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『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』開発スタッフインタビュー【完全版その3】

ゲーム PSP
週刊ファミ通2011年2月10・17日合併号(2011年1月27日発売)に掲載されたスクウェア・エニックス第1制作部のスタッフインタビュー。ファミ通.comでお届けするインタビュー【完全版その3】では、『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』をお届け。※【その1】は『FFXIII-2』、【その2】は『FF零式』です。

●通信機能を使った遊びも充実

 『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』(以下、『DDFF』)は、『FF』シリーズのキャラクターが1対1で戦うアクションゲーム。多数の新キャラクター追加、新モードや通信機能を使った遊びの導入など、前作以上のボリュームを実現しているのだ。2011年1月18日に開催された“SQUARE ENIX 1st Production Department Premiere”では、さらなる新キャラクターのお披露目もあったが……? 気になる彼女の採用理由を、本作のディレクターである高橋光則氏に伺っていこう。

 なお、インタビューで触れている“オリジナルクエスト”や“パーティーバトル”などの新要素については、こちらの記事を参照のこと。

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■高橋光則
『ディシディア デュオデシム FF』のディレクター。過去に『キングダム ハーツ』、『キングダム ハーツII』などのバトルプランナーを担当。

●新キャラクターのプリッシュ、そして……

――最新トレーラーに『FFXI』のプリッシュが登場しましたね。

高橋光則(以下、高橋) 前作でシャントットを登場させたときに、ファンの方から想像以上の反響があったんです。僕自身は『FFXI』に携わってはいないのですが、長年遊んでくださっている皆様の強い思いを改めて感じ、『FFXI』から新キャラを出そうと決めました。

――では、『FFXI』のキャラクターの中でも、プリッシュを選んだ理由は?

高橋 じつは前回、シャントットと最後まで枠を争っていたのがプリッシュだったんです。カオス側でエルドナーシュやカムラナートを出すことも考えたんですが、いろいろな人から意見を聞いて、やはりプリッシュにしようと決めました。半分ネタで、「マートはどうか?」なんて案もありましたね(笑)。

――それもちょっと見たいですが(笑)。ちなみに、プリッシュはコスモス側なのでしょうか?

高橋 はい、そうです。なお、ティファと同じ格闘系のキャラクターではありますが、コンセプトはまったく違うものにしています。詳細は続報をお待ちいただければと。

――ところで、トレーラーの最後で、バッツの上空からついにヤツが現れましたが……。

高橋 いやあ、ついに来ちゃいましたね(笑)。

――参戦するんですよね?

高橋 あそこまでやって参戦させないわけには(笑)。セリフから動きまですべてがおもしろいキャラクターなので、早く皆さんに動いているところをお見せしたいです!

――ちなみに、追加キャラはこれですべてですか?

高橋 どうでしょう?(笑)

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▲『FF』愛に溢れたスタッフたちをまとめる高橋氏。プリッシュも、『XI』ユーザーの期待に応えるキャラクターに仕上がっているに違いない。

●先行配信版の見どころと、エアリスについて

――2011年1月18日から、先行配信版の『DD プロログス FF』(以下、『プロログス』)が配信されていますが、こちらの見どころを教えてください。

高橋 『プロログス』は体験版ではなく、先行配信版としてお金をいただいている(※PlayStation Storeにて300円[税込]で配信中)ものなので、それに恥じないものとして作っています。ボリュームもかなりありますよ。

――ストーリーモードで見られるイベントは、本編につながるお話なのでしょうか?

