豪華キャスト陣が勢揃い、『二ノ国』完成披露会詳報

ゲーム DS
レベルファイブが、スタジオジブリと作曲家の久石譲氏とともに手掛けたニンテンドーDS用ソフト『二ノ国 漆黒の魔導士』の完成披露会が都内で開催。豪華キャスト陣が勢揃いする盛大な催しとなった。

●個性的なキャスト陣のトークショーは爆笑の内容に

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 レベルファイブが、スタジオジブリと作曲家の久石譲氏とともに手掛けたニンテンドーDS用ソフト『二ノ国 漆黒の魔導士』(以下、『二ノ国』)が、いよいよ2010年12月9日に発売される。それを記念して、前日に都内で完成披露会が開催。事前応募で選ばれた1000人のユーザーを招き、ソフトの発売を盛大に祝った。

 冒頭に登壇したレベルファイブの日野晃博代表取締役社長は、「このプロジェクトが発足されてから2年半から3年の月日が流れましたが、本当にいい作品ができました」と挨拶。レベルファイブの新規タイトルでは過去最高となる初回60万本の受注が入っていることを明かし「今後これが、100万、200万本のタイトルに育つことをスタッフ一同期待しております」と意気込みも語った。ゲームのプレゼンテーションでは、チーフディレクターの本村健氏と、本作に同梱される魔法の本“マジックマスター”でディレクターを務めた丸屋教子氏が登場。船に乗って訪れる島を舞台に、マジックマスターの使いかたを実機プレイで紹介した。

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 マジックマスターは『二ノ国』をプレイするうえで必要不可欠な存在。たとえば今回のデモプレイの舞台となった島の位置も本の中には描かれており、さらにそこに生息するモンスターたちの特徴や弱点まで記されているのだ。丸屋氏は「新しい土地に来たときは、マジックマスターで周囲の環境をチェックしながら進むのがオススメです」と話し、さらに深い利用方法にも言及。マジックマスターには世界地図だけでなく、各エリアの詳細なマップも描かれており、さらにそこから秘密の宝箱のポイントまで読み取ることができるのだ。また、そうやって手に入れたアイテムなどを合成するためのレシピも記載。デモプレイでは、秘密の宝箱で見つけた“ゆでたま”、“ソーセージ”とすでに持っていたサンドウィッチを合成して、より効果の高いハンバーガーを作る手順が披露された。ちなみに本村氏いわく「食べ合わせがよさそうなものなら、だいたい合成できます」とのこと。

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 デモプレイに続いては、ゲームの楽曲を手掛けた久石譲氏からのメッセージを上映された。アイルランド地方の民族音楽をベースにしつつ、「懐かしくて未来につながる世界観を目指した」と語り、すべての楽曲をわずか7日間で制作したと語る久石氏。「これは調子がいいときの傾向ですし、作曲家として作品に臨む姿勢がまったくブレなかったので、いい作品ができました」とみずからその仕上がりに太鼓判を押した。また、「いつかコンサートをやってもいんじゃないでしょうか」という気になる発言が。日野氏も「ぜひ実現させたいなと思っております」と前向きなコメントを残した。

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 『二ノ国』と言えば、映画顔負けの豪華なキャスト陣も見どころのひとつ。完成披露会ではその中から主人公の“オリバー”を務める多部未華子、ヒロインの“マル”を務める長澤まさみを始め、“シズク”役の古田新太、“ジャイロ”役の大泉洋、“ニャンダール14世”役の八嶋智人、“カウラ”役の渡辺えり、“ブヒーデン”役の溝端淳平、アリー役の黒田知永子が、そしてアニメーション監督を務めたスタジオジブリの百瀬ヨシユキ氏が登場し挨拶を行った。しかし、主役とヒロインこそとどこおりなく進んだもの、大泉洋、八嶋智人という個性的な面々の順番になると話はあらぬ方向へ。大泉は「収録が若干前だったので、正直内容をあまり覚えておらず……」とぶっちゃければ、八嶋も「ニャンダール14世はすごい大きな体で……」とザックリとしたコメント。さらに大泉は「ジャイロにはどこか、英国紳士的な要素もありまして」となぜか『レイトン教授』の話を始める始末で、これには日野氏が思わず笑いながら突っ込みを入れることに。客席はもちろん、登壇者も腹を抱えて笑ってしまうキャスト挨拶となった。一方百瀬氏は、開発時の状況に触れ「ゲームであることを考えずおおむね、いつものスタイルで作りました」しっかりとしたコメント。また「僕らが作った絵をニンテンドーDS上であれだけキレイに再生するのはたいへんだったと思います」とレベルファイブ開発陣に向けて労いの言葉を贈っていた。この言葉を受けて日野氏は、『二ノ国』のデータはニンテンドーDS用ソフトでは過去に例がないほどの大容量であると説明。「画質的はニンテンドーDSソフトの中でも最高峰だと思います」と胸を張った。

