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『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』特別称号争奪戦が開催

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 2010年12月25日、東京の新宿クラブセガ西口店にて、アーケードゲーム『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』(以下、『ストIV AE』)の特別称号を懸けた大会“STARTING OVER”が開催された。

●大会は100名以上が参加する大盛況

 2010年12月25日、東京の新宿クラブセガ西口店にて、稼動したばかりのアーケード版『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』(以下、『ストIV AE』)の特別称号を懸けた大会“STARTING OVER”が開催された。

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 “STARTING OVER”は、3人ひと組のチームバトルで行われ、優勝チームには特別称号“STARTING OVER”が、準優勝チームには“SPEED STAR”が、そして参加者全員に“LONELY STAR”がカプコンより授与される大会だ。タレント契約を結んだことで話題を呼んだ板橋ザンギエフ選手や闘劇’10の準優勝チームメンバーでもあるボンちゃん選手など、東京近郊を中心に全34チーム102名が参加する大規模な大会となった。

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 みずからも選手として大会に参加していた『スパIV AE』アシスタントプロデューサーの綾野氏の「メリークリスマス!」という掛け声を合図に、参加チームをA〜Dの4ブロックに分けた予選トーナメントがスタート。試合進行用の対戦台が4セット、それとは別に試合待ちの選手やギャラリーの人が対戦を楽しめる“野試合台”も4セット用意されて大会は進行した。

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 すでに説明したとおり、本大会は3人ひと組のチームバトルかつ稼動直後ということもあってか、使用キャラクターがユンやヤンという前評判の高かったキャラクターに隔たることなく、バラエティーに富んだ組み合わせの試合を楽しむことができた。また、大規模な大会に波乱はつきもので、タレント契約を結んだ板橋ザンギエフ選手率いる“スパ4カラオケ部”、闘劇’10の準優勝チームメンバーのボンちゃん率いる“ニフラム”といったチームが決勝トーナメントに残ることなく敗退してしまう。そんな中、決勝まで勝ち上がってきたのは、ダルシム、C.ヴァイパー、E.フォルテというチーム構成の“気持ちヨガったら?”と、アドン、春麗、ジュリの3キャラクターでチームを組んだ“楽に行く”の2チーム。

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 “気持ちヨガったろ?”は、準決勝で都内のトッププレイヤー志郎選手、はなまるき選手、瞬獄ノイローゼ選手で構成された“不動心”を、大将のE.フォルテ使いシバマ選手が逆三タテを決めるというドラマチックな勝利を収めて勝ち上がってきた。一方、“楽に行く”は、前作『ストIV』の第1回全国大会でベスト8に入賞した実績を持つ、青汁ザベル(青汁ガイル)選手、真・青汁ガイル(だしお)選手を擁する“青汁と青汁が交わると”をアドン使いのカリスマ選手の三タテで破ってきたチームだ。

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 まず、“楽に行く”のジュリ使いきょ〜ぬま選手が、要所に風破刃を使って相手の動きを封じ込め“気持ちヨガったろ?”のすてれおたいぷ選手のC.ヴァイパーをストレートで倒し、難なく1勝。先鋒戦を落とした“気持ちヨガったろ?”は、準決勝でチームの危機を救ったE.フォルテ使いシバマ選手を早くも投入。アバネロダッシュからの連携を巧みに使いシバマ選手が試合を有利に進めるものの、要所でウルトラコンボを決めたきょ〜ぬま選手が勝利し、“楽に行く”が2連勝で王手をかける。後がない“気持ちヨガったろ?”は、ダルシム使いの丸めがね選手が登場。これに対してきょ〜ぬま選手は、ウルトラコンボを風水エンジンに変更して試合に挑む。丸めがね選手のダルシムが、リーチの長い通常技とヨガファイアを駆使した立ち回りできょ〜ぬま選手のジュリを寄せ付けずに1ラウンド目を先取。続く2ラウンド目もリーチの長い技を駆使して戦う丸めがね選手だったが、最後につかまってしまい風水エンジンからの連携で体力を奪われ負けてしまう。3ラウンド目は、お互い残り体力わずかとなる緊迫した試合に。ウルトラコンボを発動して勝負をかけるきょ〜ぬま選手だったが、丸めがね選手が大将の意地を見せて接戦を制し、なんとか1勝をもぎ取る。ここから巻き返しを狙う丸めがね選手に対するは、準決勝で三タテを決めているアドン使いのカリスマ選手。カリスマ選手は準決勝の勢いそのままに、ジャガーキックを中心とした怒涛の攻めを展開し、ストレートで丸めがね選手を撃破。“楽に行く”を優勝へと導いた。

