんです。もともと予定していたコンサートを肉付けしたものが、『俺屍』復活祭になったというワケなんですよ。私も『俺屍』を愛していますし。

――ニコニコ生放送では約7000人が視聴して、20000件のコメントが寄せられたようです。

樹原 スゴい(笑)。ありがとうございます。

スタッフ 樹原さんイチ押しの『愛するものたちよ』へのコメントが多かったです。

樹原 今日来てくださった方の中にも『愛するものたちよ』がよかったと言ってくださる方が多くて。『どんな日も どんな日も』も評判がよかったですね。

――『俺屍』の“次”というお話もありましたが。

桝田 いつも、ボンヤリとした企画はいくつも考えていて、樹原さんの曲を聴いて、その曲に合わせた設定を考えたりだとか……。樹原さんの曲はボンヤリとしたイメージに輪郭を与えてくれるんです。キーワードがピタっとくるときがあったり。

樹原 『花』のときがそうだったよね。

――“次”も楽曲は樹原さんですよね?

桝田 そうなると思いますよ。

――候補曲でコレ、というのはある程度アタマの中にあるんですか?

桝田 迷ってるんだよね。シナリオで押すならこの曲、システムの部分で押すならあっちの曲かなぁとか。

樹原 ゴメンね、いい曲ばかりだから迷ってるんだよね(笑)。

――では、『俺屍』ファンの方にメッセージを。

桝田 10年以上経っているので、知らない人もいると思いますが、最近のゲームとはちょっと違うので「こんなゲームもあるんだ」と感じてくれればうれしいですね。

樹原 『俺屍』をプレイ中は私の音楽の世界に浸ってくれることになるので、すごくやり甲斐がありますし、作っていて楽しいんです。それがその人の思い出になったり、場合によってはその人の一生に影響を与えるかもしれない。私も桝田さんも本気で作っているし、お互いにすごく高い意識でいっしょに仕事をしている気がするので、リメイクだけに留まらず、いろいろなことをやっていきたいなと思います。

WA3_6870

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の関連URL

この記事の個別URL

その他のニュース

『ストリートファイターV』完成発表会が開催! 佐藤かよ、倉持由香、日野麻衣によるミス春麗決定戦も!

2016年2月11日、カプコンのプレイステーション4・PC用ソフト『ストリートファイターV』(2016年2月18日発売)の完成発表会が、東京六本木のニコファーレにて開催された。

週刊ファミ通企画:読者によるゲーム採点 USER'S EYE

『週刊ファミ通』に毎号掲載されている、読者の方々に最近のゲームを採点していただくコーナー「ユーザーズアイ」への投稿を募集いたします。

『NBA 2K16』の魅力に触れるゲーム大会“NBA 2K16 DAY”が開催 熱戦続きの試合の行方は……【プレゼントあり】

『NBA 2K16』のリアルイベント“NBA 2K16 DAY”が、2016年2月11日に秋葉原・e-sports SQUARE AKIHABARAにて開催された。気になるゲーム大会の結果は?

『ストリートファイターV』アレンジコスチューム、チャレンジモードなど最新情報が公開

カプコンより2016年2月18日発売予定のプレイステーション4、PC用ソフト『ストリートファイターV』において、最新情報が公開された。

『ドラゴンボール』歴代主題歌を収録したテレビアニメ放送30周年記念“神”アルバムの収録曲全38曲を公開!

日本コロムビアは、1986年にテレビ放送が開始されたアニメ『ドラゴンボール』の放送30周年記念ベストアルバム“アニメ「ドラゴンボール」放送30周年記念 ドラゴンボール 神 BEST”の収録楽曲を公開した。

小島秀夫監督による新番組・HideoTube (ヒデチュー)第1回が配信開始。矢野健二氏とともに2015年映画トップ10を語る

コジマプロダクションを率いるゲームデザイナー・小島秀夫監督による新番組HideoTube (ヒデチュー)がYouTubeで配信開始された。

『ストリートファイターV』 追加ダウンロードキャラクター第1弾は“アレックス”

2016年2月11日、カプコンより2月18日発売予定の対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV』の完成発表会が開催。同イベントにて、追加ダウンロードキャラクター第1弾としてアレックスが配信されることが発表された。

『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』店頭先行体験会が全国で順次開催中 109MEN’S渋谷は大盛況!

フロム・ソフトウェアより、2016年3月24日(木)発売予定(PC版は4月12日発売予定)のプレイステーション4、Xbox One、PC用ソフト『DARK SOULS III(ダークソウルIII)』。本日2月11日、109MEN’S渋谷にて店頭体験会が開催された。

『FFXIV』アレキ装備に伝承装備! “パッチ3.2 運命の歯車”情報第2弾公開!

2016年2月23日に公開が予定されている『ファイナルファンタジーXIV』の最新アップデート、“パッチ3.2 運命の歯車”の最新画像など情報が届いた。機工城アレキサンダー:律動編の報酬装備や新しいアラガントームストーン“伝承”の交換装備などが一部判明!

NON STYLE 井上が思わぬ大ピンチに……!? PS4×『龍が如く 極』のバレンタインどっきり企画の模様をお届け

2016年2月11日、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、東京・新宿ステーションスクエアで、お笑い芸人・NON STYLE 井上裕介(敬称略)を交えて『龍が如く 極』に関するスペシャルイベントを開催した。