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多部未華子(主人公・オリバー役)
「初めてアニメーションの声を担当したのですごく緊張しましたが、スタジオジブリさんの壮大なスケールや久石さんのすばらしい音楽が展開される作品の中に、私も携わることができてとても光栄です」

長澤まさみ(マル役)
「小さいころから見ていたスタジオジブリさんのアニメーションを見ながらの収録でしたので、ものすごいテンションが上がりました。自分も物語を楽しみながら収録させていただきました」

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古田新太(シズク役)
「妖精の役ということで、ゲームをプレイしていただければわかると思いますが、私の声がぴったり合っています。とてもいい仕事ができたと思っていますので、ゲームを楽しんでください」

大泉洋(ジャイロ役)
「収録したのが1年半ぐらい前になるので、どんなキャラクターだったかあまり覚えていません(笑)。ゲームをプレイしてジャイロがどんな男なのか教えてください(笑)」

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黒田知永子(アリー役)
「ちょっとせつないお母さんと子どもの物語が展開されるところでは、娘のことを想いながら演じさせていただきました。ご家族で楽しんでいただけたらいいなと思います」

八嶋智人(ニャンダール14世役)
「1世から14世まで役作りを重ねてきました。14世重ねてきた重みを楽しんでいただきたいと思います(笑)」

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渡辺えり(カウラ役)
「スタジオジブリの作品に出演したいという夢が叶いました。本当におもしろいゲームなのでみなさん楽しんでください。私も楽しみたいと思います」

溝端淳平(ブヒーデン役)
「ゲームもアニメも大好きで、とくにニンテンドーDSとジブリ作品で育ってきたので、そのふたつが合体したプロジェクトに参加できて光栄です」

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▲大泉を中心にトークはいい感じに脱線し、ステージ上ではまるでお笑いライブのような状況に。

▲しっかりとしたコメントでトークショーを締めた百瀬氏。

 檀上では多部、長澤、古田、大泉という主要キャスト陣でのトークショーも実施。4人は今回のイベントに向けて事前にソフトをプレイしており、それぞれが作品の感想や見どころなどを語った。ちなみにさきほどの挨拶で会場を笑わせた大泉は、ここでも再び爆笑を巻き起こすことに。「かなりやりましたよぉ!」と自信満々に話し始めた大泉は、現在“滝の回廊”というところまで進み、さらにそこで超強力なボスを撃破したと鼻息荒く説明。すると、これを聞いたほかの出演者たちからは“失笑”という言葉がピッタリな反応が。じつは大泉が苦労して辿り着いたという滝の回廊はゲーム最序盤に訪れるエリアで、さらに超強力なボスはバトルの練習用的な存在だったという。痛いところを突かれた大泉は「倒したときの達成感は何物にも変えがたかった!」、「攻略本を買わなければ倒せないと思ったんですよ!」とまくし立てるが、日野氏から「なんだか大泉さんが主役っぽくなっていますけど、違いますよね(笑)」と冷静な突っ込みを受け、素直に引き下がることに……。そのほかトークショーでは全員、オープニングがすばらしかったとコメント。多部は「始めから悲しいから、どうしようかと思いました……」と収録に向かうときの気持ちの置きどころについて語った。

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 トークショーに続いては、先日よりスタートした『二ノ国』のテレビCMに出演している人気子役の芦田愛菜がステージに登場。3種類のCM映像をスクリーンで上映し、日野氏は「『二ノ国』は親子をテーマにしたストーリーなので、“親子でも遊べる”というメッセージを込めました」とCMのコンセプトを紹介し、芦田の演技について「とても子どもとは思えない」と絶賛した。芦田はCM映像がスクリーンで流れることに「ちょっと恥ずかしいです」と照れながらも「とってもかわいいキャラがいっぱい出てくるので、みなさん『ニノ国』を買って楽しんでください!』と大人顔負けの挨拶を披露していた。

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 完成披露会のフィナーレは、『二ノ国』エンディングテーマ『心のかけら』を歌う麻衣による生ライブ。じつは麻衣は作曲をした久石氏の娘で、さらに作詞は鈴木敏夫氏の娘である鈴木麻実子氏が手掛けている。日野氏はここでもゲームのテーマである親子が関係していると説明し「この曲ができたとき、この作品がいい作品になることを確信できました」と感慨深げに話していた。また麻衣は「歌えたことをうれしく思います。この曲が『ニノ国』とともに皆さんへ広がってくれることを願って歌います」とコメント。心を込めた歌声で、ソフトの船出を祝した。

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▲日野氏は最後の挨拶で、「『二ノ国』はレベルファイブが『レイトン教授』、『イナズマイレブン』に続いて打ち出すビッグタイトルだと考えています。また、本を使ったシステムも斬新なものとなっており、今後もこのような何か新しいものを追い求めながら作り続けていこうと思います」と、次回作への意欲も見せた。

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