HOME> ニュース> 『喧嘩番長5〜漢の法則〜』プレイインプレッション

●拳で紡がれる漢たちの生き様がプレイする者の魂を熱くさせる！

　｢漢に生まれてきた以上、人生で1度や2度は殴り合いのケンカを経験するってもんよ！｣と言う勇ましいセリフを、人生で1度や2度は誰かに言われたことありませんか？　ただ、漢だからって必ずしも殴り合いのケンカをした経験があるわけがなく、おとなしい男性もいる。でも、そういう男性に限って、殴り合いのケンカに憧れを抱くもの。現実の世界では難しいけれど、その憧れを疑似体験できるのが、スパイクのアクションアドベンチャーゲーム『喧嘩番長』シリーズというわけ。同シリーズの最新作『喧嘩番長5〜漢の法則〜』を遊んでみた筆者が、“シブい（かっこいい）漢とは？”をテーマにして、本作の魅力をお届けしちゃいましょう。

　ゲームの舞台は、さまざまな高校やチームによる勢力争いがくり広げられる阿弥浜市。とある事情でこの街に引っ越してきた主人公を操作して、さまざまな人物との出会い、戦いを通じて伝説の漢を目指すというわけです。単身、阿弥浜の地に降り立ち、友だちも仲間もいない状況から成り上がっていく熱い物語を最初から最後まで教えたいところだけれど、ここでネタバレするのはシャバい奴のすること。今回は、より激しさを増したケンカバトルの魅力を伝えます。

●メンチビームとタンカバトルは健在！　漢は拳で語り合うもんだ！

　本作には漢の美意識を表したパラメーターがあり、行動次第でシブい（かっこいい）漢にもシャバい（かっこ悪い）漢にもなる。言うまでもなく、シブい漢を目指すべきなのだが、どうすればシブい漢になれるのか？　その答えのひとつはケンカの前の漢のアイサツであるメンチビームを撃ち、タンカバトルを経てケンカに勝つという流儀を守ることだ。タンカバトルは前作の『喧嘩番長4〜一年戦争〜』で好評だったリズムアクションゲームの要領で、タイミングよくボタンを押すシステムを採用。成功すれば敵に先制攻撃を仕掛けることができるが、失敗して噛むと逆に攻撃を受けてしまう。ケンカの前の緊張感と成功したときの｢俺、リズム感あるんじゃね？｣と高揚する感じがたまらない。

　ケンカバトル自体は、基本的には前作と同じ感覚でプレイできる。序盤は技の数も少ないが、物語を進めていくことで強力な技や個性的な技が習得可能。どの技を装備するのかも自由に決められるので、ケンカのスタイルは十人十色！　打撃系の技で固めてゴリ押しすることもできれば、プロレス技でド派手に戦うこともできるなど、プレイヤーごとに個性が出せる仕組みになっているのはうれしいところ。

●ケンカバトルをさらに熱くさせる新要素！

　メンチビームからのタンカバトル、そして多彩な技を駆使するケンカバトル。これだけでも十分に殴り合いのケンカを疑似体験できるが、本作はこれだけじゃない！　ハンパねえ新要素によって、シリーズ最高の爽快感溢れるケンカバトルが楽しめるようになっている。新要素はふたつある。

　ひとつはザコ敵を一撃で倒すことができる“クリーンヒット”。運のパラメータによって発生確率は変わるが、何でもない通常攻撃を出したとき、画面に“ブォン”と文字が表示され、クリーンヒットが発動する。このとき攻撃が当たっていれば、どれだけ体力が残っていようともザコ敵を沈めることができる。正直プレイしてみないとわからないと思うが、決まったときの爽快感は……かなり気持ちいい！　ちなみにクリーンヒットは狙って出すことができないのだが、だからこそ決まった瞬間が超気持ちいい！

　もうひとつの新要素“ブチギレ”。敵の攻撃を受け続けると、主人公のフラストレーションが溜まっていく。そしてガマン限界値を越えたときにイライラのパワーが大爆発！タンカバトルのような“ブチギレタンカ”が表示されるので、タイミングよくボタンを押すと主人公がブチギレ状態に。こうなると主人公の攻撃力が一定時間大幅にアップするので、形勢逆転で一気に複数の敵を蹴散らすことができる。ブチギレ中は、通常技でも必要以上にド派手な演出になるので、かっこいい漢を通り越してSFヒーローになったような気分に浸れる。あまりにもかっこいいから、俺は最初にわざと攻撃を受けてブチギレを誘発するという、ドＭなのかドＳなのかわからないテクニックを駆使して楽しんでいるぞ！

