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【プレイリポート】『ロードオブアルカナ』はマスターガーディアンとのバトルがアツい！【TGS2010】

PSP ゲーム

スクウェア・エニックスが手掛ける『ロードオブアルカナ』。東京ゲームショウ2010では、マスターガーディアン（ボス敵）である建御雷（タケミカズチ）・バハムートと戦えるデータで行うシングルプレイと、4人のプレイヤーでバハムートと戦うマルチプレイが行えた。

2010-09-19

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●初挑戦のマスターガーディアンとのバトルがアツい！

　今秋以降には、数多くのマルチプレイアクションゲームの発売が予定されている。その中から、スクウェア・エニックスが手掛ける『ロードオブアルカナ』のプレイインプレッションをお届け！　現在配信中の体験版では戦えなかった、2体の巨大ボスとの戦いのリポートを公開するぞ。

　本作は、拠点となる村カリヨポルトにてクエストを受注し、フィールドを探索する。魔物を倒したり、指定されたアイテムを持ち帰るなど、フィールドでの目的を達成すればクエストクリアーとなり、報酬がもらえる。この一連の流れをくり返して装備品を作り、プレイヤーを鍛えていくのが大きな目的のひとつ。

　東京ゲームショウ2010では、マスターガーディアン（ボス敵）である建御雷（タケミカズチ）・バハムートと戦えるデータで行うシングルプレイと、4人のプレイヤーでバハムートと戦うマルチプレイが行えた。シングルプレイは、建御雷（タケミカズチ）とバハムートと戦うクエスト以外のものも選択できたが、やはり本作の目玉であるマスターガーディアンとの戦い楽しみたいと言う来場者がほとんどで、それ以外のクエストを選ぶプレイヤーが少なかった。

　『ロードオブアルカナ』は現在体験版が配信中だが、会場でプレイできたのは体験版からさらに開発を進めた製品版相当のバージョンとなっている。体験版で装備できた片手剣、両手剣に加え、片手棍、両手斧、銃槍という計5種類の武器が選択可能。加えて、高レベルなキャラクターを操作できたので、成長することで習得できるバトルアーツ（武器固有の必殺技）もすべて使用でき、体験版では実装されていなかったマナゲージ（魔法を使うために必要がゲージ）を消費して使うアルティメットスペルも用意されていた。本作のほぼすべてのシステムが実装されていたため、製品版での操作感を確かめつつプレイできた。

　筆者は、シングルプレイとマルチプレイ両方を体験。シングルプレイでは建御雷（タケミカズチ）、バハムートの討伐に挑戦させたもらった。

　建御雷（タケミカズチ）は、水の流れるカムナ風穴というフィールドに出演する、雷を自在に操る雷神。雷を使った攻撃や、背中に背負った太鼓を振り回す攻撃、突進攻撃などを使い分けてくる。また、雷を落とし、プレイヤーを小人化させる特殊な攻撃も使用してきた。小人化すると、移動速度や攻撃力が極端に落ちてしまう特徴がある。この状態は、プレイヤーが小人化したときにフィールドに出現する光の玉を破壊すれば解除できる。小人化からもとに戻ると建御雷（タケミカズチ）が一定時間行動不能になるので、そこに攻撃を叩き込むことができる。何度か小人化する攻撃を受けたが、素早く小人化を解除できたため効率よく攻撃を当て続けることができ、建御雷（タケミカズチ）を撃破することができた。ちなみに、建御雷（タケミカズチ）の背中から太鼓を攻撃し続けていたら、太鼓の破壊に成功。素材アイテムを入手できた。また、カムナ風穴には、体験版に登場しなかった麒麟という魔物も登場している。

