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異色のオンラインTPS『トイ・ウォーズ』オープンβテスト版プレイリポート
ゲーム PC●長所を活かしたバランス調整・新要素追加を実施
ガンホー・オンライン・エンターテイメントのオンラインTPS(三人称視点シューティング)『トイ・ウォーズ』。2011年3月上旬より開始予定のオープンβテスト版のプレイを先行体験してきたので、その内容をお伝えする。
ゲームを起動すると、まず最初に流れるのがオープニングムービー。“ゆいかおり”が歌う“Shooting☆Smile”に乗せて各キャラクターのキャストやスタッフの名前などが流れていく、アニメのオープニング仕立ての内容となっている。
初回ログイン時はテキストアドベンチャー風のチュートリアルがスタートする。チュートリアルといっても、ここではゲームプレイの内容そのものよりも、プレイヤーが所属する“日向高校フィギュア部”の面々や設定の紹介がメイン。フィギュアのパーツを購入する購買部(ショップ)の使いかたの紹介が終わると、今度はフィギュアたちの視点に。意思を持ったフィギュアたちが日夜戦いを続けている……というのが本作の本編とも言えるTPS部分なのだ。
フィギュアと持ち主との関係などが語られたあと、若本規夫が演じる“レボルト”の指導でTPSパートの基本的動作を学ぶことができる。多彩な武器を最初から使用可能な本作だけに、各武器の特性なども学べるようになっているのがうれしいところ。
また、オープンβテストから実装されるアバターアイテムも試してきた。せっかくなのでクローズドβテスト時からあるアイテムとゴチャ混ぜで着せ替えてみたので、デフォルト状態からどんな感じに変化したのか見てみてほしい。販売アイテムはゲーム内通貨で購入するToyPointアイテムと有料ポイントを消費して購入するShopPointアイテムの二系統あるが、スタッフに確認したところ、ToyPointアイテムのバリエーションについてもきちんと取り揃えていくとのこと。移動能力を若干上昇させるような能力補正がついたアイテムもあるが、こちらについても“買わないと勝てない”ということのないよう、バランスはきっちりとっていきたいとの回答を得た。
ちなみにクローズドβテスト時の意見では、武器・移動のバランスについての要望が多かったとのこと。本作のフィギュアが戦うというコンセプトや、アニメなどとのタイアップが決定していることから、FPS/TPSに慣れていないプレイヤーも多かったことで、それもあってか、他タイトルと比べても比較的スタンダードなバランスになっている部分への要望も強かったという。精査したうえで「これはそういうものだし」と片付けることもできたと思うのだが、開発チームでは「やはり本作は初心者も楽しめるゲームであるべき」と認識して、積極的にバランス調整に取り組んだと語ってくれた。
また、フィギュアを着せ替えて自分仕様にカスタマイズできるという本作最大の独自性については、今後もバリエーションを増やしていくとともに、今後もタイアップアイテムなどを企画中で、願望としては「毎月ひとつ出せれば」と考えているのだとか。これはあくまで記者の個人的な意見だが、アニメなどのキャラクターを模したフィギュアが銃をブッ放して戦うカオス感は、ほかには絶対にないもの。考えてみてほしい、全然異なるタイトルのタイアップアバター同士がバズーカかついで戦ったり、あるいは関係ないタイトルのパーツをミックスしたフィギュアがガトリング(ガン)を乱射するところを。『カウンターストライク』を引きずるタイトルが多数乱立する中、新たなFPS/TPSのプレイヤー層を本作が開拓する可能性だって十分に考えられると思う。このストロングポイントは重々に承知のようで、「たとえば怪獣のソフビ人形とみんなで戦うような」(波光正俊氏)PvEのモードなども検討しているようだ。
ちなみにベースとなるフィギュアごとに3種類のボイスが用意されており、ナルミ一号機は小倉唯、日笠陽子、佐藤利奈の、レボルトはチョー、藤原啓治、若本規夫の、ナイトメアは悠木碧、竹達彩奈、大原さやかのボイスから選ぶことができる。今後、形態は検討中であるものの、さらなる追加ボイスも予定しているらしい。
また、本作はPC用ゲームパッドにも対応。実際に触ってみたところ、最初はちょっとエイム(狙い)の移動が追いつかない感じもあったのだが、これはオプションからマウス感度や速度を調整することである程度は対応できる。もちろんマウスのほうがエイムスピードが速いのは当たり前。「やっぱFPS/TPSはマウスでしょ」とお思いのPCゲーマーもいるだろうが、それはそれでこれはこれ。それでもなぜ実装するかというと、運営チームが本作をPCのFPS/TPSに初めて触れるファーストタイトルにもなれるよう考えているからにほかならない。
そんなわけで、今回のオープンβテストバージョンは、その特長をうまく活かしたうえで、バランスを取ったり、さらなる要素を追加していることが感じ取れた。基本プレイは無料なので、素直に興味を惹かれた人はもちろん、その異色ぶりに「なんだこれ?」と思った人も、せっかくのオープンβテストの機会にチェックしてみてほしい。
●もちろんマップやモードも追加
……と、結論めいたことを先に書いてしまったが、もちろんシューターのアップデートには欠かせない新マップと新ゲームモードも追加される。
新マップ“バトルジオラマ”は。戦火に巻き込まれた街をイメージしたジオラマ風。建物が入り組んでいたり、天井などが崩壊していて意外な射線があったりと、これまでのマップとはまた違った個性を持っている。
そして新モード“サボタージュ”は、一度死んでしまうと次のラウンドまでリスポーン(再復活)がない、ラウンド制のチームデスマッチ。出会い頭のまぐれでやられるとラウンド中の挽回ができないので、より集中力が求められるモードとなっている。
▲あんまり調子に乗っているとハタき落とされると思うが、ジャンプ台を使って建物のスキマからバズーカを撃ち込んだりすることもできる。 |
(C) 2011 SK-IMEDIA Co.,Ltd./Gravity Co., Ltd./GungHo Online Entertainment,Inc.
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