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『龍が如く OF THE END』の発売に先駆け、全国8ヵ所で実施される名越総監督のサイン＆握手会がスタート

ゲームプレイステーション3

発売まで約1ヵ月に迫ったセガのプレイステーション3用ソフト『龍が如く OF THE END』。2011年2月19日、同作の発売に先駆け、『龍が如く』シリーズ総合監督･名越稔洋氏が都内でサイン＆握手会を行った。

●前作以上の集まりに名越氏も手応え

　発売まで約1ヵ月に迫ったセガのプレイステーション3用ソフト『龍が如く OF THE END（オブジエンド）』（2011年3月17日発売）。2011年2月19日、同作の発売に先駆け、『龍が如く』シリーズ総合監督･名越稔洋氏が都内でサイン＆握手会を行った。

　こちらの記事にあるとおり、名越総監督のサイン＆握手会は、2月19日から3月12日にかけて全国6都市（8ヵ所）で実施される。ここでは、その初日となったヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館での様子をリポートする。


	▲各店舗では同時に先行体験会も実施される。

　この日、サイン&握手会は午後3時に行われる予定だったが、交通事情により名越総監督の到着が遅れるというハプニング。開始5分前には、すでに60人以上が列を作っていたが、果たして名越総監督は、何時に到着するのか、その間の時間をどうすれば……というピンチを救ったのは、たまたま様子を見に来ていた桐生一馬のキャラクターボイスを務める黒田崇矢さん。黒田さんはマイクを握り、来場者にあいさつ。『龍が如く OF THE END』の魅力をアピールし、さらに色紙にサインを入れて、それをプレゼントするジャンケン大会を開催。黒田さんは、このあと別の仕事のため、すぐに退席したが、程なくして名越総監督も到着し、サイン&握手会がスタートした。


▲黒田さんの登場は、集まったファンにとって、まさにサプライズ！　ちなみに、仕込みではなく、「たまたま仕事場から近かったので、様子を見に寄っただけ」（黒田）だったという。

　会場には、男性ファンだけでなく女性やカップルの姿も多数見受けられ、記者の目からは『龍が如く』シリーズ、もしくは名越氏の影響か、集まったファンの服装もどことなくほかのゲームユーザーとは少し異なるオトナな印象を受けた。
　サイン&握手会が始まると名越氏は差し出されたソフトのパッケージや色紙などに丁寧にサインを入れ、希望するファン（ほとんどのファンが希望）と記念撮影も。午後3時過ぎからスタートしたヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館でのサイン&握手会は、予定の午後4時を超えてもファンの列が途切れることはなく、少し延長ののち終了。名越氏はこの日、GAMESマーヤ葛西店でもサイン&握手会を行うというタフなスケジュールだったが、疲れた表情ひとつ見せず、つぎの会場へと向かった。

　残るサイン&握手会は5都市で実施される。開催地の近隣のファンはこの機会を逃さないように！　


▲参加した人には、パッケージ用紙が配られ、そこにサインを入れてもらえる。サインしてもらいたい物を用意してきてもオーケーだ。


▲女性ファン率高し。夫婦で来店した方や、お子様連れの方も。

　下記は、ヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館のサイン&握手会後に行われた囲み取材のやり取り。

――いよいよ『龍が如く OF THE END』が完成ということですが、いまの心境をお聞かせいただけますか？

名越　新しいジャンルのゲームが完成して、体験会も無事に実施できて、あらゆる意味でホッとしています。

――体験会で伝えたいことは？

名越　やはりガンショットバトルの手応えを感じてもらいたかったですね。難しいのかそうでないのか、おもしろいのかそうでないのか、というお気持ちを抱いているユーザーの方もいらっしゃるようなので、「おもしろいし、難しいものじゃない。簡単に気持ちよくなれるというのは、前作までの殴り合いの爽快感と同じ」というのをアピールしたかったですね。

――前回、『龍が如く4 伝説を継ぐもの』のときも、ここでサイン会をされましたが、今回はその時の人数を上回るファンが集まったようです。今作の手応えもお感じになられたのでは？

名越　シリーズのファンの方だけでなく、新規のファンの方もけっこう多いようで。『クロヒョウ龍が如く新章』のあと、若いファンも増えてきた手応えはあります。ユーザー層が広がって、多様化してきたなとも感じます。それはシリーズの新作を出すごとに感じてはいたんですが、今回はより一層感じました。

――サイン&握手会が終わっても、まだ体験会の列は続いていますね。

名越　新しいテイストの『龍が如く』ということで、心配していたんですが、この様子を見ると、その不安もなくなってきました。ヒットする、と確信してもいいかなと思ってきました。

――発売に向けてひと言いただけますか？

名越　触れていただいた方々には、いい反応をいただけているようですが、発売までさらに細かく回って、反応を見たいと思います。今作は、スタッフにも短い期間の中、マンネリにならないよう新しいものに挑戦していこう、と無理難題も押し付けたんですが、それが実現でき、おもしろい作品になったと感じているので、きっと上手くいくだろうと確信はしていますが、ひとりでも多くの方に遊んでいただきたいと思っています。

――最後に、今回サイン&握手会が実施される各都市で待っているファンにひと言を。

名越　逆に「何でウチのほうには来ないんだ」というお叱りの声もいただいていて、申し訳ないと思っているんですが、なるべく近くのところに来ていただくか、また何かの折にこういう機会を設けられたらと思っています。今回、行けない地区のことも覚えていますので、今後に期待していただければと思います。