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ニンテンドー3DS用ソフト体験インプレッション・その2【任天堂カンファレンス2010】

ゲーム ニンテンドー3DS
任天堂カンファレンス2010の会場に展示されたニンテンドー3DS用タイトル、全31作品を体験プレイ! 全作品のインプレッションを掲載する。(その2)

2010-09-29

●3D立体視に向いた作品群

■メタルギア ソリッド スネークイーター

 小島監督がカンファレンスで「3D映えがするものを」と語っていたとおり、ニンテンドー3DS用ソフト『メタルギア ソリッド スネークイーター』の“3D感”は群を抜いていた。会場には完全なプレイアブルではなく、デモを観ながら視点を変更するのみの仕様で出展されていた。

 抜群の3D感はスタッフクレジットから感じられた。小島プロダクションのロゴ、スタッフクレジットなどが画面に表示され、目に飛び込んでくるような感覚で消えていく。その後はヘビやワニ、ハチといった生き物が迫ってくる。その迫り来る感じは、3D立体視ならではのもの。ジャングルの草をかき分けるシーンも立体的で、ネイキッド・スネークがジャングルに“居る感覚”をしっかりと感じ取れた。

 途中吊り橋を渡っているときにハチに襲われ、ぶら下がるシーンでは谷底と吊り橋の立体感があまりにリアルで、高所から下をのぞき込んだときのような股間が縮み上がる感じがするほどだった。タバコを落とした兵士が木の根の隙間から顔を出し、手でタバコをまさぐっているシーンも、3D感を存分に感じさせるための演出に。ラストのザ・ボスとの戦いの場面もまわりに咲いている花の花びらが舞うところが立体的なうえ、ふたりのCQCによる戦いもしっかりと3D感が表現されていた。まるでプレイヤーがその場面を俯瞰して自由に視点変更をしているような感覚だ。

 3D以外にも「ニンテンドー3DSの通信機能を使ったアイデアがいっぱいある」と小島監督は新たなハードに対して意欲を見せていただけに、どんな作品に仕上がるのか、本当に楽しみだ。

■nintendogs + cats

 E3のときは犬と遊ぶことしかできなかった『nintendogs + cats』だが、今回は猫とも遊ぶことができた。公開されている画面写真を見てもわかるとおり、ニンテンドーDS版よりも犬、猫ともにグラフィックが美麗になっていて、細かい毛並の部分までリアルに。会場では犬と猫1匹ずつとたわむれることができ、体をなでてあげると気持ちよさそうな表情を浮かべていて、それを見ているだけで癒される気がした。

 もちろん、ともに立体的に表示されているので、臨場感はニンテンドーDS版の比ではない。なでる際の手のマークも3Dで表示されているので、お腹を触ったり、のどをなでてあげたりしている感覚がタッチペンでもしっかりと味わえた。記者は実際に猫を飼っているので、今回は猫に執着してプレイしてしまったのだが、猫独特の愛くるしさはかなり本物に近いと言える。音があまり聞こえなかったのだが、なでている猫が「ゴロゴロゴロ」とのどを鳴らしているような気がするほど、その動き、表情はじつにリアルだった。

 また、『nintendogs + cats』ではニンテンドー3DS本体前面(ゲーム画面側)のカメラでプレイヤーを認識してくれる。カメラに向かって身を乗り出してみると、犬や猫が画面の縁に手を置き、画面から飛び出して来る(感じがする)のだ。これには正直ビックリした。本当に飛び出してくる感じがして、思わず落ちないようにタッチペンで「おおっと」と支えたくなるほど(ちょっと大げさかも)。

 おもちゃを使って遊んであげたり、アクセサリーで着飾ってあげたりすることができたのだが、ふつうに犬や猫とたわむれているだけで、持ち時間の3分はあっという間に過ぎてしまった。ゲームを説明してくれたおねえさんいわく「発売までにはもっとかわいくなるはずですよ」とのことだけに、犬好き、猫好き、動物好きにはたまらない1本となりそうだ。

■スーパーモンキーボール(仮題)

