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『EA SPORTS 総合格闘技』を、ガチンコトークバトルでプレイインプレッション!
ゲーム プレイステーション3 Xbox 360 エレクトロニック・アーツから発売された『EA SPORTS 総合格闘技』は、総合格闘技をテーマにしたEAスポーツの新作タイトル。そこで格ゲーと言ったらこの人、というか実は格闘技がかなり好きなブンブン丸と、シカゴでの本作が海外向けに発表されたときから追い続けているファミ通.comのミル☆吉村が、ガチンコで本作を語ります!
●格闘システムは結構イケてます!
ブンブン丸(以下、ブンブン) どこからいこうか。挙動のレスポンスとか、ステップワークの軽さは結構いいと思うんですよ。動かしていて楽しい。
ミル☆吉村(以下、ミル) ただステップの軽さと引き換えに、ステップが微妙に浮いている感じはありますよね。
ブンブン あるね。あとは打撃が当たったときのインパクトの重さはもうちょっと出して欲しかったな。KOしたときの“倒した感”がもっとほしかった。
ミル でもこれが1作目と考えるとかなりいいですよね。
ブンブン それはすごいと思った。かなりいい感じだよね。打撃のシステムは、『ファイトナイト ラウンド』シリーズとおなじなの?
ミル 同系統と言えると思います。『ファイトナイト ラウンド4』のエンジンを総合格闘技に合わせて最適化したものらしいですね。
ブンブン 最初は結構戸惑ったんですけど、慣れると連打が効いておもしろいよね。左右のコンビネーションから最後アッパーとか。
ミル “自分が戦ってる感”が出てくるっていうのは『ファイトナイト ラウンド』っぽいですね。
ブンブン そういった楽しさはすごくある。
▲アナログスティックを使って、直感的に打撃を放てるのが本作の特徴のひとつ。 |
ブンブン ポジションがグラウンドに移行したときはどう? まだ対人戦をそんなにやれてないから駆け引きの要素がわかってないんだけど。
ミル 基本は、打撃と、トランジション(ポジションを移行する)と、トランジション潰し(キャンセル)ですね。打撃は上下に打ち分けられるけど、調子こいてるとスタミナが減るし、トランジション潰しが遅れてポジション変えられちゃう。ただグラウンドだと、本作は関節技のバリエーションが多いですね。相手が完全にガードに入っていたら、足関節とか肩固めを狙っていく方法もあって。
ブンブン 関節技が多いのはすごくいいね。あと関節技の攻防はちょっとバカバカしいけど、結構好きかも(笑)
ミル 赤くなるやつ?
ブンブン そうそう、視覚でわかりやすくていいですね。
ミル いままでのこの系統のゲームの、極まるのか極まらないのかわかりにくいというのは、それはそれでスリリングなんですけど……。
ブンブン とっつきにくさっていうのはあったね。
ミル 赤くなって見た目にわかりやすいほうが、「俺がファイターなんだ」って感じはしますよね。「ヤベぇ結構極まってる!」っていうのがわかって。
ブンブン 首のサブミッションの、スイートスポット(この場合、極まるポイント)を探す感覚とかも、すごくいいなって思った。
ミル 極まりそうになると画面がどんどん暗くなってくっていう(笑)
ブンブン 「ここかここか?」ってグリグリ探すあの感じ、いいよね。
ミル 格闘のシステムの印象を総括すると、全体的におもしろいアイデアがいろいろ盛り込まれているからこそ、ステップとか打撃感がもうちょっと出るといいなって欲張りたくなると。
ブンブン そんな感じだね。
●ファイターと技の豊富さは注目
▲エミリヤーエンコ・ヒョードルやアリスター・オーフレイム、ギルバート・メレンデス、ヨアキム・ハンセンといった各階級のトップファイターのほか、“野獣”ボブ・サップや“世界最強のオタク”ジョシュ・バーネットといった選手も参戦。 |
ミル ファイターのラインアップはどうですか?
ブンブン すっごくいい。
ミル ですよね。“DREAMとかで見た!”って選手が出てるっていう。
ブンブン でも日本で有名な外人選手がそこまで多くないじゃないですか。向こう(アメリカ)で評価されてるとか……。
ミル 「ひと昔前に見たことあるぞこの選手」みたいな。
ブンブン うん、でもマニア受けはしますよね。
ミル JZカルバンとか本当にすごい選手ですけど、そのスゴさは『Kamipro』とか『格闘技通信』読んでる人じゃないとわかりにくいかもしれない。でも知ってる選手が出てるからって理由でゲームを手にとってみて、「なんだこの人強いぞ」って選手を調べてみるのもアリですよね。俺、昔K-1のゲームにハマってたときそんな感じでしたから。テレビで見て「お、このレイ・セフォーって選手ゲームで使ったよ!」みたいな。
ブンブン プレイしていて思ったんだけど、おなじ技でも選手によってステップのリーチが変わったりするじゃないですか。この辺の仕様はすごくいいなって思って。こういうゲームって、ジャブならジャブで、ハイキックならハイキックで、選手によって技の違いってそんなに出ないじゃないですか。選手によって得意な距離が設定されてるから、選手の特徴が出ていてすごくいい。打撃が得意な選手は遠距離からでもガンガン打てたり。あとは利き腕というか、右と左で威力が違うのとか。あれがあるからパリングする(打撃を弾く)意味もあるし。まだパリングまで使いこなせている自信はないけどね(笑)
ミル 自分で選手を育成するときも結構バリエーション出せますね。
ブンブン スタイルが結構数値に影響するじゃん。俺とりあえず喧嘩スタイル(ストリートファイト)選んだら本当に寝技とか全然できなくて。一生スイープできねぇなと。
ミル 俺サンボ行きましたよ。サンボ幻想やりたくって。
ブンブン ヴォルク・ハン(’90年代に一世を風靡したロシア人格闘家)世代か。
ミル そうッスね。でも首相撲(ムエタイクリンチ)苦手だから飛びつき腕十字は覚えなかったんですけど。
ブンブン あ、首相撲から行けるんだ。スペシャルムーブの豊富さはユーザー的にもうれしいよね。足元滑り込んでテイクダウンして足関節に移行したりとか、本物でもあるもんね。
ミル スピニングチョークとか使いこなすといい感じ。
ブンブン (手まねをしながら)こう入って、こうね! 戦いの中で一連の流れを作る楽しさってありますよ、絶対。
ミル あとは「オモプラッタとゴゴプラッタ両方入ってんだ!」とか。
ブンブン 確かに。ゴゴプラッタ入ってるのはびっくりした!
▲するすると相手をコントロールして複雑な関節技を極めるのは快感! |
ミル キャリアモードはグラウンド最強にして、タックルで転がして肩固めから一本取ってたんで苦労しなかったんですけど、ある技がかけられるポジションまでどう持っていけばいいのか若干わかりにくいところもありましたね。
ブンブン 格闘技系のゲームは総じて言えるけど、チュートリアルはもっと充実してほしいかな。
ミル 確かに基本動作ぐらいで終わりの部分はありましたね。
ブンブン 俺完全にハードパンチャーで、キックとか50ぐらいしかないキャラになっちゃったから、今度は写真取り込んでやってみるかな!
ブンブン丸 |
ミル☆吉村 |
メーカー | エレクトロニック・アーツ |
---|---|
対応機種 | プレイステーション3 / Xbox 360 |
発売日 | 発売中 |
価格 | 7,665円[税込] |
ジャンル | アクション |
備考 |
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