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 試合後の表彰式では、カプコン公式ブログ“SAIKYO Blog”でおなじみのアシスタントプロデューサー綾野氏より、それぞれに賞状と、優勝した“楽に行く”には特別称号“STARTING OVER”、準優勝の“気持ちヨガったろ?”には“SPEED STAR”が贈与された。

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優勝“楽に行く”
きょ〜ぬま(ジュリ)
えふて(春麗)
カリスマ(アドン)

準優勝“気持ちヨガったろ?”
すてれおたいぷ(C.ヴァイパー)
丸めがね(ダルシム)
シバマ(E.フォルテ)

●アシスタントプロデューサー綾野氏が大会を総括

――大会お疲れさまでした。綾野さんも自信も大会に参加されていましたが、ご感想は?

綾野 ヤンを使って参加したんですが、一回戦負けでした。それでもがんばったほうかな(笑)。個人的な感想はおいといて……。アーケード版は稼動したばかりの新作と言っても家庭用が出ているので、参戦者のレベルが高かったですね。とにかくみなさんやり込まれているというのが、いちばんの印象でした。家庭用『スパIV』から加わった新キャラクターも『ストIV』からいるキャラクターと同じくらい攻略の完成度が高くて驚きました。また、100人を越えるプレイヤーに参加していただき、大会が大盛況だったこともうれしいですね。

――アーケード版の新キャラクターであるユンとヤンで参戦しているプレイヤーも多かったですね。

綾野 そうですね。ただ、上位入賞チームでユンとヤンを使っている人がいなかったので、やり込むにはまだ時間が足りなかったんでしょうね。でも全国ランキングの上位にはユンとヤンを使っているプレイヤーもいるので、大会で活躍するのはこれからだと思いますよ。まだまだ稼動したばかりですので、今後のプレイヤーの研究による伸びに期待しています。

――ちなみに、優勝チームのジュリ使いきょ〜ぬま選手は、アーケードでプレイするのは初めてだとおっしゃっていました。

綾野 そうなんですか!? それで優勝できるというのはすごいですね。家庭用で練習してアーケードで腕試しといういい流れが生まれるのはうれしいことです。

――今回の大会では、特別称号の提供という形で協力されたわけですが、カプコン公式の全国大会やイベントは開催されないのでしょうか?

綾野 もちろん2011年は公式イベントを予定しています。具体的な日程はまだ決まっていないのですが、全国をまわってイベントを開催する予定です。そしてそのあとには全国大会も開催も予定していますので、プレイヤーのみなさんにはぜひやり込んでいただきたいですね。



 優勝チームの面々は、アーケード版『ストIV』をあまりプレイしておらず、家庭用の通信対戦をメインでやり込んでいたという。そんな彼らが、これまでアーケードの大会で実績を残してきたトッププレイヤーたちを撃破して優勝を収めた。もちろん、これは大方の予想に反してのものである。今後さらに彼らのように家庭用メインでやり込んだプレイヤーたちが、アーケードで旋風を巻き起こすのかもしれない。『ストIV AE』はまだ稼動したばかり、今後の展開から目が離せなさそうだ。
(記事担当:豊泉三兄弟(次男))

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