 『スーパーモンキーボール3D(仮題)』は スライドパッドを使ってステージを動かし、バナナを取りながらモンキーボールをゴールへ導くという従来のシリーズを踏襲したゲーム性(ニンテンドー3DS本体を傾けてステージを動かすモードもあったが、立体視をキッチリ感じるためにはスライドパッドが最適のよう)。ただ、ステージ、ボール、ギミックなどが立体的になることで、スピード感やボールが転がしている感覚が以前の数倍増し。バナナを取ったときの飛びかたも従来とは異なり、目に飛び込んでくるような感じに変更されていた。本来、立体的なステージでボールを転がすというシステムが、ニンテンドー3DSという新たなハードにマッチしていて、新鮮な気持ちでプレイすることができた。記者の個人的な意見だが、色味の発色もよく、ニンテンドー3DSと相性がよさそうなタイトルではないかなと感じられた。

■戦国無双 Chronicle(クロニクル)

 これまでの『無双』シリーズとは一線を画すシステムを採用している『戦国無双 Chronicle(クロニクル)』。会場ではプレイヤーキャラクターふたりを切り替えながら遊ぶことができた。たとえばAというキャラクターで遊んでいて、途中でBというキャラクターの近くで新たなミッションが発生するとBというキャラクターに切り替えてミッションに挑む。といった遊びかたが可能なんだとか。製品版では4人の武将を切り替えて遊べるようになるそうで、より戦略性が求められるゲームシステムになりそうだ。ちなみに、キャラクターをAからBに切り替えた場合、AのキャラクターはA.I.で自動的にバトルを行う状態となり、製品版では下画面の戦況マップで簡単な指示を出すこともできるんだとか。キャラクターはいずれも立体的で、『無双』シリーズ特有の兵士のワラワラ感が以前より確実に増している印象を受けた。

■STEEL DIVER

 会場で操作できたのは、潜水艦を操作して狙いを定め、敵潜水艦を撃墜するモード。一見するとミニゲームのようだが、特徴的だったのは、ニンテンドー3DSのモーションセンサー機能を活用して遊べたこと。ニンテンドー3DS本体が目の前にくるように水平に持ち、体ごとぐるりと回ると、画面内の潜水艦も移動。敵潜水艦を見つけ、照準があったらミサイルを発射して撃墜する。自分を中心に、360度に海が広がっており、そのあちこちに敵潜水艦が潜んでいる、と書くとイメージしやすいだろうか。仕掛けとしては単純だが、ニンテンドー3DS本体を動かすという遊びはじつにユニーク。最終的にどのようなゲームに仕上がるのか、注目したい。

■“バーチャルコンソール”タイトル

 ニンテンドー3DSでは、ゲームボーイおよびゲームボーイカラーのタイトルをバーチャルコンソールとしてダウンロード販売する。会場では、カンファレンスにて発表された『スーパーマリオランド』と『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』を遊ぶことができた。内容は当然ながら100パーセント完全移植。それに加えて、下画面には操作方法がつねに表示されているので、より遊びやすくなった印象だ。また、スライドパッドでの操作にも対応。タイトルによってはこちらのほうが操作しやすいかも。

■3D美人時計(仮題)

 街行く女の子たちが、1分ごとにかわるがわる登場して時間を知らせてくれるサービス“美人時計”が3Dに。感想としては「わお! 女の子が3Dだよ!」以上のことは正直ないのだが……飛び出さないよりは飛び出すほうがイイに決まっている。ゲーム的要素が追加されるかどうかなどは残念ながら教えてもらえなかったので、今回はじっくりと美人を立体で堪能させていただきました。

■キュービック ニンジャ(仮題)

 ニンテンドー3DSの機能は3D立体視だけではない。ジャイロセンサーも搭載しており、本体を傾けたりして遊ぶことも可能なのだ。そして、あえてそっちの機能にフィーチャーした作品が『キュービック ニンジャ(仮題)』となっている。ゲームの目的は、キューブ状の“ニンジャクン”をゴール地点まで運ぶというシンプルなもの。ジャイロセンサーは上下左右だけでなく、手前と奥の動きも認識するので、ときには本体を逆さに持って遊ぶ必要も。いちおう3D表示もされているが、本体自体を動かして遊ぶのでゲーム中はその効果はあまり感じることができない……が、ボスとの対決前などの演出はバッチリ3Dに。ゲームとして、純粋におもしろかったです。

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