●倒した敵に手を差し伸べるのがシブい漢ってもんよ！

　ここまでに紹介した魅力的なケンカバトルで敵をぶっ飛ばすと、倒れた敵の頭上に白旗のアイコンが表示される。一瞬｢なんだ、これは？｣と思うが、じつはこれも本作の新要素となる“ダチる”システム。白旗を挙げた敵の近くでLボタンを押すと、主人公が敵に手を差し伸べてダチにできてしまうのだ！　さっきまであれだけタコ殴りにした、された関係にある主人公と敵が、いきなりダチになってしまうのは笑える。｢おまえ……強いじゃねえか｣、｢てめえこそ！　いいパンチ持ってるぜ｣という、不良マンガを彷彿とさせるシステムだ。ちなみにダチを増やすと漢の器がだんだん大きくなるのだ。さらに縄張りを守る張り番はダチになると挨拶することで共に行動でき、ケンカバトルでも主人公を助けてくれる。さらに、ストーリー上、キーとなる主要キャラたちはケンカを通して成瀬を漢と認めるとマブダチとなり、電話で呼び出すことも出来るようになる。ケンカでも超強力な助っ人となるのだ！　ゲームをプレイしながら、改めて友情ってすばらしいと思ったのは1度や2度ではない！

■著者紹介

ワルやケンカとは無縁な人生を歩んできた草食系編集者だが、なぜか『喧嘩番長』シリーズを担当。憧れの人物は蝶野正洋。

メーカー	スパイク
対応機種	PSP（プレイステーション・ポータブル）
発売日	2011年1月27日発売
価格	5229円[税込]
ジャンル	アクション・アドベンチャー / ケンカ
備考	無線LAN機能（アドホック）対応

その他のニュース

『スイカゲーム』スイカのクッションとぬいぐるみポーチ、ゲーム画面みたいなフロートポーチが登場。公式アイテム付きブック3種が4月24日に発売

宝島社は、『スイカゲーム』の公式アイテム付きブック3種を2024年4月24日（水）に発売する。

スシローで『【推しの子】』コラボが4月24日より開催。B小町の3人が公式アンバサダーに就任。限定シール付き監修スイーツや寿司が登場

テレビアニメ『【推しの子】』と回転寿司チェーン店・スシローのコラボキャンペーンが2024年4月24日より開催。作中に登場するアイドルグループ・B小町のメンバーが公式アンバサダーに就任。

MMORPG『HIT : The World』本日（4/17）正式サービス開始。1000万円山分けイベントや最強ボス最速討伐イベントなど、3つの記念企画を同時開催

ネクソンは、スマートフォン、PC（Windows）向けMMORPG『HIT : The World』をサービス開始した。

『龍が如く』真島吾朗のスタチューフィギュアが本日（4/17）より予約開始。おなじみ“般若”の刺青が目を引く嶋野の狂犬

『龍が如く』シリーズより、真島吾朗のスタチューフィギュアの予約販売がスタート。価格は9460円［税込］。発売予定は2024年10月。

『ハデス2』（HADES II）テクニカルテストがまもなく開催、Steamストアページでリクエスト受付が開始

Supergiant Gamesは、ローグライク・ダンジョンアドベンチャー『HADES』の続編となる『HADES II』（ハデス2）について、テクニカルテストの開催決定とSteamストアページでのリクエスト受付を開始した。

【無料】『アサシン クリード ミラージュ』本編を2時間プレイできる体験版を配信。プレイデータはそのまま製品版へ引き継ぎ可能。5月1日午前1時まで

UBISOFTは、『アサシン クリード ミラージュ』の本編を2時間無料でプレイできる体験版の配信を開始した。配信期間は2024年5月1日午前1時（日本時間）までとなっている。

『スプラトゥーン3』更新データVer.7.2.0が明日（4/18）配信。テイオウイカへのスーパージャンプが修正。ボールドマーカーやプライムシューターなどの強化も

2024年4月18日（木）10時より、『スプラトゥーン3』（スプラ3）にて更新データVer.7.2.0が配信。対戦のバランス変更を中心にした調整が実施される。

映画『ルックバック』本予告・メインビジュアルを公開。6月28日に公開予定、『チェンソーマン』藤本タツキ氏による青春物語

2024年6月28日に全国劇場予定の映画『ルックバック』の本予告映像とメインビジュアルが公開された。『ジャンプ＋』にて配信されて初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ氏の青春漫画。

『崩壊：スターレイル』新星5“アベンチュリン”が本日（4/17）13時よりイベント跳躍（ガチャ）に登場。同時に星5“鏡流”が復刻

スペースファンタジーRPG『崩壊：スターレイル』が本日2024年4月17日13時より、新キャラクター・アベンチュリンがイベント跳躍（ガチャ）に登場するほか、鏡流が復刻となる。

ストップモーション風アドベンチャー『Harold Halibut』配信開始。海に沈んだ宇宙船での生活、パッとしない主人公を導く出会いとは

Slow Bros.は、プレイステーション5（PS5）、Xbox Series S|X、PC（Steam/Windows）用ソフト『Harold Halibut』を2024年4月16日より配信開始した。Xbox/PC Game Pass対応。