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『クロヒョウ』のステージに、ゲームとドラマのキャストが集結【TGS2010】

ゲーム PSP
セガブースでは初日から数多くのステージが実施され、PSP用ソフト『クロヒョウ 龍が如く 新章』の回は、ゲームとドラマの主要キャスト陣が集結する華やかな内容となった。

2010-09-16

●暴力を通じて描かれる少年の成長

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 2010年9月16日〜9月19日まで、千葉県にある幕張メッセにて開催中の“東京ゲームショウ2010”(16日、17日はビジネスデイ)。セガブースでは初日から数多くのステージが実施され、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『クロヒョウ 龍が如く 新章』の回は、ゲームとドラマの主要キャスト陣が集結する華やかな内容となった。

 キャスト陣の登場に先立って、まずはシリーズ総合監督を務める名越稔洋氏が『クロヒョウ』の概要を紹介。同作のテーマが“暴力”であることを明かしたうえで「暴力はいまの時代忌み嫌われるものだが、ソレ(暴力)しか知らなかった少年が戦いを通じて大人になっていく姿を描いた、意味深い内容になっています」と説明した。

 また、PSPならではのシステムにも改めて言及。喧嘩をモチーフにした体力ゲージを廃したバトルシステム、タッグ、チーム戦を始め多彩なモードが用意された通信対戦、そして携帯ゲーム機向けに生まれ変わった神室町のプレイスポットを映像を交えてお披露目した。なかでも、神室町のプレイスポットは『龍が如く』シリーズを語るうえで欠かせない要素。名越氏いわく、『クロヒョウ』は「携帯ゲーム機で神室町をどこまで表現できるのか? からスタートしたところもある」そうで、据え置き機にも負けないボリュームに。目玉のキャバクラについては「こっちのほうがおもしろいというスタッフもいる」んだとか。

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 ゲームの紹介が終わったところで、ステージには主人公“右京龍也”を演じる高良健吾、工藤沙紀役の波瑠、九鬼隆太郎役の黒沢年雄、雨宮泰山役の岩城滉一という主要キャスト陣が登場。

 高良は自身が演じた右京について「正直なところ、自分に嘘をつけない真っ直ぐすぎるところが好きですね」と共感を得たとコメント。波瑠は初めてのゲーム出演だったが、「すごいリラックスして自然体で演じられた」ことを明かした。

 デビュー当時のニックネームが“クロヒョウ”だったということで、今回の出演にはどこか運命的なものも感じられる黒沢。高良、波瑠と同じくゲーム出演は初だが、「監督さんが非常にわかりやすく指示してくれたので、楽しく演技できました」とベテラン俳優らしい言葉を残した。岩城は、ゲームのテーマである暴力にかけて“強い男とは?”という問いに言及。「この作品では勝ち負けが死につながる。そんな中でも、相手を尊敬して戦える男が強いね」と話していた。

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▲左から右京龍也役の高良健吾、工藤沙紀役の波瑠、九鬼隆太郎役の黒沢年雄、雨宮泰山役の岩城滉。

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▲名越氏いわくオファーをして出演が決定した際に、「彼らの声を考えて、ちょっと脚本を書き直したりもした」とのこと。

 主要キャスト陣に続いては、キャバ嬢役で出演した手島優と星あや、魅力的なポールダンサー役の中村アン、さらにテーマソング『MUPPET』を歌うロックバンド“RIZE”のメンバーも登場。名越氏はキャバ嬢およびポールダンサー起用の理由について「旬であり、なおかつたくさんの人に愛されるキャスティングです。正直、メインキャストと同じくらい悩みました(笑)」と話した。RIZEの面々とはいっしょに飲みに行くほどの仲だそうで、「言葉というより、気持ちのキャッチボールをさせてもらった」と、レコーディングはかなり充実したものになったようだ。

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▲セクシーな女性陣。左から星あや、手島優、中村アン。

▲プライベートでも親しいRIZEの面々。左からKenKen、金子ノブアキ、JESSE。ちなみに、JESSEが付けているお面は『MUPPET』で使用していたもの。

 ご存知のとおり、『クロヒョウ』はゲーム以外にマンガ、ドラマでの展開も決定している。ステージの後半ではそちらの展開に関する面々も登壇した。マンガ版の『クロヒョウ』は、講談社の週刊ヤングマガジンで、2010年9月18日発売の第42号より連載がスタート。ステージに上がった同誌副編集長の安永氏は「ヤングマガジンと言えば男臭い、エネルギーの余った若い読者が多いので、本当にピッタリの作品だと思います」と連載開始に期待を寄せた。

 2010年10月5日からTBS系列でスタートするドラマ版『クロヒョウ』。こちらからは右京役の斉藤工のほか、ドラマオリジナルキャラクターを演じる石田卓也、石黒英雄が登壇した。「歴史のある作品の新章に関われて光栄に思います」と出演の喜びを語った斉藤。「右京が持つ、現代の若者ならではのもがきに共感しながら演じました」と撮影の意気込みを披露した。ちなみに、斉藤は格闘技を嗜んでおり、ドラマ版ではプロの格闘家とも対決。「本物にこだわって撮っているので、かなりエッジの利いたドラマになっています」と見どころを語った。

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▲マンガ、ドラマとメディアをまたがって展開する『クロヒョウ』。

 発売を翌週に控え、複数のメディアにまたがって盛り上がっている『クロヒョウ』。名越氏はステージの最後に「PSPというハードで出す、若い人に向けたアツいコンセプトのゲームになっています。また、ひさびさにゼロから書き上げた脚本になっているので期待してください」と発売を待つユーザーに向けてメッセージを送った。

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クロヒョウ 龍が如く 新章
メーカー セガ
対応機種 PSP(プレイステーション・ポータブル)
発売日 2010年09月22日
価格 6,279円[税込]
ジャンル アクションアドベンチャー
備考
(C)SEGA

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