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【TGS2010】第1回 『MHP 3rd』体験しちゃいました!【モンハン3rd】 text 大塚角満

ゲーム PSP
大塚角満率いる逆鱗日和ファミリーが、東京ゲームショウ2010のカプコンブースで『モンスターハンターポータブル 3rd』を体験プレイ!

2010-09-16

 やってきましたゲームショウ! わき目も振らずに向かいましたよカプコンブースに!!

 東京ゲームショウのカプコンブースに2010年12月1日発売予定のPSP用ソフト『モンスターハンターポータブル 3rd』がプレイアブルな状態で出展されているのは既報の通りだが、さっそくそこで体験プレイをしてきたので雑感をお伝えしちゃおう。

 怒涛のような人波をかき分けてカプコンブースに接近すると、いきなり眼前に御伽噺の世界から抜け出てきたかのような、朱色の建物が現れた。おおお……。なんだこの凝りようは!! これ、『3rd』の拠点である“ユクモ村”をそのままゲームショウ会場に再現したもの。門をくぐると巨大なアイルーダルマが待ち構えており、その左右に『3rd』の体験コーナーが広がっている。右に進むと協力プレイ、左はシングルプレイ。『3rd』の試遊ができるPSPはじつに100台も設置されていて、熱心なファンの気持ちを受け止めようとこの一角に鎮座している。この、凝りまくったブースの造りを指して『3rd』の辻本良三プロデューサー、一瀬泰範ディレクターは声を揃えて「立ち寄っただけで『3rd』の世界観を堪能できるようなブースにしたかった」と語るが、間違いなくその言葉通りの世界が広がっているなと、ブースの概観を見ただけで思ってしまったよ。

 しかしいつまでもブースを眺めてヨダレをたらしているわけにもいかないので、俺は真後ろにいた3人に向かって声をかけた。

「よし……いこう! 『3rd』とのファーストコンタクトだ!」

 朝イチでカプコンブースに乗り込んだ逆鱗日和ファミリーの4人(大塚角満、中目黒目黒、女尻笠井、江野本ぎずも)。さっそく協力プレイ用の席に腰掛けて、どのクエストに行くのか相談した。

「3つの中から選べるけど……どうする?」と俺。その声は自分でもわかるくらいブルブルと震えていた。

「なんでもドンと来いですよ! やってやりましょう!」と目黒。『ポータブル』シリーズの操作方法すらまともに覚えていないくせに、どこから湧いて出るのかナゾの自信に満ち溢れている。でも、もっとも心配な目黒がこう言うのだから、初心者向けのロアルドロスはすっ飛ばして中級、上級のクエストのどちらかを選んでいいだろう。俺は言った。

「ヨシ、じゃあとりあえずは、中級〜上級向けという大連続狩猟からやろうではないか!」

 これを聞いた江野本が「にゃあにゃあ!」とわめいた。

「渓流を舞台にしたアオアシラとジンオウガの大連続狩猟ですね! どどど、どうしよう!」

 どうしようもなにも、行くしかないのだ。俺たちはあーだこーだと相談しながら武器を選び、初めて見る“渓流”に向かって旅立った。武器は俺がガンランス、目黒がハンマー、笠井が太刀、江野本が狩猟笛だ。

 渓流のベースキャンプに降り立った俺たちは、「わー!!」とか「ぎゃー!!」とかイカれてるとしか思えない奇声を発しながら、武器を出したり引っ込めたりした。どの武器も新しい動きがこれでもかと導入されているので、「まずは素振りを……」ってことで得物を振り回してみたのである。いやそれにしても、このガンランスの動きは……!

「かかか、かっちょいいいいいぃぃぃい!!」

 俺はわめいた。まったく想像していなかった軽やかで小気味のいい動きに、度肝を抜かれてしまったのだ。

 語るのははなはだ早すぎるとわかっちゃいながらも語ってしまうが、『3rd』のガンランスはいい意味で、俺の期待を裏切ってくれた。これまで、ガンランスの華でありながらもそれほど利用する機会がなかった“砲撃”が立ち回りの中心に組み込まれた感じで、なんとも気持ちいいのだ。武器出し攻撃から1発砲撃し、間髪入れずに○ボタンを押すと“クイックリロード”。そう、横に銃身を振って弾丸を装填する、あのモーションである。そのまま流れるように突きをくり出していると豪快な“叩きつけ”が発動。重い重いガンランスの銃身を火が出るほどの勢いで前方に叩きつけるのだ。そしてすかさず○を押すと……そう! ガンランスの新境地、残る弾丸すべてを一気に発射する“フルバースト”が飛び出すのである! こ、こいつはすげえ……。武器がかもし出している存在感は間違いなくガンランスなのに、動きがまったく違う……。大好きな砲撃を中心に据えた立ち回りが構築できることに、俺はいたく感動した。