高橋 そうですね。本編が遊びたくなるよう、引きのある物語にしています。2Dの会話の後ろでイベントが流れていますが、あれは『プロログス』だけの演出なんですよ。最初は2Dだけの予定だったんですが、イベントのリーダーががんばってくれました。

――どういう経緯でアシストキャラクターがいるのかがわかっておもしろいです。

高橋 ストーリーモードでは、4連戦させるというアイデアが先にありました。ただ、物語の都合上、イミテーションが出せないので、既存のキャラクターだけで構成する必要があって。さらに淡白な会話にならないよう考えた結果、あのような形になったんです。

――なるほど。ストーリーだけでなく、アーケードモードもやり応え十分ですよね。

高橋 ノーマルとハードの2種類の難易度を用意していますが、ハードは30戦もあり、最終的には8キャラクターで遊べますので、たっぷり楽しんでいただけます。とくにハードは、製品版発売までじっくり研究してもらえるように、意図的に難易度を高めに設定しているんですよ。ちなみに、キャラクターのカスタマイズはできませんので、『プロログス』をやりながら、自分ならどのようにカスタマイズするか、想像を巡らせてもらえればと思います。

――もうひとつ、大きな魅力として……『プロログス』を購入すると、エアリスがアシストキャラとして使えるんですよね。

高橋 はい。『プロログス』のゲームデータと、エアリスのデータがパックになってダウンロードされます。

――エアリスはアシスト専門なんでしょうか。

高橋 そうです。そもそも「どのキャラクターにするか?」というのはけっこう議論しまして。せっかくアシスト専門なんだから、バトルキャラとしては難しいけれど、アシストとしてなら映えるキャラクターの中から選ぼうということになりました。いろいろ参考にしつつ、最終的には、昨年夏のスクウェア・エニックス メンバーズ(※スクウェア・エニックスの公式会員サイト)のアンケートの結果で、"次回作で登場させてほしいキャラクター"としてエアリスがかなりの人気だったことが決め手になりました。彼女は特殊なアシスト技を持っているので、ぜひ使ってください。

――特殊というのは?

高橋 エアリスは原作のリミット技を調べても攻撃技がまったくなくて(笑)。そこで、敵の動きを止める“邪気封印”や、味方を一定時間無敵にする“星の守護”などを採用しました。結果的に、特殊な性能のアシストキャラになったので、遊びの幅も広がったのではないでしょうか。

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▲体験版でアーケードモードの難易度ハードを選び、21戦目以降に出てくるティファを倒すと、クラウドが使用可能になる。操作キャラクターは誰でもオーケーだ。なお、ティファが登場するかはランダム。

●オリジナルクエストやパーティーバトルなど新要素も盛りだくさん

――『DDFF』では、自分でバトルの内容や会話を設定できる“オリジナルクエスト”が新しい要素として追加されましたが?

高橋 以前から通信を利用した新しいことをやりたいと考えていたので、満を持して実装しました。相当力を入れて作っていますよ。

――かなり細かく条件を設定できるようですね。

高橋 はい。専用の勝利・敗北条件を設定したりもできます。“3分以内に勝利せよ”とか、“激突したら負け”とか。また、これはオリジナルクエスト以外でも適用できるのですが、“オリジナルルール”というものを作れます。マップブレイブの値やEXゲージの溜まりやすさ、クリティカルの発生率など、かなり自由に設定できるんです。

――これはリプレイ編集以上にやり込むプレイヤーが出てくるでしょうね。

高橋 2Dの会話とバトルのルールが関係するように作ると、おもしろいかもしれません。会話中に怒ったキャラクターはEXゲージが満タンの状態でバトルに入るとか、友情を深める物語ならアシストゲージが溜まりやすいとか。いろいろな可能性を秘めた機能だと思います。

――オリジナルクエストは、“モグWeb”で配信したり、ダウンロードしたりもできるとか。

高橋 クエストは、人気や新着順などいろいろな条件で検索できるようになっています。遊んだクエストをユーザーが評価できる仕組みもありますよ。

――ちなみに、モグWebの画面には“ネットすれちがい”や“コード検索”といった言葉も見られますが、これはいったい?

