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【プレイリポート】『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』新キャラクターがアツい!【TGS2010】
ゲーム●新キャラクターが加わり闘いはさらにアツく!
2010年12月中旬よりアーケードで稼働予定の対戦格闘ゲーム『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』(以下、『スパIV AE』)。東京ゲームショウ2010の会場にて出展されている本作のプレイリポートを、週刊ファミ通『スパIV』攻略班の豊泉三兄弟(次男)と北口徒歩2分のふたりがお届けする。
※今回プレイさせていただいた『スパIV AE』はロケテストバージョンです。正式稼働バージョンとは内容がことなる場合があります。
●プレイリポート 豊泉三兄弟(次男)
ブースに到着すると、カプコンのイケメン広報さんに案内されてゲーム筺体へ。『スパIV AE』は、アーケードで現在稼働中の『ストIV』と同じVEWLIX(ビューリックス)筺体を使用していた。そのため、前作をアーケードでやり込んでいた筆者は、違和感なくゲームを始めることができました。ゲームをスタートすると、キャラクター選択画面には、ユンとヤンを加えた総勢37キャラクターがズラリ。これだけのキャラクターが並ぶとすごい迫力ですね。初代アーケード版『ストIV』で使用できたキャラクターは、隠しキャラクターのゴウキを入れても17人だったことを考えると、本当にキャラクターが増えましたね。過去シリーズから復活したキャラクターが多数いるので、まさに『ストリートファイター』シリーズの集大成といった感じ。
総勢37人から筆者が選択したキャラクタ―は、ブランカ。「ユンかヤンを使え」と怒られそうだけど、前作から愛用しているキャラクターなのでご勘弁を。どうしても触りたかったんです! あ、言い忘れましたが筺体は、手前4台、奥4台の計8台が向かいあって設置されています。自分の向かい側4台の誰かとランダムマッチングする“リンクマッチシステム”は本作でも健在なので、向かい側の見知らぬプレイヤーと対戦することに。
ブランカの使用感はこれまでどおり! 素早いジャンプ攻撃とリーチの長い通常技を使うというこれまでどおりの戦法で闘えました。しかし、小野プロデューサーが「手を加えていないキャラクターはいない」、「細部まで調整しています」とおっしゃっていだだけあって、調整されている部分もあるようです。具体的には、強ローリングアタックをガードされたあとの跳ね返りが小さくなっている点。この調整により、強ローリングアタックをガードされると相手に反撃を受けやすくなってしまいました。一部のキャラクター相手には、強ローリングアタックを連続で出すだけで勝ててしまうこともあっただけにこの変更は仕方ないのかも。いやぁ開発の方はよく見ていますね。感心しました。おそらく、ほかの旧キャラクターにも格闘ゲームマニアにしかわからないような微調整が行われていることでしょう。よりキャラクター性能が拮抗したアツい対戦が楽しめそうで、楽しみです。
ブランカを使ったあとは、ユンを試してみることに。「『ストIII』の動きをバッチリ再現しました」という小野プロデューサーの言葉どおり、虎撲子、絶招歩法、鉄山靠など、『ストIII』シリーズの必殺技はすべて使えました。そのため、『ストIII』をプレイしたことのある筆者は、インストカードで必殺技を確認しなくてもすぐに遊べるほど。もちろん、ユンの代名詞である急降下蹴り“雷撃蹴”を使った空中からの攻めは健在で、まさに『ストIII』ライク。あ、もうひとつ『ストIII』のユンといえば幻影陣ですね。『ストIV』でいうところのジュリの“風水エンジン”みたいな技で、発動中は技から技をどんどんつなげられるというもの。『ストIII』で猛威を振るったこの技は、『ストIV』ではスーパーコンボとして登場。しかも、『ストIII』と同じく幻影陣を使った超絶コンボも健在。『ストIV』のシステムを組み合わせた新しいコンボを研究してみる価値がありそう! あ、ユンのウルトラコンボは、高威力の“揚炮”がウルトラコンボ1。リュウの滅・昇龍拳のようにヒットするとカッコイイ演出の入る技なので、必見の価値アリ! ウルトラコンボ2は槍雷連撃。横に突進しながら打撃をくり出す技で、相手の飛び道具をすり抜けることが可能でした。どちらも特徴のあるウルトラコンボなので、対戦相手に応じてウルトラコンボを切り替える必要がありそう。そういった戦略を考えるだけでもいまからわくわくしますね。稼働は12月中旬ということで、まだ稼働までには時間があります。ユンを使ってみようと思っている人は、『ストIII』をプレイしておくといいかも!?