「すげえすげえ」とひとり驚きながらガンランスを振り回していると、俺の近くで「どうやって立ち回ればいいんだろう……」と首をかしげていた江野本がボソりと言った。

「大塚さん、ボンボンと砲撃してますけど、フルバーストっぽいの1発も出てないみたいですねwww」

 く……。見られてたか……。

 そう。かっこつけて操作説明チックなことを書いてしまったが、じつは新しい操作になかなか慣れなくてまったくフルバーストが出ないんだよね……(苦笑)。決まれば間違いなく気持ちいいってのがわかっているのに、すんなり決めることができないジレンマ。俺はしかたなく「よし! もういい! わかった!」となんにもわかっていないくせにテキトーなことを叫び、ひとり遅れて最初の討伐目標、アオアシラのもとに向かった。

 現場ではすでに、仲間3人が初めてまみえる蒼い身体の牙獣を相手に立ち回っていた。なるほど……。こいつがアオアシラか。パッと見ただけで、これまでの『ポータブル』シリーズのモンスターと比べて動きが生々しい……というか艶かしいことに気づく。一挙手一投足が柔軟性に富んでいて、本当にそこで生きている雰囲気を発散してやまないのだ。

 そんなアオアシラに、俺はガンランスの切っ先を向けた。それがグサリと身体に突き刺さったのを確認してから砲撃を1発。そしてクイックリロードをしてからR+○ボタンを押して“溜め撃ち”をお見舞いする。これも、ガンランスの新モーションだ。フルバーストはなかなか出せないが、ここらへんはかなーり軽やかに立ち回りに組み込むことができた。うん、気持ちいい気持ちい! やっぱりガンランスは砲撃だよな! とひとり悦に入っていると、いきなり我が分身がアオアシラのもとから吹っ飛んでしまったではないか。見ると、目黒のキャラが傍若無人に溜め3攻撃ばかりをくり出して、仲間をつぎつぎと蹴散らしている姿が目に止まった。

「すんません(苦笑)。いやあ、『3rd』のハンマーって難しいわー」

 と目黒。ふざけんな。ハンマーの溜め攻撃なんて無印のころとたいして変わってないだろが!! 俺が憤っていると、今度は画面に「風圧無効」という狩猟笛の音色の効果が表示された。ア、アオアシラって風圧で攻めてくるモンスターなのか……? 戸惑いながら狩猟笛使いの江野本を見ると、彼女は口をアヒルのように尖がらせてつぎのように言った。

「狩猟笛、すっごく変わってる! まだよくわからないけど、気持ちいいかもー!」

 正真正銘のファーストプレイだ。誰もが手探りになるのは当たり前なのである。でもこらえようがないほど楽しくて、『3rd』に触れたことがうれしくて、俺たちは笑顔を絶やさぬまま立ち回り続けた。そしてまもなく、アオアシラを討伐してのけた。

 残り時間5分。

 ついに目の前に、『3rd』の象徴であるジンオウガが現れた。思っていた以上に、大きい。そして、重みがある。青白い身体は月の光によく映え、過去に見た“象徴”と言われるモンスターと同じような威厳と近寄り難さを身にまとっている。そんな重々しいモンスターが、いきなりヒラリと跳躍した!

「え!?」

 同時に声をあげる逆鱗日和ファミリー。その体躯からは想像ができないほど軽やかで素早い動きに、意表を突かれまくってしまったのだ。

「何をされるのかわからなくて、怖くて近寄れない……」と目黒。果敢に斬り込んでいた笠井も、意外性のあるトリッキーな動きに翻弄されて回復薬ばかり飲んでいる。かといって幻惑的な動きばかりするわけじゃなく、力強い突進や尻尾での攻撃もくり出してくるので油断がならない。柔と剛を併せ持った稀有なモンスター。ジンオウガのファーストインプレッションは、そんな感じだ。

 しかもこのモンスター、身体に電気を溜めてからの動きがハンパじゃない。トリッキーさが跳ね上がり、攻撃力も増して、手がつけられなくなってしまうのだ(あくまで、ウチら4人の話だが)。そして目黒が瞬時に屠り去られ、他の3人も回復薬が尽きたころに、あえなく時間切れのファンファーレが……。ジンオウガは脚を引きずる仕草をしていたのであと一息ってところまで追い詰めていたのだろうが、若干力及ばなかった……。ま、うちらの緒戦としては上出来と言っていいんだろうな。

 このあと、俺たちは“上級ハンター推奨”と言われる“ティガレックス亜種”にも挑むことになる。そのときのドタバタは、また別の場所で。

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