平野綾や鳥海浩輔が参加、『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』のイベントが実施【ジャンプフェスタ2011】

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バンダイナムコゲームスにて“やっぱり「テイルズオブ」in ジャンプフェスタ2011”が開催。2010年12月18日には『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』スペシャルステージが行われた。

●オープニングムービーが本邦初公開

　週刊少年ジャンプやVジャンプ、ジャンプSQなど、集英社の人気雑誌のコンテンツが一堂に集うイベント“ジャンプフェスタ2011”が2010年12月18日、19日の両日、千葉県・幕張メッセにて開催。ここでは、その模様をリポートする。

　バンダイナムコゲームスでは、18日、19日の2日間、“やっぱり「テイルズオブ」in ジャンプフェスタ2011”を開催した。熱心なファンの期待に応える形で、積極的にイベントを開催していることでもおなじみの『テイルズオブ』シリーズだが、今回のジャンプフェスタでも、12月18日はPSP（プレイステーション・ポータブル）用ソフト『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』スペシャルステージを、12月19日にはプレイステーション3用ソフト『テイルズオブグレイセスエフ』のスペシャルステージを……と、2日間でそれぞれ異なるプログラムを組み、きめ細かいファンサービスぶりを見せた。ここでは、その12月18日の模様をお届けしよう。

▲左から小野坂昌也、平野綾、鳥海浩輔。

　“『テイルズオブ』シリーズ15周年記念作”と銘打たれて開発が進められている『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』の魅力を紹介すべく開催された今回のスペシャルステージ。『テイルズオブ』のイベントといえば、やはり豪華声優陣のゲストが登場しなければ物足りない！　とばかりに、当日は『テイルズオブヴェスペリア』にてユーリ・ローウェル役を務めた鳥海浩輔と、『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』でヒロインのカノンノ・グラスバレー役を担当する平野綾が登壇。会場は黄色い歓声に包まれた。司会はもちろん、『テイルズオブ』イベントには欠かせないこの人（！）の、ゼロス・ワイルダー役の小野坂昌也が務めた。

　イベントでまず口火を切ったのは平野綾。今回『テイルズオブ』シリーズには初参加となる平野だが、「15年続いている大作にヒロインとして出演できるのは光栄です。『テイルズオブ』シリーズのキャストさんのあいだには“ファミリー感”のみたいなものがあって、その中に入れていただけるのはうれしいです」と『テイルズオブ』シリーズに参加することに感慨深げな様子。自身が演じるカノンノについては、「見た目と違って中身がしっかりしていている子です。素直で純粋であるがゆえにいつも悩んでいる感じですね」と分析した。『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー』シリーズとしては、三代目となる“カノンノ”だが、三代目は少し大人になっていて、みんなを引っ張っていくキャラですね」（平野）とのことだ。

▲バンダイナムコゲームスの大舘氏。

　その後は、プロデューサーを担当するバンダイナムコゲームスの大舘隆司氏が『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』の魅力をアピール。本作では登場キャラは80人を越えるとのことで、前作の50人から大幅アップ。「各シリーズからカバーしていますよ」と大舘氏も自信のボリュームだ。

　アニメパートもパワーアップされているという本作だが、イベントでは、来場者へのプレゼントとして、『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』のオープニングムービーが本邦初公開！　しかもその映像には、まだ未公開キャラなども含まれており、まさにバンダイナムコゲームスから『テイルズオブ』ファンへの貴重な贈り物！　さらに、このオープニングムービーには、ファンならわかってくれるであろう“くすぐり”も随所に用意してあり、オープニングムービーを見た来場者が「盛り上がるべきところで盛り上がってくれたのはうれしかった」（大舘）とのこと。『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』がシリーズファンのために作られた作品であることは間違いないが、ファンを喜ばせるための要素は随所に盛り込まれているようだ。

　ちなみに、オープニングムービーにあわせて披露されたテーマ曲“With you”は、BACK‐ON feat.Meによる楽曲。“Me”とは、ある有名女性アーティストのことで、会場ではシークレットのままだったが、近日中に明らかになる模様だ。また、歌ということに関して言えば、平野綾も『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』関連の楽曲は積極的に関わっているようで、テーマ曲“With you”のアレンジ盤を歌っていることを紹介。さらに、平野の口からは、歴代“カノンノ”の3人（工藤晴香、伊藤かな恵、平野綾）がいっしょに楽曲を担当することも明らかにされた。平野いわく「とっても好きな歌なんです」とのことだが、こちらは発売が決まっている『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』のサントラに収録されるようだ。

　と、ひとしきりトークが続いたあとで、イベントでは“ミニスキット”の披露へ。『テイルズオブ』シリーズのイベントでは、もはや風物詩といってもいい“スキット”だが、ご存じでない方のために説明しておくと、声優さんのセリフにあわせて絵が動いていく、短い劇のこと。当日は、小野坂昌也と鳥海浩輔、そして平野綾がそれぞれの役に扮して、『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』の魅力紹介した。いわば、公開収録……といった趣きだが、“スキット”に慣れているベテランのふたり（小野坂、鳥海）が伸び伸びと演じていたようだったのに対して、平野は「用語を間違っちゃいけないと思うと、かなりドキドキしました」とコメントし、相当緊張していた様子だった。

　さらに、イベントでは予約特典の告知も行われた。『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』の予約特典としては、コミック『はじまりの軌跡』とオープニングムービーなどから厳選した、“アニメフィルム付きしおり”がもらえることは既報の通りだが（→こちら）、おもしろかったのは、会場で小野坂、鳥海、平野の3人によるアニメフィルムの“裁断式”が行われたこと。3人はカットしたアニメフィルムにそれぞれサインを入れ、しかもそれは実際にソフトにランダムに封入されることになるという。サイン入り“アニメフィルム付きしおり”は3人で3枚、合計9枚のみ用意された。あたった人は、とんでもない幸運の持ち主ということになる。ファンの方は『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』を購入するときの楽しみがひとつ増えたのでは？

　カノンノの秘密が解き明かされる集大成のような作品になるという『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3』。イベントは、最後は大舘氏の「『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー』シリーズはこれまで3作つくってきましたが、いままででも最大のボリュームを誇る作品としてお届けしますので、よろしくお願いします。15周年記念作品としてご期待ください」という力強い言葉とともに幕を閉じた。