　続けて、2体目のマスターガーディアン、バハムートと対決。バハムートと戦うクエストの舞台は、溶岩が流れるブランクアッド溶岩洞。道中にはスケルトン、ゴブリンファイターなどの魔物が登場するが、この魔物は体験版にも登場しているので、極力無視して進むことに。サーチアイドリンク（魔物の位置がわかるようになるアイテム）を飲んで、最短距離でバハムートのところへ向かった。バハムートは、腕や尻尾を振り回す攻撃や、強烈な風を巻き起こす攻撃、空中から超強力なエネルギー弾を吐き出す攻撃などを使用する。エネルギー弾での攻撃は、直撃を受けなくても爆風によってダメージを受けてしまうらしく、うっかりと攻撃を受けてしまうこともしばしば。このエネルギー弾は非常に強力で、HPが満タンの状態なのにも関わらず、一撃で倒されてしまった。このエネルギー弾は、飛んだバハムートの足下にいれば食らわないようなので、避けかたを覚えてノーダメージでやり過ごしたいところ。また、所持アイテムの中には、地面に設置して魔物をその場まで誘導すると、一定時間気絶状態にさせられるものがあった。これで大ダメージを与えてやるぜ！　と意気込み地面に設置しようとしたが、設置している動作中に攻撃を受けてしまうことに。策士溺れるとはこのこと？　罠を設置するときは、周囲に注意しないとダメそう。結果バハムート戦は、攻撃を受けすぎてしまったためポーション（回復アイテム）が足りなくなり、無念のクエスト失敗となってしまった。

　最後に、4人同時プレイでのバハムート討伐に挑戦。マルチプレイが行える施設"ギルドハウス"内に集合し、クエストに向かう。筆者はシングルプレイのときには攻守のバランスがいい片手剣を使用したが、マルチプレイでは他人に頼る気満々で両手斧を選択。両手斧は攻撃力が高いが防御力が低い、攻撃特化の武器。魔物の攻撃を受けるのは仲間に任せ、背後からダメージを与えてやろうというセコい戦法で戦うこととした。いっしょにプレイしてくれた人、ゴメンナサイ。さすがに4人同時プレイともなると、通常のザコ敵との戦いは非常にラクチン。マルチプレイ時は、1回の戦闘で戦う魔物の数が増えるようだが、チームワークを駆使して短期間で殲滅。目的のバハムートのもとへ向かった。シングルプレイで瀕死に追い込まれたエネルギー弾での攻撃を必死に避け、なるべく攻撃を食らわないように戦っていく（あまり戦闘に貢献していなかった気もするが）。バハムートは正面への攻撃が強力なので、背後に回って攻撃を加えていった。しかし、ハバムートの広範囲の攻撃を受け4人とも攻撃＞吹き飛ぶ＞接近>攻撃というコントのような展開になることも多く、戦闘中とはいえ少々和やかな雰囲気に。プレイヤーのレベルと装備品の性能が高いため、4人同時プレイならバトルに慣れていない我々でも比較的楽にバハムートと戦えた。バハムートは、翼と尻尾の部位破壊ができるらしいとう情報を聞き、戦闘に慣れた中盤からは部位破壊を行う作戦に変更。翼と尻尾に攻撃を与え続け、見事部位破壊を達成した。

　マルチプレイを終了したところで体験プレイは終了。体験版でプレイできなかった武器はいずれも個性的で、マルチプレイ時にはどの装備を使うのかという部分にも戦略が生まれそうだ。体験版では使用できなかったアルティメットスペルも使用したが、これが非常に強力。アルティメットスペルを使うと魔物をダウンさせられるので、無防備な敵に攻撃を叩き込むことができる。マルチプレイ時には4人がそれぞれ使用できるので、立て続けに使用すれば一方的に攻撃を当てることも可能になりそう。ただし、複数人で同時にアルティメットスペルを使用すると一撃の威力がアップするので、同時に使うか、複数回に分けて使うのかを考える必要もありそうだ。

　今回対決できたマスターガーディアンは2体のみ。本作にはまだまだ手強い魔物が登場するようなので、いまから発売が楽しみだ。また、会場で試遊できたバージョンと同じ内容のデータでプレイした、プレイリポートと体験版から製品版への仕様の変更点を掲載する記事も公開されているので、片手棍、両手斧、銃槍の性能などが知りたい人は、ぜひチェックをしてほしい。
（週刊ファミ通リプ斉トン）

ロードオブアルカナ

メーカー	スクウェア・エニックス
対応機種	PSP（プレイステーション・ポータブル）
発売日	2010年10月14日
価格	5,980円[税込]
ジャンル	アクション / ファンタジー
備考