高橋 前作では、周りにプレイヤーがいなくてすれ違えないという方がいらっしゃったので、今回はネットで擬似すれ違いができるようにしました。1日4人までという規定はありますが、無線につなぐ環境さえあれば、誰でもすれ違いが楽しめるようになっています。コード検索では、特定のフレンドコードを打ち込むと、その人が作ったクエストなどをピンポイントで検索できます。インターネットで自分のコードを公開しておけば、それを見た誰かが検索してくれるかもしれませんよ。

――“パーティーバトル”も新しい要素ですね。

高橋 これはいわゆる団体戦です。『FF』ファンなら、誰でも一度は“自分の考えた最強パーティー”というのを想像したことがあると思うんです。それを反映させるための新要素ですね。ですので、パーティー名を付けられるようにもしています。

――そこまでできるんですか!

高橋 フレンドカードにも、ゴースト1体だけを付けるか、名前付きのパーティーを付けるかを選べるようになっていますよ。ちなみに、ゴースト1体だけのほうが、よりプレイヤーの挙動を反映させることができます。自分の好みで設定していただければと。

――パーティーバトルではキャラクターごとにジョブを設定し、それによって能力にボーナスがあるとのことですが……ジョブの種類が多そうですね。

高橋 はい。けっこう尖ったボーナスが付きます。さらに、上級ジョブというのもあるんです。たとえば、白魔道師と戦士で勝利すると、つぎのバトルからナイトのボーナスが付く、というような。誰がどのジョブでどう勝つか、あるいは負けるかで、どんな上級ジョブが発動するかが決まるんです。

――計算しながら戦う必要がありますね。

高橋 強制ではないので、全員すっぴんで遊んでいただいても大丈夫ですけどね。アクセントとして自由に使っていただきたいなと思います。ちなみに、このパーティバトルは、5対5の最大10人で、勝ち抜き戦や総当たり戦などができるんです。「つぎはぜったい勝って、上級ジョブを開放してね」なんて、ワイワイ話しながら遊ぶのも楽しいですよ!

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▲通信機能の強化で、遊びの幅がますます広がった本作。なお、パーティーバトルは、ストーリーモード中にも発生することがあるようだ。

●データ引き継ぎの準備をしつつ、発売日を待とう!

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――前作のデータは引き継げるんでしょうか。

高橋 アイテムやアクセサリについては、本作でかなり調整を加えているのでリセットされます。ただ、レベルやアビリティポイントは引き継げますので、ご安心ください。

――『ディシディア FF』と『ディシディア FF ユニバーサルチューニング』(※海外版をベースに調整を施した作品)のデータが両方あった場合は、どうなるんですか?

高橋 どちらのデータを引き継ぐか、選択できるようになっています。

――なるほど。『プロログス』で手に入るアクセサリも引き継げるんですよね。

高橋 はい。アクセサリは、ストーリーモードとアーケードモードで、それぞれ1種類ずつ手に入ります。とくにアーケードはやり込むほどたくさん手に入れられるので、挑戦してみてください。

――ちなみに、今回もデータインストールはありますか?

高橋 前作同様、数パターンの形で用意していますので、皆さんのメモリースティックの容量に合わせて利用してください。

――ダウンロードコンテンツについても教えてください。

高橋 各キャラクターの衣装を配信していく予定です。できる限りたくさん、ご提供したいと思っています。

――それでは、最後に本作を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

高橋 まずは先のお話を想像しながら、『プロログス』を遊んでもらえればと思っています。キャラクター数は限定されていますが、バトルはがっつり楽しめますよ。そして、『プロログス』にこれだけの要素を詰め込んでも問題ないぐらい、本編を作り込んでいますので、発売を楽しみに待っていてください!

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ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー
メーカー スクウェア・エニックス
対応機種 PSP(プレイステーション・ポータブル)
発売日 2011年03月03日
価格 6,090円[税込]
ジャンル アクション / ファンタジー
備考 PS Store ダウンロード版は4980円[税込]、本体同梱版“Chaos & Cosmos Limited”は22890円[税込]
ディレクター:高橋光則、クリエイティブプロデューサー/キャラクターデザイン:野村哲也、ムービープロデューサー:野末武志、メインコンポーザー:石元丈晴、プロデューサー:間一朗
(C)2008,2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
※画面は開発中のものです。

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  • 2014年11月27日

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