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iOS4.1の新機能『HDRフォト』を同機能のアプリと比較してみた

ケータイ iPhone iPod Touch
iOS4.1で搭載された新機能HDRフォト機能を、アプリと比較。どっちが使える!?

2010-09-10

●iPhoneを持ち街に出よう

 iOSを4.1にしてから、カメラアプリでの撮影の際になんか変だなと感じている人いませんか? それはiOS4.1からの新機能のひとつHDRフォト機能の影響です。この機能は、簡単に言うと“人間の目の見え方に近い”写真が撮れるというものです。……と言われてもなんだかよくわからないですよね。もう少し詳しく説明します。

 iPhoneのカメラアプリは、タップした箇所によって露出を最適化してくれますよね。明るいところをタップすれば全体が暗くなり、暗いところをタップすれば全体が明るくなるというわけで単純かつ簡単。非常に便利なのですが、あるシチュエーションでは撮影がしにくいことがあります。外での撮影などで、明暗のくっきりとした場所を撮影するときは、どちらに合わせても全体のバランスがおかしなことになることありますよね。
 
 そこで威力を発揮するのがHDRフォト機能です。これは一度のシャッターで明・暗それぞれとその中間に露出を調整した3枚を撮影し、その3枚のいいところを合成して1枚の写真にしてしまうというものなのです。空は青く地上の風景も明るくくっきりとした写真が撮れるのです。

 しかし、説明されたことでさらによくわからなくなった人もいるかもしれませんね……。そろそろ実例を示します。じつはApp StoreにはこのHDR機能を備えたアプリも配信されています。今回はそのアプリとの比較もしてみたいと思います。比較するアプリは以前にファミ通iPhoneでジャーナリストの林信行さんが推薦していた『Pro HDR』230円[税込]です。
ダウンロードはこちらから(App Storeにつながります)
 
まずはHDRフォト機能。撮影手順はふつうにカメラアプリを立ち上げると画面の上部の表示が“HDRオン”になっている状態で撮影する、これだけです。するとデフォルトの設定だと合成された写真としていないものの2枚がカメラロールに保存されます。実際に撮影した画像は下記をご覧ください。

iPhone01
iPhone02
iPhone03

▲比較のため、HDRをオフにして撮影したものと並べてみます。画像(左)は暗いところをタップしたもの、画像(中)は明るいところをタップしたもの、画像(右)はHDRフォトで撮影したもの。

つづいて『Pro HDR』での撮影。こちらはすべて自動のオート撮影と、2回とも自分で撮影するマニュアル撮影、カメラロールに保存されたものを選択して合成だけするライブラリの3タイプ。今回はオートで撮影しています。

hdr01
hdr02
hdr03
hdr04

▲こちらは左から撮影手順をキャプチャしたものとなる。2枚目を見ると両極端な露出がよくわかるはず。撮影後に画像をいじれるのも特徴か。

ふたつの画像の直接的な比較もしてみましょう。

hdr04
iPhone03

▲左が『Pro HDR』で右がHDRフォト機能。『Pro HDR』のほうが明るさと鮮やかさは上だけど、撮影にタイムラグがあるため横断歩道のあたりの車や人が透けてしまっています。HDRフォト機能のほうは、少し暗めだが空の青さと地上の明るさの両立はできています。欲しい“絵”によってアプリと使い分けるのがいいかもですね。

 最後に両者の特徴をまとめておきました。ちなみに、HDRで撮ればどんな写真でもキレイになるわけではありません。とくに、動きのあるものを撮るとブレブレになっちゃいますからね。どんなときにHDR撮影を使うのが有効なのかは、自分で何枚も写真を撮ってつかんでいきましょう。

HDRフォト特徴

・撮影時間、合成時間はアプリのものよりも早い。
・HDRの効果はマイルド。
・撮影した写真には位置情報が付加される。


Pro HDR特徴
・2回のシャッターのタイムラグが大きく、撮影時間、合成時間ともに長い。
・HDR効果は強めで、撮影後にコントラストやカラーバランスの調整が可能。
・写真に位置情報は付加されない。

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