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『戦国BASARA3』など人気時戦国時代コンテンツが集結、“太秦戦国祭り 2010 Returns～リターンズ～”が開催

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2010年9月25日～26日の2日間にわたって、“太秦戦国祭り 2010 Returns～リターンズ～”が開催。トークショーでは『戦国BASARA3』の秘話などが明らかに。

2010-09-26

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●『戦国BASARA3』のトークショーでは小林プロデューサーと関智一がゲスト出演

　2010年9月25日～26日の2日間にわたって、“太秦戦国祭り 2010 Returns～リターンズ～”が実施された。戦国時代をモチーフにしたコンテンツにスポットをあて、関連商品の出展などが行われるこのイベントも今回で5回目。今回もゲームやアニメ、マンガなどの関連商品がお披露目され、東映太秦映画村という絶好のロケーションで行われることもあり、多くの戦国時代ファンを集めていた。

　東映太秦映画村のオープンセット各所で出展された各社のブース。カプコンブースでは、プレイステーション3、Wii用ソフト『戦国BASARA3』が映像出展されたほか、発売間近のニンテンドーDS用『大神伝～小さき太陽～』がプレイアブル出展。実際にゲームに触れるということもあり、注目度は相当高かったようだ。セガの『歴史大戦ゲッテンカ天下一バトルロイヤル』は筐体を持ち込んで積極的にアピール。ニンテンドーDS版が11月25日に発売される同作だが、戦国時代好きにかなり訴えかけていたようだ。アクワイアはPSP（プレイステーション・ポータブル）のダウンロードコンテンツ用ソフト『バクマツ☆維新伝』を出展し、こちらも好評を博していた。


▲カプコンブースは『戦国BASARA3』と『大神伝～小さき太陽～』を出展。


▲セガブースは『歴史大戦ゲッテンカ天下一バトルロイヤル』押し。		▲『バクマツ☆維新伝』が遊べたアクワイアブース。

　ファンにとって注目のイベントとなったのが、開催2日目の9月26日に行われた“『戦国BASARA3』スペシャルトークショー”。当日は、『戦国BASARA』シリーズのプロデューサーを務めるカプコンの小林裕幸氏と、『戦国BASARA3』で石田三成役を担当する関智一が登壇。『戦国BASARA3』の裏話などを披露した。“太秦戦国祭り”では、もはや常連といっても過言ではない小林プロデューサー。トークショーが始まるや、「ソフトの発売からある程度時間が経っているのでネタバレ的なことも話してもいいかな」（小林）とのことで、かなりやり込まないと見ることができないというゲーム中のムービーをダイジェストで公開した。また、“第2ルート”のことにも言及し、お市の“第2ルート”には隠しキャラクターとして、“征天魔王”織田信長が登場することも明らかにした。織田信長に関しては、当初から「人気があるので隠しキャラとして何とか出したいと思っていたのですが、黄泉の国から蘇りました」（小林）とのこと。信長はプレイヤーキャラとしても使用可能で、『戦国BASARA3』では、全部で16キャラが使えるようになることが説明された。ちなみに、織田信長の声を担当しているのは、独特のセリフ回しでおなじみの若本規夫。織田信長の印象を聞かれた関智一は、「怖いです。若本規夫さんが怖いんだけど（笑）」とひと言。さらに、最近別の現場でも若本と共演する機会があったという関だが、収録にあたっては、監督から「ふつうだったらぜんぜんOKなんですが、敵役が若本さんなので、もっと力強く演じてください！」と言われてNGになってしまった、というエピソードを披露し、会場を笑わせていた。

　一方で、関智一は今回演じることになった石田三成についての印象を問われると、「最初、石田三成を演じると聞いたときは、時代劇に出てくるような、ふつうのおじさんを演じることになると思っていたのですが、最初にキャライラストを見て、あまりにソリッドなのでびっくりしました（笑）。作品の中では、家康に対する恨み節ばかりで力んで演じました。そのために肩こりがひどくなってたいへんでしたね（笑）」とのこと。あまりにも独特な髪型が印象的な石田三成だが、小林プロデューサーも以前行われたイベントで、ファンから「石田三成の髪型は新幹線のN700系みたいだと言われて、なるほどと思いました」と“髪型ネタ”を披露していた。

　そんな石田三成は、現在『戦国BASARA3』の公式ホームページで行われている“武将人気投票”の中間発表では、関智一の熱演もあり堂々の3位。東京ゲームショウ2010のステージイベントでは、“武将人気投票”の1位～10位が紹介されたが、ここでは11～20位が発表に。その順位は以下のとおりで、人気キャラ揃いの納得のラインアップ。「家康が7位に入っているのがうれしいですね」（小林）などといったコメントも聞かれた。投票は9月30日まで公式サイトで受け付けているとのことなので、各武将のファンの方は奮っての投票を。発表は10月7日を予定しているとのことだ。

1位.伊達政宗
2位.毛利元就
3位.石田三成
4位.真田幸村
5位.長曾我部元親
6位.片倉小十郎
7位.徳川家康
8位.猿飛佐助
9位.大谷吉継
10位.前田慶次
11位.天海
12位.風魔小太郎
13位.雑賀孫市
14位.お市
15位.立花宗茂
16位.黒田官兵衛
17位.かすが
18位.織田信長
19位.鶴姫
20位.大友宗麟

　おつぎは、来場者も参加しての“石田三成憎むべきものは斬る！　究極の二択クイズ”が実施。こちらは、石田三成役の関智一に二択問題で嫌いなものを挙げてもらい、正解を続けた来場者には豪華グッズをプレゼントするというもの。クイズは、関が実際に刀を振り下ろすと、スクリーンに写しだされた答えが切り裂かれる……という趣向で行われたのだが、そこはサービス精神旺盛な関のこと。毎度毎度ユニークなパフォーマンスを披露して、会場を大いに沸かせていた。ちなみに、関智一ファンの方のために2、3出題をお教えすると、“関さんの苦手なスポーツは？”の“野球、テニス”の二択の答えは“野球”で、「父親がナイターが大好きで、自分の好きなテレビ番組を見せてくれなかったから」（関）とのこと。また、“関さんの嫌いな野球チームは？”で“ライオンズ、ジャイアンツ”の答えは“ジャイアンツ”。関さん小学校のときに大好きだった女の子がライオンズの熱烈なファンで、関さんは「ライオンズの試合は1度も見たことがなかったけど、グッズは部屋に溢れていた」（関）なのだとか。ジャイアンツは、父親がファンだったので嫌だったとのことだ。

　最後は“『戦国BASARA』5周年記念プロジェクトの告知。もっとも大きくフィーチャーされたのは、2011年1月3日に行われる“戦国BASARA5周年祭～武道館の宴～”で、同イベントに登場することが決まっている『戦国BASARA』シリーズの主題歌を担当するT.M.Revolutionこと西川貴教と伊達政宗役の中井和哉がビデオ出演。それぞれファンに向けてメッセージを送った。その後今後発売予定の『戦国BASARA』関連のグッズなどがつぎつぎと紹介されたが、それは『戦国BASARA』シリーズの人気の広がりを改めて実感させるものに。トークショーの冒頭では小林プロデューサーが、『戦国BASARA3』のプレイステーション3版とWii版の累計出荷本数が50万本を突破したことをうれしそうに報告していたが、シリーズの今後のさらなる広がりに期待せずにはいられないトークショーだった。