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『大航海時代 Online』新拡張パックは2011年2月22日から！　舞台は北米アメリカへ

ゲームプレイステーション3 PC

コーエーテクモゲームスは2010年11月27日、『大航海時代 Online』の発表会を開催し、拡張パックの第4弾『Tierra Americana（ティエラ・アメリカーナ）』を発表した。2011年2月22日よりChapter1“Atlantic”がスタートする。

●新海域の追加だけじゃない。時代も変化！

　コーエーテクモゲームスは2010年11月27日、『大航海時代 Online』の発表会を開催し、拡張パックの第4弾『Tierra Americana（ティエラ・アメリカーナ）』を発表した。2011年2月22日よりChapter1“Atlantic”がスタートする。

　イベントは専務取締役ネットワーク事業部長の小林伸太郎氏によるあいさつでスタートし、「今回の拡張パックでは新しい時代の文化、冒険をお届けすることになっております」と、拡張パックのタイトルを発表。大西洋を越えて、ついには冒険の旅はアメリカ大陸へ！　

　それでは、運営プロデューサーの渥美貴史氏と開発プロデューサーの竹田智一氏のプレゼンテーションによって判明した概要についてご紹介しよう。今回のアップデートでは単に新たなエリアが追加されただけでなく、ポルトガルとイスパニアの2大国が覇権を競う時代から、より新興国が台頭してきた新たな時代へと移り変わっている。今回はパリとフィレンツェがヨーロッパ内陸の都市として新たに登場するが、Chapterが進行するにつれ、さらなる都市が追加される模様。

●商会で新たな大地アメリカを開拓しよう

　新たな大地アメリカでは、商会（プレイヤーの集まり）が街を建設することができる。更地の状態からプレイヤーの思うがままに建物を配置し、街を成長させていこう。住宅を建てれば人口が増え、建てられる建物のグレードがアップしていく。花壇や樹木などの小物を使って、より美しく街を彩ることもできる。牧場で生産されるウシを使って食品市場で牛肉を作りだしたり、どんな建物を建てるかによって交易品も変わってくる。

●パリとフィレンツェが新たに追加

　新たに登場したパリではルネッサンス文化が成熟しつつあり、プレイヤーは博物館に冒険の過程で発見した発見物を展示することができる。展示物が人気を博し、文化貢献度を上げていくと、称号“文化功労者”が手に入ったり、クエストを複数請け負うことができるようになる。また、文化貢献度をあげていくことでトレンドが起こり、街の人々の服装がカリブ風やインド風になったりすることも。

　フィレンツェにはメディチ家により世界中の交易品の情報や職人が集まっており、プレイヤーがメディチ家に交易品の情報を提供すると、新たなレシピが開発される。メディチ家のレシピ開発に貢献すると産業貢献度があがり、ベッキオ宮殿でメディチ家特製レシピが手に入るようになる。

●王立艦隊で大海戦に勝利せよ

　国家への貢献が認められた航海者は、王立艦隊の一員となることができる。そして王立艦隊が名声を上げる行為をして国威が高揚すると、なんとこれまでは定期的に開催されていた大海戦をプレイヤーの手で引き起こせるのだ！　大海戦では街の沿岸に築かれた要塞との攻防が展開される。要塞を構築する商人、潜入して破壊工作する冒険者も重要な要素となっている。要塞を陥落させると投資が可能になる。王立艦隊には階級別の制服が用意されているのだが、竹田プロデューサーいわく、上がりにくい爵位に対して、こちらで階級を上げてみるのもいいかも、とのこと。

　もちろん新型船も登場するが、船の強化もさらにパワーアップ。乗船に必要なレベルを引き上げるかわりに、さらに強化回数を増加することができるようになる。

●PlayStation Homeにラウンジ開設も予定

　クエストが複数請け負い可能になることは先ほどフィレンツェのくだりでも触れたが、そのほかに貸し金庫の拡張や領地の再設定なども行われる。また委任航行システムやアイテムを送ることができる郵便システム、ワールドチャットといった要素が初心者をフォローするシステムとして導入される予定。