『ストIII』を象徴するキャラクター、ユンとヤンの参戦により、『ストIII』をいまなおやり込んでいるプレイヤーたちの中にも「『スパIV』はプレイしていなかったけど、『スパIV AE』はやってみようかな?」という人も多いはず。より多くのプレイヤーを巻き込んだ闘いが予想されるので、もう稼働が待ち遠しくてたまりません!
(週刊ファミ通 豊泉三兄弟(次男))
●プレイリポート 北口徒歩2分編
こんにちは、『スパIV』攻略班の北口徒歩2分です。今回は新キャラクターのひとり、ヤンを触ってみました!
ヤンは、ユンと同様に『ストリートファイターIII』からの参戦キャラクター。3回まで追加入力可能な蟷螂斬や、両手で掌打をくり出す白虎双掌打、相手の背後に回るコマンド投げの前方転身など、『ストIII 3rd STRIKE』とほぼ同じ技が使用できました。
スーパーコンボの星影円舞は、ヤンが3人に分身する技。技の効果中は、本体のヤンが行動すると、やや遅れて分身のふたりが本体と同じ行動を取ります。技が連続ヒットしやすいので、セービングアタックには滅法強そう。
ウルトラコンボIは、雷震魔破拳。発動後に手刀をくり出し、ヒットすると、連続攻撃を叩き込む技です。技の演出がカッコよく、ダメージもなかなかでした。技がガードされても手刀の一撃で終わるので、隙はやや少なめです。
ウルトラコンボIIは、転身穿弓腿。ヤンがくるくると前転したあと、敵を上空に蹴り上げる技です。”穿弓腿→EXセービングアタック→前方ダッシュ”からコンボとしてつながるので、こちらのほうが使いやすいかも?
さて、プレイしてみた感想は……けっこうイケそうです! 前方ジャンプから急降下してカカトで蹴る雷撃蹴(ルーファスのファルコーンキックと似た性能)で近付き、そこからしゃがみ小パンチ→蟷螂斬のコンボや、コマンド投げの前方転身を狙っていくのがよさそう。転身はフェイロンの前方転身と同じく、相手の背後に回るだけなので、背後に回ったあとはしっかりコンボを決めていきたいところです。EX蟷螂斬のダメージが『ストIII 3rd』同様に高いので、これを絡めたコンボを叩き込むのがいいかもしれませんね。
家庭用で使っているキャミィも触れてみました。大きな変更点としては、キャノンストライクが前方ジャンプの頂点以降でしか出せなくなっている点が挙げられます。EXキャノンストライクはジャンプ中ならいつでも出せるので、このままのバランスであれば、スーパーコンボゲージはEXキャノンストライクに使うことが多くなりそう。
また、スパイラルアローも若干変更されており、ほぼ密着した状態でないと強スパイラルアローが2ヒットしなくなっていました。キャミィの基本コンボである”しゃがみ弱パンチ→しゃがみ弱キック→しゃがみ弱パンチ→スパイラルアロー”の締めを強スパイラルアローにすると2ヒットしないので、コンボで使うなら中スパイラルアローがオススメです。
今回のロケテストは、つねにファンが順番待ちをしているほどの盛況ぶりでした。これは、『スパIV アーケードエディション』に対する期待の現れと言っていいでしょう。僕も時間があれば、もっとプレイしたかった……。2010年12月中旬の稼動が、いまから待ち遠しいです!
(週刊ファミ通 北口徒歩2分)
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