　リリースはプレイステーション3とPC同時で、既存プレイヤーはオンラインでアップグレードチケットを2940円[税込]で購入すればオーケー。新規プレイヤーの場合は、50日間のプレイチケットや特典アイテムがついたパッケージを購入（7140円[税込]）するか、PC版の場合はオンラインチケットを4515円[税込]で購入することもできる。また、最大120日間プレイ可能なスターターチケットの発売や、PlayStation Homeに『大航海時代 Online』のラウンジを開設する予定があることも明かされた。

　さらに『大航海時代 Online ～Tierra Americana～プレミアムBOX』の発売も決定。2011年2月22日発売予定で、価格は10290円。ソフト本体のほか、歴代キャラクタービジュアルも掲載した特別冊子、サウンドトラックCD、復刻版歴代アイテムシリアル付き神話カードをい10枚同梱している。


▲ロレンツォ・メディチらが新NPCとして追加される。

●ミステリーハンターも登場！

　拡張パックの発表後には、ゲストとしてテレビ番組でミステリーハンターとして活躍する坂本三佳が登場。なんとこれまでで世界40カ国に行ったらしい。タクラマカン砂漠やマチュピチュに行った際の写真などを交えつつ、ストーンヘンジでダウジングをした際の神秘的な体験（ダウジングの棒が開いたら明るい、暗いと閉じると説明され、坂本本人は開いたのだが、疑っていたスタッフは閉じたらしい……）、カラハリ砂漠にできた湿地帯に向かっていく象の群れを見た際の感動などを語った。

　ここで竹田氏がオセアニア地域に虫料理が出てくることを触れて経験を聞いてみたのだが、虫は今年だけで2回食べたらしい。カブトムシの幼虫の味を表現豊かに説明する坂本に、「もういいです！」と慌てる竹田氏だった。一方の渥美氏は古代遺跡でのオカルト体験について質問。ペルーの盗掘された遺跡でロケをした際に、スタッフが機材の先にガイコツを引きずってしまい、払いのけたところその夜高熱を出すことに。映像にもノイズが乗っていたらしい……ゲームでも遺跡に入る際は神妙にしたほうがいいかもしれない。

　恒例のユーザーからの質問に答えるコーナーも行われた。質問と回答の概要は以下。

Q.全世界のマップをもし網羅したら、今後どう展開していくか。
A.新たな地域を入れるという方法以外にも、今回のように新たな時代を入れるという方法もある。（渥美氏）
それに世界に秘境はまだまだあるので追加していきたい。（竹田氏）

Q.GAMECITYのSNSとの連動企画は？
A.プレイの様子がSNSにフィードバックすると楽しいかもしれない。（渥美氏）
グローバル版ではFacebookでもいろいろ試しているので、やりかたはあると思う。（竹田氏）

Q.アムステルダム証券取引所イベントのような相場と関係したイベントを行う予定は？
A.好評を頂いたのでやっていきたい。歴史と密着したイベントもやっていきたい（渥美氏）

Q.ティークリッパーと一等戦列艦へのテコ入れは行われないのか
しっかり行います。（竹田氏）

Q.新しいエモーションなどの街中で遊べる要素が増える予定はありませんか？
入れる予定はあったのだが、問題が発覚したので修正作業中。いいお知らせができるようにしたい。（竹田氏）

　その後は場所を移し、来場したファンとの交流会が行われた。『大航海時代 Online ～El Oriente～』ではクリスマスイベントなどが行われているということもあり、プロデューサーのおふたりがサンタ姿で登場したり、海賊姿のリードゲームデザイナーの山田倫之氏が会場後方で見守っていたリードプログラマーの内田氏を突如呼び出したりと、リラックスした雰囲気で会は進行。

　ちなみに、この場で船の枠を増やして欲しいという要望が出たのだが、山田氏が大慌てで両手でバツを作ってアピールするなか、会場の勢いに押された内田氏が「がんばります」と答えてしまう局面も。いったいどうなるのか？　竹田氏は可能かどうか検証してみるとのこと。その後はビンゴ大会などを交えつつあっという間に時間が過ぎた。